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2015ドイツ・プラハ・ウィーン旅行(2015.9.14-10.5)
ミュンヘン編/ドイツ(2015.9.18-9.21)
ミュンヘンのオクトパーフェストの初日編
2015年のオクトパーフェストについて 2015.9.18(金)-9.21(月)
今回の旅行のビッグイベントは、ミュンヘンのビール祭り「オクトパーフェスト」。
ミュンヘンで開かれる世界最大級のビール祭りで、2015年のオクトパーフェストは9月20日に開幕し、10月4日まで続く。来場者は毎年約600-700万人。これまで最高だったのは1985年の710万人だとか。毎年平均で約650万リットルのビールと、50万羽分のローストチキンが消費されるというから、すごい。オープニングパレードと二日目に行われるパレードを見るため、前日ミュンヘン入りし、3泊し、思いきりオクトパーフェストを満喫した
まずはミュンヘンといえば、マリエン広場の正面に建つ新ゴシック様式の「新市庁舎」だろう。最初、目にした時には余りの大きさにドギモを抜かれたが、毎日通るたび、徐々に小さくなっていった(^_^)
初日の9月19日(土)のオープニングパレードは午前11時から始まる。昔ながらの荷台にビール樽を積んだ馬車やブラスバンドの一行がマキシミリアノイムをスタートし、中心部のSchwanthaler通りを通過し、会場であるテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)へ数キロにも及ぶ距離を、1時間ほどかけてパレードをする。ネットを駆使し、パレードのコースをチェックし、どの地区でカメラを構えようか、などと検討する。場所取りは迫力ある画像が写せるかどうかの切実な問題。9か月前に予約しただけあって、ホテルはパレードのコース前で、非常に便利だった
オクトパーフェストの起源は、1810年、当時の皇太子ルードヴィヒと、ザクセン皇女の結婚式を多くのミュンヘン市民が祝ったのが始まり。
ショッテンハンメルのテントでミュンヘンの市長が最初のビール樽を開栓し(午前12時)、12回の銃声がとどろくと、全てのテントでビールが解禁となり、1リットルサイズのビールジョッキ(マスビアー)をたばねて運ぶウェイトレスさんたちの慌ただしい姿があちこちに飛び出してきて、15日間のオクトパーフェストの饗宴が始まる。
※画像は「ショッテンハンメル」のオープニングパレードの馬車
2015年オクトパーフェストのオープニングパレード
散々考えて陣取った場所の目の前にまたもスペイン同様、撮影に邪魔なポリスが立つ。おまけにいつも素敵なポリス 愛嬌いっぱいの白バイ(緑だけど(^_^;))がやってきて、パレードは開幕する。群衆はヤンヤの喝さいで白バイのヒーローを迎える。ポリスは敬礼をしたり、手を振ったり、人々とハイタッチしたりしながら、会場の盛り上げ役を買っていた 黒いフード付きマントを着て、馬に乗って登場したのは、2015年のミュンヒナー・キンドル。この美女見たさに誰もが首を伸ばす
騎馬隊や二輪車の先導のもと、馬車などの行列が続々と続き、一気に会場はヒートアップ!
