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2015ドイツ・チェコ・オーストリア個人旅行(2015.9.14-10.5)
ミュンヘン編/ドイツ(2015.9.18-9.21)
F オクトパーフェストのテントハウスとミュンヘンの街並
シルクハットの紳士のプレゼント 2015.9.19(土)
初日のせいもあって、当然、どのテントも長蛇の列で、テント内に入ることができない。ちょうど見かけた「レーベンブロイ」のテントの入り口をウロウロしていた時、突然、シルクハットの紳士が手招きをした。キョトンとしていると、警備の人に何やら告げ、わたしをテントの中に招き入れてくれたのだ。もう、びっくりしてしまったのと、遠慮もあって、入り口付近だけ撮って、「Thank you!」と慌てて帰ろうとするわたしを、シルクハットの紳士はどんどんと中まで連れて行ってくれた
中々、テントの中から出てこないわたしを心配したnabeさんに、シルクハットの紳士は「心配しないで。すぐに戻るよ」とわざわざnabeさんに伝えてくれたそうだ
このシルクハットの紳士はきっと偉い人だったに違いない。テントに入るのを諦め切っていたわたしにとって、最高の思いがけないプレゼントだった
ところで、初めて目にするテント内の様子にすっかりドギマギしてしまった。いきなり、テント内のワァーという大喧騒に取り囲まれて、すっかり気が動転してしまったのだ。なんだか不思議の国のアリスの心境だった(^_^;)
熱狂のオクトパーフェストのテントハウス 2015.9.19(土)-9.20(日)
シルクハットの紳士のお陰で、テントハウスの中を撮影することができて、ひとまず、気分も落ち着いて、アトラクション会場など、ぶらぶらと散策をして、午後10時頃、再度テントハウスに行くと、どうにか「ホーフブロイ」のテントの中に入ることができた。中に入っても、座れるはずはなく、嬌声が飛び交う中、邪魔にならないように身体を通路に貼り付けて、若者たちが椅子の上に立ったり、バンドの音楽に合わせて踊り出す様子を写していた
そして、二階に上がって、唖然とした。テントは計り知れないほど巨大で、そのバカでかいテントの中で、あふれんばかりの人たちが飲んで、歌って、踊って、大騒ぎしていた。わたしが潜入したビールテント「ホーフブロイ」は最大1万人が収容できるオクトパーフェストの中でも、一番大きなテントだった
みんなと一緒に、「アイン プロジット(乾杯の歌)」を歌おうと、Uチューブをのぞいて、日本で一生懸命オクトパーフェスト名物の「乾杯の歌」を覚えて行った(^_^;)。ブラスバンドを前に、ずっと待ち続けたが、テントに入る時間が遅すぎたのか、ポップスばかりで、わたしたちがいる間、「乾杯の歌」は一度も流れなかった(^_^;)
nabeさんのUチューブ2015.9.20(日)

「本場ドイツのオクトパーフェストのテントハウス」

このUチューブを見れば、どれ程、日本からやってきたわたしたちが度肝を抜かれたか、わかっていただけると思います。
広さが半端じゃなく、人々の数が半端じゃなく、そして、話し声も騒音も音楽も半端じゃありませんでした。
でも、不思議。いつの間にやら、彼らと共に、飲んだり、笑ったりと、一緒に楽しんでました(^0^)。

