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2015ドイツ・チェコ・オーストリア個人旅行(2015.9.14-10.5)
フュッセン編/ドイツ(2015.9.15-9.18)
B ロマンティック街道の南端の街「フュッセン」
ロマンティック街道の南端の街「フュッセン」 2015.9.15(火)〜9.18(金)
アルプスに近いロマンチック街道の南端の街「フュッセン」は、ドイツとオーストリアの国境に位置し、一歩街を出ると、ドイツアルプスの山並みが拡がる。ノイシュバンシュタイン城への拠点として有名だが、実は、ハイキング、サイクリング、スポーツが楽しめる保養地としても人気の街。せっかくなので、二日目は早朝からノイシュバンシュタイン城から聖コロマン教会、フォルッゲン湖畔へと初秋のすがすがしいサイクリングを楽しみ、三日目は、ドイツ最高峰ツークスピッツェからアルプスの連峰をながめ、フレスコ画が楽しいガルミッシュ・パルテンキルヘンの街を散策した
<フュッセン1日目散策ルート> ※日本との時差は7時間。特に疲れもなく、夜のフュッセンを散策
<フュッセン2日目散策ルート> サイクリングでノイシュバンシュタイン城→聖コロマン教会→フォルッゲン湖をめぐり、その後、フュッセンに戻り、ライヒェン通りから散策をスタート→シュタット・アポテーケ(薬局)→ホーエス城→時計台→聖霊施療教会(聖霊シュピタール教会)を散策する
<フュッセン3日目散策ルート> ドイツ最高峰ツークスピッツェ(ドイツアルプス)→フレスコ画の街ガルミッシュ・パルテンキルへンをめぐる
日本からの16時間のフライトとドイツ3時間の国内移動にもかかわらず、2人ともに元気いっぱい。今回の旅の始まり「フュッセン」のパステルカラーが可愛い小さな町へ飛び出す
ホテルから見た朝焼け
ハロウィン用のカボチャ
標高808mにある街の背後には、ドイツアルプスの山が間近に迫る。
北に走るメインストリート「ライヒェン通り」にはオープンカフェで人々がのどかにビールを楽しんでいた
バイエルン地方で300年以上も前から作られていた名物のお菓子「シュネーバル(雪の球)」
こんなおばあさんが店先にたたずんでいたので、思わずパチリ(^0^)。他の皆さんもびっくりして振り返っていた
レヒ川のテレージェン橋に建つ「聖霊シュピタール教会。ロココ様式のフレスコ画のファサードが目を引く シュタット・アポテーケ(Stadt Apotheke。1547年創業老舗薬局。外壁には一面のだまし絵が描かれている。にぎやかなメインストリート「ライヒェン通り」に立つ。鉄の看板も凝っている
「だまし絵」が楽しいホーエス城 2015.9.16(火)
夕食を食べて、ホテルへ戻る道すがら、ライトアップされたホーエス城が小高い丘に浮き上がっていた
ホーエス城はだまし絵が有名。中庭のだまし絵を撮影した時、出窓が本当に出ていないかを確認するため、窓の下へ立ち、目をこらして上を見上げたら、一面、外壁は平らで、全く出窓は出ていなかった(^_^;)
ホーエス城は14〜15世紀に建設され、バイエルン州でも最大のだまし絵と言われている
ホーエス城の時計台のほうから民族衣装を着た人たちがやってきたので、ニコニコと笑いながら近づいて・・・ 写真を撮ってもいいですか?と尋ねると心よくポーズ。ドイツの皆さんはみんな優しい(^0^) ホーエス城の売店で働いている鹿児島出身の女の子。ロイッチへ行くバスですっかりお世話になった。
フュッセンで頑張ってね!(^0^)
旅行初日のディナーは日本語メニューのあるレストラン「ガストホフ・クローネ」で 2015.9.15(火)