華々しい太鼓やトランペットの音とともに、ブラスバンドの行進が始まる
馬車の荷台には自慢のビール樽がぎっしりと積まれ、花々と一緒に飾られている。オクトパーフェストに参加できるのは地元ミュンヘンのブルワリーだけ。提供されるビールは、3月に製造し、夏の間寝かせた、アルコール度の高いオクトーバーフェスト用特別ビール(ヴィーズン・ビアWiesn Bier)だ 歩道には観客が道路に、はみ出さないよう、ロープが張ってある。座りこんで長い望遠レンズを構えるわたしを子供たちは不思議そうに振り返る
バイエルン州で男性が着用する肩紐付きの革製の半ズボンの揃いの民族衣装「レーダーホーゼン」を着て、各々、昔の道具の、のこぎりや銃、斧を肩にさっそうと行進。若者や年配の方たちの顔は誇らしげだ
こちらは女性の民族衣装「ディアンドル」。「ディアンドル」とは、バイエルン・オーストリア語で「娘さん」「お嬢さん」という意味。農家の女性が着ていた伝統的な衣装が基礎になっている。今でも、結婚式やお祭りの時に着用
緑のラインが2015年オクトパーフェストのオープニングパレードのコース。赤のラインが二日目のパレードのコース。実は二日目のパレードのほうがオープニングパレードよりもコースは倍以上も長く、バイエルン地方だけではなく、ドイツ全国の他、ヨーロッパ諸国からも自慢の民俗衣装を身につけたたくさんのパレードが出るので、見ごたえがある
アウグスティナーの一行。真っ白な帽子の羽根やレースの襟、エプロンが目を引く。
アウグスティーナー醸造所は680年の歴史を誇るミュンヘンで最も古いビール醸造所。アウグスティーナー修道院が1328年ビールを作り始めたのが始まり
「アウグスティナー」の馬車の荷台の上では、女の子たちが黄色い声で奇声を上げて、手を懸命に振る。片手には1リットルサイズのマスビア。彼女たちは見せかけではなく、本当にビールを飲みながら楽しんでいた(^=^)
在りし日の作業風景を偲ばせる一行の行進。手にはもちろんオクトパーフェスト用ビール「ヴィーズン・ビア」
馬のお尻にパチパチと軽やかな鞭の音を響かせて、馬車が進む
白い半そでのブラウスに、前開きの、襟ぐりが深い開いた黒いボディス(胴衣)。そして、赤い縞のエプロンという伝統衣装「ディアンドル」が可愛い。エプロンの結び目は、前面左に結ぶのは未婚。前面右に結ぶのは既婚者。後ろ結びは未亡人のものとされている
弓矢を構えた女の子を見つけてバチバチと連写。すると、それに気づいた女の子にじっと見つめられてしまった 王様のような素敵な衣装の男性を発見。プラカードには「Jachberein」の文字。バイエルン州のどこだろう?
凛々しい鼓笛隊の一団は頭の先から足元まで決まっていて、まるで童話に出てくる兵隊のようだ(^0^)
そろそろ、道路には馬の落し物が増加。華やかな行列と裏腹に、道路に座り込んでいるわたしの鼻先に、かぐわしい匂いが押し寄せてくる(^_^;)
こちらは、「レーベンブロイ(Löwenbräu)」の馬車の荷台。レーベンブロイは麦芽とホップと水のみで、副原料を使用しない伝統的なミュンヘン式の醸造所。昔ながらのビールをドイツ人はこよなく愛す
エプロンの結び目は左。ということは未婚! 女のわたしでさえ、胸の谷間に目が引き寄せられてしまう(^_^;)
ビルの窓から眺めていた夫婦は二人ともバッチリ、ディアンドルとレーダーホーゼンで決めていた
BMWのミニクーパーがパレードで大活躍していたので嬉しかった。でも、街中では余り走ってなかったのはなぜだろう(^_^;)
ドイツでは日本ほどミニクーパー人気は出ていないと見た 軽やかなバチさばきで小気味のよい太鼓が響く。子供たちの真剣な顔がかっこいい
双頭の鷲のポンチョが目を引く。双頭の鷲はドイツのあちこちでよく見かける図案だ
余りに可愛い男の子たちを見つけて、思わず身を乗り出す。貴公子のようで、4人揃って、かっこよかった!