※左の画像をクリックすると、Uチューブが開きます
オクトパーフェストのテントハウスは全部で14棟 2015.9.19(土)-9.20(日)
テントハウスの全座席を合計すると、およそ10万人分になるという。それでも、座りたい人たちが長蛇の列を作っている訳だから、いかに会場に繰り出す人たちが半端じゃないことが、想像できると思う。実は座席確保のために、みんなは午前9時前から並んでいるのだ。平日の夕方前か、週末の朝11時前までに、テントへ来れば、座れる確率もぐっと高くなるらしい。でも、パレードの撮影があるので、それも無理。そこで、座席を求める人たちと一緒にジプシーよろしく、うろうろとうろついた(^_^;)。
オクトパーフェストにテントを出すことができるのは、ミュンヘン市内の6つの醸造会社だけ。オクトパーフェストの期間中だけ、テントを設置するのだが、到底テントとは思えないぐらい、堂々とした巨大ビールテントが並ぶ
パウラーナーの「アルムブルストシュッツェン」のテントハウスは観光客に人気。室内は5830席 外は1600席 小さなテントだが、鯖焼きなど、魚が食べられるので人気。落ち着いた雰囲気。室内2695席、外は700席
ハッカー・プローシュのビールを飲ませてくれる「プショール」。室内は6200席、外は2200席。落ち着いた雰囲気で、年配に好まれるが、第一週目の日曜日だけは、ゲイ・サンデーと言って、ゲイの人たちが多く集まるそうだ
シュパーテンブロイを飲ませてくれる「MARSTALL」。室内は3200席。外は1000席 テントはどこも長蛇の列。そんな時、警備の人に、カメラを指差し、「OK?「と言うと、入り口付近をちょこっと写させてくれる。警備の人は強面だが、皆優しかった(^^)
シュパーテンブロイのテントでもやっぱり長蛇の列だったが、警備の人のお陰で、入り口から内部をパチリ
人気がある「ハッカー プショール」。フレスコ画のような外壁が目を引く
こうなったら、一緒に楽しむしかない! 2015.9.19(土)-9.20(日)
ようやく夜も11時近くなって、長蛇の列も短くなり、どのテントも入場制限がなくなった。とりあえず、テントのはしごをして、パチパチと中の様子を写し続ける。そして、ふと気付いたのだ。カメラを向けると、酔っ払った彼らは、もう楽しくてたまらないといった感じで、笑顔やポーズで応えてくれる。彼らにカメラを向けるということは、「楽しんでる?」という問いかけをしてることになるのかもしれない。彼らは「思いきり、楽しんでるよ〜!」と言いたいのだ。
お〜し、ならば、わたしもこの場の雰囲気を楽しんでしまえばいいのだ。nabeさんはちゃっかりベンチに座って、1リットルサイズのビールジョッキを片手に馬鹿騒ぎの様子を楽しんでいる。遠慮は無用。それからのわたしはカメラを向けながら、「楽しんでる〜?」と問いかけの笑顔で、シャッターを押し続けた(^0^)
緑のベストの彼はいたずら坊主! わたしの手からコンパクトカメラを取り上げては、わたしを写したり、回りの人たちを写したりと、いたずらばかりした(^_^;)。でも、お陰で、単なる傍観者からオクトパーフェストの仲間入りができた気がした 「どこから来たの?」と聞かれ、「日本」と応えるとニッコリ。英語の先生として、日本に住んだことがあると、嬉しそうに話し出した。水戸に5年半住んだそうだ。握手と抱擁をしてさよならをした(^0−)
いたずらっ子(真ん中)と仲間たち。
後日、コンパクトカメラの画像をチェックしていて、気付いた。チビなわたしが精一杯背伸びをしても、座席自体が一段高い位置に設置され、しかも全員、その長いベンチに立ち上がっているため、わたしが撮影すると、天井ばかりが写ることになる。メモリの中には、いたずらっ子の彼のお陰で、高い位置からの画像がたくさん入っていた
やっぱり俄然、若い人たちが多い。ステージで音楽が始まると、伝染したように、全員が踊り出す
せわしなく働くディアンドルを着た女性スタッフのすぐ横から、肩に手を乗せた男性陣の「汽車ポッポ」が飛び出して来て、わたしの目の前を横切って行った。もう、「何でもアリ」の世界だった
いたずらっ子が写してくれた画像がたくさん見つかった\(^o^)/
ほとんどの人が長いベンチの上に立つものだから、座ったままでいると、人垣の中に埋もれてしまう(^_^;)。 足のすき間から覗くのは1リットルサイズのビールジョッキだけだった
芝生でひと息 9.20(日)
オクトパーフェストやアトラクションなどに疲れたら、テント裏のこの芝生は穴場。小高い斜面の芝生の上に座り込んで、のんびりとオクトパーフェストを傍観するのもおもしろい
遊び疲れた人たちの、憩いの場所になっていた
わたしは、高台の芝生の上から、素敵な人や、おもしろそうなショットがあると、パチパチ写していた
そして、そのうち、次第にオクトパーフェストのもう一つの顔に気付いた。芝生に到着するや、吐く人や、吐いたまま動かなくなる人も何人か見たし、時折、救急で搬送される人もいた(^_^;)。ドイツでは16歳からお酒を飲めるのだ。すぐ下の芝生では、デートが台無しになってしまったのか、不機嫌な女の子の横で若い男の子が吐き続けていた。その後、会場で手をつないで歩いている、そのカップルを見かけて、思わずnabeさんとニヤリと笑った(^=^)

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Gオクトパーフェストでにぎわうミュンヘンの街並み

2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行22日間 ベルリン&ハンブルク編(2015.9.25〜9.28)
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A2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行スケジュール Mベルリンの壁と、2015年ベルリンマラソンと、蚤の市
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ミュンヘン編(2015.9.18〜9.21) P傭兵交代式とマリオネットと聖フランシス教会コンサート
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