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2015 ドイツ・チェコ・オーストリア個人旅行(2015.9.14-10.5)
ベルリン編&ハンブルク編/ドイツ(2015.9.25-9.28)
L 新旧の魅力が調和するベルリン散策とオペラ鑑賞
ベルリンの4日間を楽しむ 2015.9.25(金)-9.28(月)
3つの歌劇場、180のミュージアム、約440のギャラリーがあるベルリンは芸術の町。あいにく絵画に関心のないわたしには、実にもったない観光地だ(^_^;)。絵画鑑賞の代わりに、ベルリンの歴史を垣間見たり、初のオペラ鑑賞をしたり、サッカー観戦をしたり、朝市や蚤の市に出かけたりと、ベルリンの人たちに混じって、ベルリンの四日間を楽しんできた
<9/25(金)散策ルート> ※博物館島などミッテ周辺をめぐり、夜、オペラ「トゥーランドット」を観る
テレビ塔→マリエン教会→赤の市庁舎→ニコライ教会ニコライ地区→ムゼウムインセル(博物館島)E→ベルリン大聖堂→ぺルガモン博物館→ハッケンジャーマルクト駅(S5、S7,S75)→ハッケンジャーマルクト→ホーフ→ハウス・シュバルチェンべルク→ツオー駅に戻り、着替えて→U2で「ドイチェ・オーパー駅」→「ドイチェ・オーパー・ベルリン」でオペラ「トゥーランドット」観劇
<9/26(土)散策ルート> ※M「水と緑の街」ハンブルクのサッカー観戦と街散策」に掲載
<9/27(日)散策ルート> ※朝からふたつの蚤の市を回って、ベルリン散策
ホテルから徒歩で「6月17日通りの蚤の市」→Sバーン市内電車に乗り、アレキサンダープラッツ駅で乗換、「壁公園蚤の市」へ→ベルリンマラソンに遭遇→連邦議会議事堂のドーム(ネットで予約)→ブランデンブルク門→ベルリン・フィルハーモニー→オストバンホフ駅へ行き、オストバンホフ骨董市→イーストサイドギャラリー
観光名所「ミッテ地区」めぐり 2015.9.25(金)
テレビ塔の高さは365m。東京タワーが333m。スカイツリーは634m。スカイツリーがすごく高いことを、変なところで納得できた(^_^;)。せっかくなので、展望台のところをズーム撮影
外壁に赤いレンガが使われていることから、通称「赤の市庁舎」と呼ばれるベルリンの市庁舎。他のドイツ都市にある市庁舎と比べると、ちょっとシンプルな外観。中央の時計台は高さ74m。再建当時は、ソビエト占領地区にあったため、東ベルリンのラートハウス(自治権を持っている地域の市庁舎のようなもの)として利用されていたが、東西ドイツが統一され、ベルリンの市庁舎となった
「舞姫」の舞台と言われた「マリエン教会」 2015.9.25(金)
テレビ塔の前の広場の噴水の後ろにあるのが、ベルリンで二番目に古いマリエン教会。ドイツを舞台とした名作、森鴎外の小説「舞姫」の中で、豊大郎とエリザの出会った場所ではないかと言われている。派手さがないかわりに、白を基調としたアーチの天井を持つ教会内は、神聖な雰囲気を醸し出していた
ベルリン最古のニコライ教会 2015.9.25(金)
左右対称の二塔がユニークなベルリン最古の教会「コライ教会」。現在は内部を市立博物館として公開
ベルリンのハイライト「ムゼウムインセル(博物館島)」 2015.9.25(金)
ベルリン観光のハイライトとも言える、シュプレー川に浮かぶ島まるごとが世界遺産となっている「ムゼウムインセル(博物館島)」に君臨する「ベルリン大聖堂」は、ベルリン最大級の大聖堂。第2次世界大戦で大被害を受けた大天蓋は高さ114m、見事に修復されている
シュプール川をめぐる観光船にたくさんの人が乗っている ベルリン大聖堂の鉄のドアの修復(サビ落とし?)をしている人を発見。隣りには、見事に復活した鉄の扉
錚々たる博物館が並ぶ中、もともと博物館に興味がないわたしには、スズメと一緒に遊んでいるこのご婦人方のほうに興味が引かれる。手のひらからエサを食べるスズメを眺めながら、2人はのんびりとおしゃべり。それにしても、こんなに慣れ親しんでいるところを見ると、毎日来てる?それともドイツのスズメは人間を怖がらない?