観客の中から可愛い男の子を発見。同時に彼もわたしを発見 本格的にトランペットを吹いていた双子の兄弟。いったん、演奏が終わると、パパに頭をなでてもらって、二人とも嬉しそうだった
隣りでパレードを眺めていたおばさま二人とnabeさん。場所取りをしていたnabeさんと、片言英語で会話が始まったらしく、すっかり仲良くなっていたので、びっくり。左のひまわりの花束は、馬車から投げられたもの。実は、撮影に夢中の私は、小石が膝に当たったと思い、飛び上がった。そして、慌ててファインダーから目を離し、下を見て、それがひまわりの花束だったことに気付いた(^_^;)。この花束は3日程、カメラバックに挿して、一緒に旅をした
大人も子供も楽しめるオクトパーフェストのアトラクション(遊園地) 2015.918(金)-9.21(月)
東京ドームの約9倍の広大なテレジエンヴィーゼの会場では、テントハウスと共に、巨大移動遊園地を楽しめる。移動式アトラクションは約200、乗り物アトラクションは約80ほどあって、最新の絶叫マシーンからお化け屋敷、市街を一望できる観覧車など、とてつもなく大きな本格的な遊園地がオクトパーフェストの間だけ出現する
9月も中旬というのに、カンカン照り。会場には、子供からお年寄りまで、たくさんの人出であふれかえっていた
オクトパーフェストの入り口でディアンドルを着た女の子たちが互いに記念写真を撮り合っていたので、眺めていたら、いきなり1人の女の子がスカートをめくって、靴下止めをちらり、と大胆な行動に出た(^_^;)
猛スピードでクルクル回転する乗り物アトラクションでは、長い金髪を振り乱して、女の子たちの絶叫が続く(^_^;)
自慢の小さなボーイフレンドと一緒に幸せそうなママを発見。失敬してシャッターを押す カメラを手にウロウロしてたら、いきなり目の前に出て来て、ポーズ!なぜか互いに握手して、別れた(^_^;) まぶしくて手をかざしたり、ソフトクリームを頬張ったりと、会場は熱気も手伝って、夏に逆もどり
ヨーロッパ版お化け屋敷。レール上の椅子に座って、怖い場所を移動してゆく。時折、悲鳴が飛び出す(^_^;)
陽気な一団を発見。単なる仮装なのか、本物のオカマ軍団なのか、さて、どっちだったのだろう(^_^;)
大人にも子供にも人気の「蚤のサーカス」 2015.919(土)
オクトパーフェストでは、他の祭りでは見ることのできない「蚤のサーカス」があることを、事前の情報集めで知っていた。1948年からオクトパーフェストに参加したそうだ。そんなに長いショウではなかったが、初めて見る「蚤のサーカス」にすっかり心奪われてしまった
確か、入場料は1人12ユーロぐらいだったと思う。入場した時には既に中は薄暗く、ショウが始まっていた。慌てて、一番端の席に座り、すぐさまレンズをのぞいたため、撮影禁止の張り紙に気付くのが遅れてしまった。堂々と撮影していたので、メガネのお兄さんは気づいていたと思う。怒られずに済んだのは運がよかったのだろう(^_^;)
順番に、細い棒の先に付けた蚤と拡大鏡が回って来る。拡大鏡をのぞくと、蚤がもがいていた
メガネのお兄さんがピンセットで蚤をつかんで、荷台の先のほうへつなげる。3匹の中でも1匹は特に元気で、並べても、すぐに1匹だけ荷車をさっさと転がして、白い台から飛び出してしまう
実に大変な失態だった。「撮影禁止」の場所で、nabeさんはビデオ撮影までしてしまった。途中で「撮影禁止」の張り紙に気づいた時は、冷や汗が出た nabeさんが、「画像を拡大して、どうしても蚤が見たい」と、言い出す(^_^;)。少し、画像が荒れたが、荷車を引く蚤の姿が出現した(^_^;)
3匹の蚤にそれぞれ丸い帽子をかぶせると、帽子がクルクル回り出す。帽子の下から蚤がちらりと見える(^_^;)
nabeさんのUチューブ2015.9.19(土)

「オクトパーフェストで見つけたノミのサーカス」

ネットで情報集めをしていて、ノミのサーカスを見るのを楽しみにしていた。皆で虫メガネを手渡しながら、ちゃんとノミの姿も見ることができた(^^)。