店の前のギロチン台が有名な「ガストホフ・クローネ」。長旅の後なので、初日は日本語メニューにつられて、「ガストホフ・クローネ」へ。ライヒェン通りからシュランネン小路の突き当たりにあり、1Fが地ビール店「ベーレンブロイ」。サラダがおいしいとか。2Fが目的の店。人気店らしく混んでいるが、どうにか座れた
ドイツの郷土料理「シュバイネハクセ」とオリーブやチーズがいっぱい入ったサラダを注文。余りの多さにサラダもポテトも残してしまう。オーダーしたはずのマッシュルームスープが届かなくて却って助かった(^_^;)
サイクリングで白鳥城と呼ばれる「ノイシュバンシュタイン城」へ 2015.9.16(水)
海外でのサイクリングは楽しい。フュッセン周辺のサイクリングロードはよく整備されていて、要所要所に看板も立っていて安心。今回もお腹一杯、初秋の朝のすがすがしい空気を吸いながら、ノイシュバンシュタイン城と、小さな教会聖コロマン教会、フォルッゲン湖まで6時間ほどのサイクリングを楽しんだ
ホテルのスタッフさんからホテルの自転車(無料)を借りて、出発。足はかろうじて届くが、ハンドブレーキが余り効かず(ペダルを逆にこいで減速するピストバイクなので)、靴底で道路をこすりながら減速するというヒヤヒヤものの操縦で乗り切る(^_^;) ノイシュバンシュタイン城まではパーク通りの4kmの行程。道は一本で平らな道が続くので余裕で景色を楽しめる。のんびりと30分ほど走ると、標高1000mのこんもりとした崖の上に白鳥城「ノイシュバンシュタイン城」の白い姿が現れた
牛の首にぶら下げられたカウベルの音(ね)が牧草地一帯に軽やかに鳴り響く。思わず自転車を止め、聴き入る 左手にホーエンシュバンガウ城を眺めながら、ノイシュバンシュタイン城の登り坂を馬糞に注意しながら登る
ノイシュバンシュタイン城の全貌と共に、一気に青空も拡がる。それにしても、中国人が多くて、うるさい。城を背景にポーズを撮る記念撮影が続々と続くので、思うように撮影できない(^_^;)。城内へ入るのはやめて、城の右側へ回り込んで、工事中で通れないマリエン橋近くまで歩くことにする
マリエン橋近くは、さっきまでの喧騒が嘘のように音が森の中に吸収され、しばし静かな森林浴を楽しむ。いろいろな角度からノイシュバンシュタイン城を眺める。18歳でバイエルン国王に即位したルートヴィヒ2世が巨額を投じて築城。バロック、ゴシック、ルネサンスなど、さまざまな様式が駆使されたという
覚えづらい名前も、「新しい白鳥の石」→「New Swan Stone(ニュー・スワン・ストーン)」→「Neu Schwan Stein(ノイ・シュヴァン・シュタイン)」と理解したら、ようやく覚えることができた(^_^;) 外壁にユニークな顔をした悪魔たち(?)を見つけて、望遠で撮影。トランプによく出てくる面々のように見える
ノイシュバンシュタイン城より、眼下を臨む。ルートヴィヒ2世が幼年時代を過ごしたホーエンシュバンガウ城と、アルプ湖を取り囲むように、雄大なドイツアルプスの山々が悠然と拡がる
ネットで見つけた「ノイシュバンシュタイン城」の内部画像を一部紹介
ノイシュバンシュタイン城へ入場しなかったのは、撮影禁止だという点と、自由には閲覧できないガイドツアーのみだったから。それでも、ネット上には、たくさんのノイシュバンシュタイン城の内部の画像が紹介されている。せっかくなので資料用に見つけた画像を一部紹介したい
北の塔の内部の「王の階段」を上ると、住居の入り口「控えの間」の丸天井のアーチと大理石でできた入り口のアーチが特徴的とか 絢爛豪華と言われている「王座の間」。シャンデリアはビザンチン様式の王冠の形の純金メッキ製。ボヘミアの色石とイミテーションの象牙が嵌め込まれているとか。重さ900キロ ルートヴィヒ2世が最も愛したという「寝室」の間。お気に入りの色「ロイヤルブルー」でカーテンやベッドカバーが統一されているという
