2015年ドイツ・チェコ・オーストリア22日間個人旅行について　2015.9.14（月）-10.5（月）

ドイツ チェコ オーストリア 今回の旅行のビッグイベントは、ミュンヘンのビール祭り「オクトパーフェスト」。 650万ほどの人々がやってきて、700万リットル以上のビールを消費するという世界一のビール祭りだ。 前日に現地入りし、オープニングパレードと二日目の華やかな民族衣装のパレードを撮ってきた。 　 今回の旅の始まりは「フュッセン」。ドイツ最高峰ツークシュビッツェの山頂から ドイツ、オーストリア、イタリア、スイスにまたがるアルプスの連峰を見下ろし、 フレスコ画が楽しい「ガルミッシュ・パルテンキルヘン」の街を散策した。 初秋のフュッセン郊外のサイクリングはすがすがしかった。 ノイシュバンシュタイン城やあこがれの聖コロマン教会、フォルッゲン湖畔をめぐった。 フュッセンからミュンヘン入りをして、3泊し、オクトパーフェストで 華やぐ街並みやパレードとともに、巨大なテントハウスも楽しんだ。 「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクと、木組みの家が楽しいニュルンベルクでは 中世へタイムスリップして、散策と伝統料理を楽しんだ。 運よく、音楽の街「ライプツィヒ」で9月開催のメンデルスゾーン音楽祭に出くわして、 アマリリス弦楽四重奏のバイオリンの音色に心酔した。 エレベのフィレンツェ「ドレスデン」のエレベ川を前にした 新広場のドレスデン城、ツヴィンガー宮殿、フラウエン教会の建物群を目の当たりにした時は、 余りの圧倒感に息苦しかったことを覚えている。 また、運命に翻弄された「聖マルティン教会」のあの静寂な中の冷気（霊気）は 絶対に忘れられない体験だと思う。 　　多くの変遷を経てきたドイツの首都「ベルリン」では、 偶然、2015年ベルリンマラソンに遭遇した。 東西ドイツ統一の象徴「ブランデンブルク門」を始め、 ベルリンの壁に描かれたイーストサイドギャラリーの連々と続くペイティングや 本場オペラハウスの「トゥーランドット」の観劇、市民でにぎわう蚤の市など、 メトロを駆使して、めまぐるしく駆け回った。 水の都として栄えた「ハンブルク」では、古えのままの姿を残す倉庫街や ハンブルク港、大人も子供も身を乗り出していたミニチュアワンダーランドなどを楽しみ、 5万人収容のサッカー場のファンの過激な応援合戦はちょっと怖い体験だった(^_^;)。 「チェコ国家の日（聖ヴァーツラフの日）」にプラハを訪れることができたのは なんという幸運だったろう。 聖ヴァーツラフの葡萄収穫祭に参加し、新葡萄酒のシュトゥルムも味わった。 中世の文化が色濃く残る「百塔の街」をめぐり、 聖フランシス教会のオルガンコンサートやマリオット人形劇を楽しんだ。 チェコで最も美しい街と言われる「チェスキー・クルムロフ」を知った時は、 急遽、日程や訪問先を変更し、念願の一泊を果たし、 小さな町を早朝も夜も一人で歩き回った。 ウィーンでは、ドナウ河で最も風光明媚な世界遺産「ヴァッハウ渓谷」をクルージングし、 「ヴァッハウの真珠」と言われる小さな街「デュルンシュタイン」に立ち寄り、 屋台で新葡萄酒のシュトゥルムを飲み、採り立ての甘い小粒の葡萄をパクついた。 　 ウィーンの楽友協会の豪華絢爛な大ホールで観た佐渡裕氏のコンサートは、 後で知ってびっくりしたが、佐渡氏が音楽監督就任後の初の指揮をした記念すべきコンサートだった。 最後の旅行先ザルツブルク。 丘にそびえるホーエンザルツブルク城壁ディナーコンサートは 刻々と変化する夕陽を臨みながら食べた、城内レストランのおいしいディナーと共に 今回の最もふさわしい旅の締めくくりとなった。 目の前で繰り広げられるメンデルスゾーンの、心に沁み入る演奏に感動し、 眼下のきらめくザルツブルクの夜景をしっかりと目に焼きつけて来た。