初秋を迎え、木々も紅葉を始めた「博物館島」。秋の晴天に恵まれ、美術品の宝庫めぐりでせっせと行き来する人や、見終わったのか、のんびりベンチに座る人など、それぞれ、のどかな陽気を楽しんでいた
連邦議会議事堂のドーム見学 2015.9.27(日)
「ドイツ連邦議会議事堂」は連日、大行列ができるほどの人気。もちろん、並ばずに入れるよう、事前にネットで予約した(入場無料)。ガラスドームは、ベルリンを代表する現代建築のひとつで、シャープなデザインと屋上からの眺めは素晴らしい。営業時間は月〜日まで午前8:00〜午前12:00まで。

ドーム中央に吊り下げられているミラーガラス張りの逆さ円錐「光の彫刻家」は自然光を取り入れ、議場内の熱気を排出できるよう設計。また、直射日光を遮るため太陽を追尾して動く日除けも取り付けられている。殆どの窓はダブルスキンで、遮熱・断熱性が高く、自然換気されている
地下水と建物を、蓄熱に活用し、議事堂の大きな熱容量をまかなっている。また、蓄熱や放熱により、省エネも計られている。地下水も蓄熱に活用し、CO2の排出も、7割削減できているそうだ。省エネの最高峰としての、最新設備を備えているということだ。ただ、ドームに入る際のセキリュティチェックは厳しい
ドームの頂上まで、ぐるぐるとドームを回りながら上る。てっぺんには、自然光を取り入れ、議場内の熱気を排出するための開閉できる丸い天窓となっている
ホッペ母さんの店「ムッター・ホッぺ」 2015.9.25(金)
伝統的なドイツの家庭料理を食べることができる「ムッター・ホッぺ」。一歩店内に入ると、懐古調のインテリアや額縁写真が素敵な雰囲気で、ちょうどお昼時間を過ぎていたせいか、それほど混んでいなくて、静かだった
ドイツに来て、お昼はボリュームの肉料理を食べるようにした。今日はベルリン名物の塩漬けした豚スネ肉をじっくり煮込んだ「アイスバイン」(13.20ユーロ)を注文。身はほどけるほどにやわらかくて、あっさり味でおいしかった。また、クヌーデル(クネーデル)にすっかり飽きていたので、丸ごとジャカイモを見て嬉しかった(^_^;)。ほくほくしたジャガイモは最高の味だった
ベルリンのもうひとつの顔、アートな「ハウス・シュバルチェンベルク」 2015.9.25(金)
もうひとつのベルリンをのぞいてきた。入り口の「cafe Cinema」が目印。入り口横にアンネ・フランクのポスターもある。この小さなアーチをくぐると、フラッグがぶら下がった、ちょっと不思議な空間「ハウス・シュバルチェンベルク(Haus Schwarzenberug)」だ。有名な観光地らしく、観光客も多い。ベルリンの落書き文化はこういう風に始まったのかな、などと思いながら散策する
建物も修復を加えず、昔のまま。でも、この一画はしっかりと、文化財に指定されている。現在もなお、ベルリンのサブカルチャー発信地のひとつになっているそうで、ナチスからユダヤ人を守ろうとしたオットー・ヴァイトの博物館やアンネ・フランク・センターもあり、歴史と向き合える場所として貴重な存在となっている
一番有名なホーフ「ハッケーシャー・ホーフ 2015.9.25(金)
ベルリンで一番有名なホーフの「ハッケーシャー・ホーフ Hackescher Hof。ホーフとは、昔ながらの建物に囲まれた中庭のこと。中庭で建物がつながり(ショッピングモール見たいな感じ)、オシャレに改装された、ショップやカフェ、ギャラリー、小劇場などが並んでいた
ローゼンターラー通りに入ると、すぐ「ハッケーシャー・ホーフ」が見つかる。その先を進むと、「cafe Cinema」があり、アンネフランクのポスターが貼られたアーチをくぐれば、「ハウス・シュバルチェンベルク」だ。落書きがいっぱいあるので、わかりやすい(^_^;)