部屋にあるという人工の鍾乳洞。執務室へつながるらしい 居間の一画には、「白鳥のコーナー」があり、絨毯は当時のままだという。ルートヴィヒ2世お気に入りの白鳥の形をしたマヨルカ焼きの大きな陶器は花瓶になっているそうだ ガイドツアーのハイライトは「歌人の間」。ワーグナーのオペラを題材に、伝説を描いた絵画がぐるりと広間を取り囲むという。悲運なルートヴィヒ2世はこの部屋を見ることなく、謎の死を遂げた。現在、この広間で毎年コンサートが開かれるという
牧草地にぽつんと立つ「聖コロマン教会」 2015.9.16(水)
ネットの情報集めで初めて知って、これはもう絶対に見なくては、と思っていた「聖コロマン教会」。ノイシュバンシュタイン城を見終えて、今度はコロマン通りを北上する。牧草地の中にぽつんと立つ小さな教会が自転車のサドルを漕ぐごとに近づいてくる。まさに夢のような瞬間に胸がわくわくした
お昼すぎ、到着してみると、教会の人がフュッセンの町に戻っていて(ランチ)、午後2時過ぎまで開かないという。どうしても教会内部を見たかったので、近くでお昼を食べて時間をつぶした。この彼らもまた時間をつぶして戻ってくるはずだ
緑の牧草地をまっすぐな道路が左右に分断し、その道の脇に、ポツンと小さな白い教会が立っていた。白い雲をかかえた青空がこれまた見事にマッチしていた こちらは聖コロマン教会から眺めたノイシュバンシュタイン城。贅沢なことに、サイクリング中、ノイシュバンシュタイン城が見放題だった(^=^)
ひょっとしたら、教会の裏に、人がいるかもしれないと、他の外国人のおばさまと一緒に教会の回りをうろうろ探してみた 午後3時近く、教会が開き、扉から一歩、踏み込んで、思わず足が止まった。素朴な外観と打って変わって、白を基調にしたピンクの装飾に感動してしまう
フュッセンの街からノイシュバンシュタイン城までは標識もあり、自転車道をまっすぐ進むだけなので、間違いようがない(^_^;)。ノイシュバンシュタイン城からはコロマン通りをまっすぐ進むと、聖コロマン教会がすぐわかる
「フォルツゲン湖(Forggensee)」へ足を伸ばす 2015.9.16(水)
聖コロマン教会の先のルート17号を左折すると、一気にフュッセン方面に戻る。せっかくなので、フュッセンの街を北上し、フォルッゲン湖へ行った(街から2キロ足らず。約6分ほどで到着)。静寂な中、しばし、時が止まる
実は、フォルッゲン湖から山の間にノイシュバンシュタイン城が見える(真ん中辺り)。フォルッゲン湖は長さ12km、幅3kmの人造湖。レヒ川の水が流れ込んでいるためか、少し乳白色がかった独特の色をしていた
フュッセンの郊外で見つけた道端のカボチャたち。ハロウィン用なのか、いろいろな形のカボチャが売られていた
「Villa Toscana(ビラ トスカーナ)」ホテルで優雅なひととき! 2015.9.15(火)〜9.18(金)
駅から徒歩10分と少し遠いが、3泊するので、居心地のよいホテルを探した。
口コミで人気のこのホテルは専用公園内の森の中のオアシスに建つ。
ホテル内はどこも趣味がよくて、インテリアも素晴らしかった。何より、スタッフさんがフレンドリーで、朝食もおいしく、毎朝、食べるのが楽しみだった。
自転車も10台あって、無料でレンタルしてくれる。スタッフさんに鍵をもらって、自転車用の車庫から選ぶ。ただ、自転車のメンテナンスはイマイチなので、自転車を選ぶ時には注意して選ぶこと。わたしたちは3回チェンジした(^_^;)。宿泊料金は三泊で税込357ユーロ(約49,800円)
