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2015ドイツ・チェコ・オーストリア個人旅行(2015.9.14-10.5)
ローテンブルクとニュルンベルク編(2015.9.21-9.23)
I 中世の宝石箱「ローテンブルク」
中世の宝石箱「ローテンブルク」 2015.9.22(火)
「ロマンチック街道の宝石箱」と呼ばれるローテンブルクは、第二次世界大戦で街の4割が破壊されたものの、中世の街並みを忠実に復元し、中世のままの面影を再現することで、現在は「中世の宝石箱」として、高い人気を得ている。特に可愛いカラフルな家や木組みの家、店先の鉄製のすかし模様の看板が人気だ。ここローテンブルクでロマンチック街道と古城街道が交差している
マルクト広場から徒歩5分で行き着く「プレーンライン(小さな場所という意味)」は、ローテンブルクで一番有名な撮影スポット。ひっきりなしに人が通るので、中々、シャッターが押せない
<散策コース> レーダー門→レーダーシュ通りを左折→ゲルラッハ(旧かじや)→元に戻ってレーダー通りを通りマルクス塔→職人の家→白い塔→さっきのレーダーガッセに戻り、マルクト広場→市議宴会堂(インフォメーション有)→市庁舎→木枠の家やゲオウクの泉→マリア薬局→キルヒガッセ通り・クロスターガッセ通りの聖ヤコブ教会→クリンゲンガッセ通りを進み、クリンゲン門→聖ヤコブ教会・ヘレンガッセ通りに戻る→ブルク門→ブルク公園→プレーンライン→シュバース塔→コボルツェラー門→市壁→シュピタール門とめぐる
いざ、ローテンブルクへ 2015.9.22(火)
ローテンブルク駅から徒歩15分ほど歩くと、とんがり帽子の赤い瓦屋根の後ろにレーダー門が現れる
レーダー門は14世紀末に建造され、塔の中でも唯一、展望台のある塔。堅牢な石造りだったのだろう、最低限の補修で昔ながらの姿に蘇っていた 城壁の入り口となる門は5か所あり、こちらは西側のタウバウ川に面するブルク門。それぞれ門によって表情が見事に異なるのもおもしろい
最初の撮影ポイント「レーダー通り(レーダーガッセ)」 2015.9.22(火)
レーダー通り(レーダーガッセ)からレーダー門をのぞむ。花とともに、中世の街並みが生き生きと息づいている
レーダー通り(レーダーガッセ)の木組みの家々。形といい、色といい、花といい、女性に人気があるのも、うなずける。道路脇の植木など、街全体の手入れが行き届いていて、花好きにはたまらない
石畳をたたくような、軽やかなひずめの音とともに、馬車がやってくる。通りの先には、1400年頃に完成した、高さ30mの貯水塔「クリンゲン門」がそびえる 看板見たさに、つい、上ばかり見て歩く。看板の他にも、壁飾りなど、素敵なものが次々に見つかる
一番にぎやかな「マルクト広場」 2015.9.22(火)
マルクト広場前の店先には、見事な、すかし模様の鉄の看板が、ずらりと並ぶ 看板や壁飾りを見ながら、何の店なのか、当てながらの散策も楽しい
右の重厚な石造りの建物が市庁舎。市庁舎横の白い建物の展望台から、ローテンブルクを一望できる。そこで、展望台の入口を探すが、中々見つからない(^_^;)。白い展望台ではなく、隣接した市庁舎のほうに入り口があったのだ。12:30で午前は終了、ということで慌てて、展望台へ向かう(1人2ユーロを、頂上の受付で支払う)
心もとない木造りの階段。登り始めてすぐに後悔する。先に行くほど、狭く、急斜面で、息が上がって行く 最後の展望台への階段はほとんど直角。1人がやっとくぐれる広さで、手すりにへばりついて、やっと登った いきなり鉄格子の間から、360度、赤茶けた屋根群がのぞく。展望台は狭くて、ちょっと心細い
眼下を見下ろすと、真っ先に、聖ヤコブ教会の塔が目に飛び込む。その裾野に見事に再興された、赤茶けた瓦屋根の街並みが延々と拡がる
カラフルな店が立ち並ぶマルクト広場には、米粒のような観光客たちが散らばっていた
市議宴会館(ラーツケラー)の仕掛け時計は、1日数回「マイスタートゥルンク」の伝統的史実シーンを再現する。せっかくなので、見たが、窓が開いて、若干、人形が動くが、「あれ?」と思うぐらい、あっけなかった(^_^;)
マルクト広場前の「ラーツシュトゥーベ」でドイツの伝統料理を味わう 2015.9.22(火)
マルクト広場の真ん前にあるレストラン&カフェ「ラーツシュトゥーベ(Rattstube)」へ。伝統料理シュヴァイネハクセと、白身魚のフライと、スープを注文。市議宴会館(ラーツケラー)の仕掛け時計のレプリカが掛っていて、店も創業100年以上の老舗で、落ち着いた雰囲気
市壁を歩く 2015.9.22(火)
プレーンラインを撮影し、コーポルツェレ門から少し城外へ出てみる。目の前に高い堅牢な石塀が続く。城外から眺める市壁は、戦火を免れたようで、昔のままの姿だ。この堅牢な城壁を攻め入るのは無理だろうなと思う
コーポルツェレ門を出ると、まもなく、こんもりとした木々の合間に、緑に染まったタウバウ川が顔をのぞかせる
市壁の遊歩道までは、屋根付きの高い階段を上る
外敵から町を守る為に築かれた石の壁「市壁」。市壁の上の通路は遊歩道になっている 市壁の壁に貼られていた紋章。二双の鷲だ
市壁から街を見下ろす。石畳の両脇に静かな街並みが続く。ここでもやっぱりnabeさんは下でのんびりと待機 またまたマルクト広場方面へ戻って、気ままな散策を楽しむことにする
気ままな散策を楽しむ 2015.9.22(火)
マルクト広場から少し離れるだけで、グッと観光客も少なくなって、のんびりと散策を楽しむ 鉄兜がそのままぶら下がった看板や、店先のディスプレイにもひと工夫があって、おもしろい
観光ルートからちょっと、はずれただけで、こんな路地に巡り会えるのも、ローテンブルクの素晴らしさだろう
中世の趣きを残したまま、赤い扉が一気に建物をモダンにまとめていて、その絶妙なバランスが見事だった
実はこういうショットが一番好きだったりする(^_^;)。可愛い店先で、何やら覗き込む白ひげのおじいさん
狭い路地に惹かれて、歩き始めた時、突如、この家が現れた。赤茶けた屋根、石造りの壁、昔ながらの蔵・・・、それらの中に囲まれて、庭先の小さな赤ちゃんの洗濯物が素敵なアクセントになっていた
ニュルンベルクからローテンブルクへの行き方(列車で1時間ほど) 2015.9.22(火)
ニュルンベルクからローテンブルクは距離的には近いが、鉄道で移動の場合、2回乗り換えが必要だ。でも、ホームが違うだけなので、乗り換えは簡単。しかも、乗り換え先の電車の中から車掌さんが顔を出して、乗り込む乗客たちの様子を眺めているので、乗り遅れることはない。