虫歯と名付けられた「カイザ・ヴィルヘルム記念教会」 2015.9.25(金)
列車の移動の関係で、ベルリンではツオー駅のホテルを予約した。近場で何かおもしろいものはないかなと検索していたら、ツオー駅近くの人気観光ナンバー1に「カイザ・ヴィルヘルム記念教会」を発見した。
塔の先端が欠けたままの形から、「虫歯」と名付けられたこの教会は、ベルリン大空襲で破壊された教会を、最低限の補修を施した上で、広島の原爆ドーム同様、ベルリンの空襲の悲惨さを今なお、伝える歴史的記念建物として、保存されている
カイザ・ヴィルヘルムの教会の内部は破壊された当時の空洞のまま。日が暮れると、新礼拝堂は青く浮き上がる
日曜12:00-17:30 土曜10:00-17:30 平日10:00-18:00 名所らしく、大勢の人が観光していた 多くの弾丸の跡が痛々しいまでに、そのまま残されている
見事なまでに、復活した緻密で神々しいタイルの壁画
緻密で、絢爛豪華なタイル画に見とれて、大勢の人たちが立ちつくす
「虫歯」の横に、建てられた礼拝堂は、その形から「リップスティック」と呼ばれて、親しまれている。その現代建築の礼拝堂の壁にはぐるりと青いステンドグラスが貼り詰められ、太陽の日差しを受け、青く輝く壁になっていた
ツオー駅至近のホテル「サボイ ホテル ベルリン(Savoy Hotel Berlin)」2015.9.25(金)-9.28(月)
ツオー駅から歩いて5分ほど。ピンクのじゅうたんやマホガニー色の家具、水回りなど、充実した設備で大満足
また、有料(2人で38ユーロ・5220円)だが、口込み通り、朝食は品ぞろえといい、味といい、雰囲気といい、素敵な朝食タイムとなった。ちなみに、ホテルの宿泊代は、3泊で327ユーロ(45,780円)
ベルリンのメトロやサブウェイは便利 2015.9.25(金)
移動の関係でツオー駅にホテルをとったので、一日券を買って、メトロやサブウェイをたくさん利用した。ドイツは日本同様、ライン案内や降車表示もしっかりしているので、利用しやい
「ドイチェ・オーバー・ベルリン」でプッチーニのオペラ「トゥーランドット」を観劇 2015.9.25(金)
せっかく芸術の街ベルリンに来たのだから、ベルリンフィルハーモニーのコンサートを聴きたいと思ったが、交響楽だとnabeさんが眠ってしまう(^_^;)。そこでオペラを調べると、ちょうど9/25に「ドイチェ・オーパー・ベルリン」で「トゥーランドット」を公演するという。ストーリーもおもしろそうだったので、ネットで予約し、ちょっとおしゃれをして出かけた
ベルリンに3つあるオペラ劇場のひとつ「ドイチェ・オーバー・ベルリン」は近代的な建物で設備は最先端。U2の「ドイチェ・オーパー駅」。駅から上がれば、目の前。「トゥーランドット」1人59ユーロ(約8260円) プッチーニのオペラ「トゥーランドット」。北京を舞台にしたスケールの大きいグランド・オペラとして有名。ただオペラ初心者としては、現代劇ではなく、衣装やセットに凝った古典劇のほうが親しみやすかったのに、と残念。カラフを慕い、自らの命をかけたリュー人気が凄かった
テーブルが空いていたので、開演前のワインを楽しむ。ただ、量をまちがえて注文し、飲み残してしまった 開演前のワインはオペラ観劇の大切なプロローグらしく、お洒落をした人たちが、楽しげにおしゃべり 休憩タイムに、舞台のそでの下にあるオーケストラをのぞきに行く。たくさんの楽器が並んでいた
「トゥーランドット」のあらすじ
中国皇帝の姫トゥーランドットは絶世の美女だが、氷のように冷たい心を持つ姫で、「3つの謎を解いた者を夫として迎えるが、その謎を解けなかった者は斬首の刑」とし、次々に求婚者を斬首していた。カラフはそんな姫の美しさに心奪われ、女奴隷リュウが止めるのも聞かずに謎に挑戦し、3つの謎を解いてしまう。