※左の画像をクリックすると、Uチューブが開きます
幻想的な夜のアトラクション会場を楽しむ 2015.9.19(土)-9.20(日)
薄暗くなってから、またテレジエンヴィーゼの会場へ向かう。会場に近づくにつれ、いろいろな悲鳴が耳へ届く。こちらは日本でもおなじみの空高く回転するアトラクション。オクトパーフェストの中でも、1919年から登場した最も歴史ある乗り物アトラクションだそうだ
会場では、巨大なアトラクションが煌々と輝きながら動いている。まるで、巨人の国のおもちゃ箱に迷い込んでしまったような気分だ。回りを見渡しながら歩いていくと、どんどんとテンションが上がっていく
乗り物アトラクションだけでも80ほどもあるものだから、あっちでもこっちでも絶え間なく悲鳴が飛び交う
ライトアップされると、青空のもとで見た雰囲気とはまるで違う。アトラクション会場には、明るい午後と、ライトアップされた夜と、二日間、毎日2回、訪れた
オクトパーフェストの定番アクセサリーのハート型をした焼き菓子「フェ―ブクーヘンヘルツェン」はあちこちで売っている。他にも、焼きソーセージやアイスクリームなど、屋台がいっぱい出ていて、にぎやかだ
オクトパーフェストのえとせとら 2015.9.18(土)-9.21(月)
トイレは弓矢を持ったエンゼルが目印。弓の上には数字のゼロが2つ。会場内には約2000個のトイレが設置されているというが、やはり女性トイレは行列だ(無料) 黄色はドイツでは郵便局のカラー。オクトパーフェスト開催中、会場のポストから投かんすると、オクトパーフェスト用の特別なスタンプが押してもらえるという。スペインの友達に出してみたが、切手は確か2ユーロだったと思う

次は ミュンヘン編/ドイツ
⑥ミュンヘンのオクトパーフェスト二日目編

2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行22日間 ベルリン&ハンブルク編(2015.9.25~9.28)
①2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行について ⑬新旧の魅力が調和する「ベルリン」とオペラ鑑賞
②2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行スケジュール ⑭ベルリンの壁と、2015年ベルリンマラソンと、蚤の市
フュッセン編(2015.9.15~9.18) ⑮ドイツサッカー観戦と、ミニチュアランドと、倉庫街
③ロマンティック街道の南端の街「フュッセン」 プラハ編(2014.9.28~9.30)
④ドイツ最高峰「ツークシュピッツェ」と「ガルミッシュ」 ⑯聖ヴァーツラフの葡萄収穫祭と百塔の街「プラハ」
ミュンヘン編(2015.9.18~9.21) ⑰傭兵交代式とマリオネットと聖フランシス教会コンサート
⑤ミュンヘンのオクトパーフェストの初日編 チェスキー・クルムロフ編(2014.9.30~10.1)
⑥ミュンヘンのオクトパーフェストの二日目編 ⑱チェコで一番美しい町「チェスキー・クルムロフ」
⑦オクトパーフェストのテントハウス ウィーン編(2015.10.1-10.3)
⑧オクトパーフェストでにぎわうミュンヘンの街並み ⑲千年の音楽史をもつ「ウィーン」と佐渡裕コンサート
ローテンブルク&ニュルンベルク編(9.21~9.23) ⑳メルク修道院とヴァッハウ渓谷クルーズ
⑨木組みの家が可愛い「ニュルンベルク」  10 ザルツブルグ編(2014.10.3~2015.10.4)
⑩中世の宝石箱「ローテンブルク」 21ザルツブルクの街散策と城壁ディナーコンサート
ライプツィヒ(2015.9.23~9.25) 11 2015年ドイツ・チェコ・オーストリアのえとせとら
⑪エレベ川のフィレンツェ「ドレスデン」 思いつつままに「旅のよもやま話」
番外編「目の前で見た難民たちの姿
⑫音楽と芸術の街「ライプツィヒ」と四重奏コンサート

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