わたしたちはバイエルンチケットで乗車した。ただ、バイエルンチケットでは、ICに乗車できない旨の記載もあったような気がして、念のため、DBのインフォメーションで確認すると、「大丈夫」とのことだった。
ところが、実際にICに乗車すると、検札の人はバイエルンチケットを見るなり、行き先を尋ねて、それからおもむろに、「本当はバイエルンチケットではICは乗れないが、短距離だから今回はOKです。バイエルンチケットではICには乗車できないので、次回は注意してくださいね(適当な翻訳)」みたいなことを言われた(^_^;)。

非常によく似た駅名(Rothenburgu :「u」にウムラウトが付いている)があるそうで、まちがって田舎のほうまで行ってしまう人も多いとか。ローテンブルクの正式駅名は、「ローテンブルク・オブ・デア・タウバー(タウバウ川の上方のローテンブルグの意味)」なので、注意が必要だ
ニュルンベルクの駅から、一番奥のホームの21番線から乗車し、アンスバッハで下車。アンスバッハからシュタイナッハへ行き、乗換。DBが便利な点は電車にトイレが付いていること。しかもトイレはきれいだ シュタインナッハからローテンブルクへの電車はブルーのシートの最新車両。もっと田舎風の電車かと、思い込んでいたので、ちょっとびっくり
ローテンブルクのえとせとら 2015.9.22(火)
ローテンブルク名物のフリーテル(雪のボール)(1個1.5-2.9ユーロ)。ひも状の生地を丸めて、油で揚げたもの。サクサクした食感で、6週間ほど日持ちするので、お土産として人気 プレゼントを山積みにした昔ながらの赤い車体が可愛い、お店の宣伝カーらしい 黄色い荷車を引く郵便屋さん。ローテンブルクはどこも道路が狭いので、車で配達するより、はるかに効率がよいと思う

次は ライプツィヒとドレスデン編/ドイツ
Jエレベのフィレンツェ「ドレスデン」

2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行22日間 ベルリン&ハンブルク編(2015.9.25〜9.28)
@2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行について L新旧の魅力が調和する「ベルリン」とオペラ鑑賞
A2015年ドイツ・チェコ・オーストリア旅行スケジュール Mベルリンの壁と、2015年ベルリンマラソンと、蚤の市
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ローテンブルク&ニュルンベルク編(9.21〜9.23) Sメルク修道院とヴァッハウ渓谷クルーズ
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番外編「目の前で見た難民たちの姿
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