生ハムからパン、果物まで種類が豊富でおいしい。毎回、オレンジジュースとエスプレッソコーヒーをいただく。ここのクロワッサンは口コミでも人気。早食いのわたしも、窓から山を眺めがら、のんびりと朝食を楽しんだ。部屋は広々として、家具も重厚。バスタブ付きのバスルームや広いバルコニーからの眺めも最高。ただ、夜暗くなって到着したせいか、すっかり部屋を写すのを忘れてしまった(^_^;)。唯一、駅から10分ほど歩くのが欠点といえば欠点
ひょんなことから「ビラ・トスカーナ」で、上北さんファミリーとおしゃべりをした。話している内にびっくり仰天!日にちは違うが、なんと、わたしたちが見に行くウィーンの楽友協会の佐渡裕氏のコンサートで、オーケストラの一員として、娘さんがバイオリンで出演されるというのだ。「今夜辺り、練習しようかと思っているんです」と娘さんは笑った。
ご両親をドイツ旅行へ招待した親孝行のクミさん、これからもバイオリン、頑張ってくださいね!
フュッセンのえとせとら 2015.9.15(火)〜9.18(金)
フュッセンの電車の中で会った陽気なターキー母娘は今回の旅の出会い第1号。英語が全然通じないのに、楽しかった(^=^)。きつい握手をしてお別れした ドイツは自転車王国。自転車もちゃんと電車に乗車できる。こんな風にぶら下げて置く。日本ではちょっと見られないシーンだ

次は フュッセン編/ドイツ
Cドイツ最高峰「ツークシュピッツェ」とフレスコ画の「ガルミッシュ」

2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行22日間 ベルリン&ハンブルク編(2015.9.25〜9.28)
@2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行について L新旧の魅力が調和する「ベルリン」とオペラ鑑賞
A2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行スケジュール Mベルリンの壁と、2015年ベルリンマラソンと、蚤の市
フュッセン編(2015.9.15〜9.18) Nドイツサッカー観戦と、ミニチュアランドと、倉庫街
Bロマンティック街道の南端の街「フュッセン」 プラハ編(2014.9.28〜9.30)
Cドイツ最高峰「ツークシュピッツェ」と「ガルミッシュ」 O聖ヴァーツラフの葡萄収穫祭と百塔の街「プラハ」
ミュンヘン編(2015.9.18〜9.21) P傭兵交代式とマリオネットと聖フランシス教会コンサート
Dミュンヘンのオクトパーフェストの初日編 チェスキー・クルムロフ編(2014.9.30〜10.1)
Eミュンヘンのオクトパーフェストの二日目編 Qチェコで一番美しい町「チェスキー・クルムロフ」
Fオクトパーフェストのテントハウス ウィーン編(2015.10.1-10.3)
Gオクトパーフェストでにぎわうミュンヘンの街並み R千年の音楽史をもつ「ウィーン」と佐渡裕コンサート
ローテンブルク&ニュルンベルク編(9.21〜9.23) Sメルク修道院とヴァッハウ渓谷クルーズ
H木組みの家が可愛い「ニュルンベルク」  10 ザルツブルグ編(2014.10.3〜2015.10.4)
I中世の宝石箱「ローテンブルク」 21ザルツブルクの街散策と城壁ディナーコンサート
ライプツィヒ(2015.9.23〜9.25) 2015年ドイツ・チェコ・オーストリアのえとせとら
Jエレベ川のフィレンツェ「ドレスデン」 ★思いつつままに「旅のよもやま話」(
K音楽と芸術の街「ライプツィヒ」と四重奏コンサート

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