しかし、姫が結婚を嫌がったため、カラフは「夜明けまでに私の名を明らかにできたら、命を捧げよう」と逆に姫に謎を出した。
血眼になってリュウの名前を探す姫は、リュウを拷問にかけ、リュウに「なぜそんなに耐えるのか」と問うと、リューは「それは愛の力」と叫んで、短剣で自害してしまう。
広場でトゥーランドットと二人きりになったカラフは拒む姫にキスをする。そして自らの名を明かしてしまう。
夜が明け、群衆の前でトゥーランドットは「彼の名がわかった」と勝利宣言をした後、「彼の名は『愛』」と叫び、二人は結ばれた。
素晴らしかったランチブッフェの紹介 2015.9.27(日)
偶然、飛びこみで入った「APOSTEL」。店内は、室内と、テント屋根の室内と、オープン席の3つに分かれていて、ゆったりとした座席の配置。ランチビュッフェの品ぞろえは驚くほど多く、しかも、飲み物の中にはシャンペンもあって、びっくり。ただ、昼間だったのでわたしたちはアルコールはパス(^_^;)。1人22.50ユーロ(約3150円)
ベルリンのえとせとら 2015.9.25(金)-9.28(月)
ツオー駅近くのビルに、ヒトラーもどきのポスターを発見してびっくり。どういうこと?(^_^;) ベルリンのいたるところにいる「クマ」。こちらはバディーベアといい、約2メートルと大きいので、遠くからでもすぐ見つけることができる

次は ベルリン&ハンブルク編/ドイツ
Mベルリンの壁と、2015年ベルリンマラソンと、蚤の市

2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行22日間 ベルリン&ハンブルク編(2015.9.25〜9.28)
@2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行について L新旧の魅力が調和する「ベルリン」とオペラ鑑賞
A2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行スケジュール Mベルリンの壁と、2015年ベルリンマラソンと、蚤の市
フュッセン編(2015.9.15〜9.18) Nドイツサッカー観戦と、ミニチュアランドと、倉庫街
Bロマンティック街道の南端の街「フュッセン」 プラハ編(2014.9.28〜9.30)
Cドイツ最高峰「ツークシュピッツェ」と「ガルミッシュ」 O聖ヴァーツラフの葡萄収穫祭と百塔の街「プラハ」
ミュンヘン編(2015.9.18〜9.21) P傭兵交代式とマリオネットと聖フランシス教会コンサート
Dミュンヘンのオクトパーフェストの初日編 チェスキー・クルムロフ編(2014.9.30〜10.1)
Eミュンヘンのオクトパーフェストの二日目編 Qチェコで一番美しい町「チェスキー・クルムロフ」
Fオクトパーフェストのテントハウス ウィーン編(2015.10.1-10.3)
Gオクトパーフェストでにぎわうミュンヘンの街並み R千年の音楽史をもつ「ウィーン」と佐渡裕コンサート
ローテンブルク&ニュルンベルク編(9.21〜9.23) Sメルク修道院とヴァッハウ渓谷クルーズ
H木組みの家が可愛い「ニュルンベルク」  10 ザルツブルグ編(2014.10.3〜2015.10.4)
I中世の宝石箱「ローテンブルク」 21ザルツブルクの街散策と城壁ディナーコンサート
ライプツィヒ(2015.9.23〜9.25) 11 2015年ドイツ・チェコ・オーストリアのえとせとら
Jエレベ川のフィレンツェ「ドレスデン」 思いつつままに「旅のよもやま話」
番外編「目の前で見た難民たちの姿
K音楽と芸術の街「ライプツィヒ」と四重奏コンサート

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