①北欧+エストニア+ロシアの6カ国を巡る旅について
「テロは怖いし、行くなら北欧しかない」と、変な動機で決まった北欧旅行。
計画を練るうち、北欧4カ国に、エストニアとロシアが加わり、6カ国に。
貨幣はフィンランドとエストニアがユーロで、
後は、ノルウェークローネ、スウェーデンクローネ、デンマーククローネ、ロシアのルーブルと、
5種類の貨幣を使い分けながら、6か国を行ったり来たりしなければならなかった。
会計係のnabeさんは、貨幣を残さないよう、いつも頭をひねっていた。
(※コインはマリメッコがデザインされたフィンランドの記念コイン)
②「森と湖の国」フィンランドのキャラクターといえば、ムーミン
nabeさんに「ムーミンって、どんな動物だか知ってる?」と尋ねたら、
平然と「クマだろ」と答えたので、呆れた。
でも、ずっとカバだと思っていたわたしもバカだった(^^;)。
実は、ムーミンは、「トロール」という生き物で、
森の奥にひっそりと生きる小人の妖精だと今回、初めて知った。
もっと詳細に書くと、「妖精」でもなく、「妖怪」でもなく、
「小人」でもない、不思議な生き物なのだそうだ。
破壊も、幸せも両方とも呼んでしまう妖精トロール。
トロールを探しながらの散策は楽しかった。
③ノルウェーの物乞い
ベルゲンで朝、ホテルの4階の窓から、道行く人々をながめていたら、物乞いの女性が
灰皿ボックスの前に陣取ったので、望遠レンズでのぞいていた。
なんと、わたしが見ている30分ほどの間に、
2人の人が彼女にお金を恵んでいた。
30分で2人となると、結構、イイ稼ぎではないかと思う(^^;)。
買い物かごを持った主婦の人は、お財布からお札を出して、
何か言いながら手渡しでお札を渡していた。
おじさんは無造作に、缶の中に、コインを投げ込んだ。
しばらくして、犬の散歩中の人が近づくと、彼女はワンちゃんに手を差し伸べて、
なでなでしていた。まるで、ひと休み中の普通の人のようなしぐさだった。
実は、ヨーロッパの物乞いは、難民崩れの人たちではなくて、
ヨーロッパで迫害され続けているロマ(ジプシー)だということをご存じだろうか。
職につけない彼らにとって、物乞いが唯一の仕事であり、生活の糧なのだ。
世界で一番、福祉が充実しているノルウェーでさえ、あちこちに物乞いがいるということは、
世界中どこに物乞いがいても不思議ではない、ということかもしれない。
ところで、他のメモリカードから画像が出てきて、またびっくりしてしまった。
てっきり、おばあさんとばかり思っていた物乞いは、若い女性だった。
物乞いの問題が根深いことを改めて感じた
④日本と同じ、北欧の意外な生活習慣
旅行前の情報集めをしていて、印象に残ったのが、
北欧の、「靴」をぬいで、部屋に入るという生活習慣だった。
寒い国だし、祖先はバイキングという野蛮なイメージもあったので、意外だった。
ノルウェー、フィンランド、スウェーデンが靴を脱ぐ生活習慣。
デンマークだけは、靴を脱がないとか。
あいにく、ホテルしか行かなかったので、
玄関前に靴がある写真は撮ることができなかった(^_^;)。
(※画像は、コペンハーゲンのいたずらな消火栓)
③苦戦の北欧のホテル探し
海外旅行の場合、いつも事前にインターネットで予約をしている。
今回、コペンハーゲンのホテル探しでつまづき、
ストックホルムのホテル探しでは、半日以上を費やした。
普段は簡単にネットで見つかるので、これは異常事態だった。
よい場所に宿を取ろうとすると、3泊で10万円以上のホテルがザラで、
リーズナブルな宿泊先はほとんどがホステル形式だった。
nabeさんは、「共同風呂なら、僕、お風呂に入らない」とダダをこねる。
ともかく、今回の北欧のホテルは見つけるのが大変だった。
蓋を開けてみて、やっぱり北欧のホテルには、ガッカリした。
たいていのホテルが、日本のシティホテル並みの料金で、中身はビジネスホテルだった。
今回、満足できたホテルは、北欧ではなく、エストニアのタリンと、ロシアのサンクトペテルブルク。
北欧の半額以下の宿泊料なのに、優雅で充実したホテルだった
(※画像は、道を教えてくれたママ。抱っこの瞬間、シャッターが落ちた)
④馬鹿のひとつ覚え
北欧の人はビールをよく飲む。
テラス席でテーブルの上にビールが載っていない人はいない、と言っても過言ではない。
わたしたちも、レストランに入るたび、「ローカルビール」と
馬鹿のひとつ覚えみたいに注文した。
※オーフスで見つけたピルスナーのペインティング
たいがいは、その土地のローカルビールを楽しむことができた。
でも、「ローカルビール」で通じない時は、「ピルスナー」で、済ませた(^^)。
ピルスナーは飲みやすくて、どんな料理にもぴったりだった。
⑤窓に、レースカーテンはありません(^^;)
今回、オスロを2回訪問した。
ホテルの窓には、ロールブラインドが付いているだけだった。
日中、ロールブライドを下げると、暗いし、
ロールブラインドを上げると、丸見えなので困った。
そこで、他の建物を観察したら、レースカーテンはもとより、
通常のカーテンすらない窓があって、びっくりした。
夜も、ライトの下で、働く人の姿が丸見えだった。
nabeさんは、「北欧の人はキョロキョロと、人の家をのぞいたりしないんだよ」と言う。
ホテルの窓から、道行く人を観察したら、
なるほど、上をキョロキョロと、見上げる人はいなかった。
人に見られるリスクより、太陽の日差しを取り入れるほうを優先したのだろう。
夏が短い分、北欧の人の日差しへの思いは強いと思う。
⑥カモシカの足(^0^)
北欧の一般的な女性は、上が革ジャンや、オーバーブラウス、
下がぴったりのスパッツに、スニーカーという、いで立ちが多かった。
スパッツなので、足の長さが引き立つ。
八頭身で、胴よりカモシカの足のほうが長かったりする。
おまけに色白で、ロングヘアーという、軒並み美人揃いだった。
彼女たちを目で追いつつ、失礼なので、レンズを向けることができなかった。
思い切って、写せばよかったと、今頃になって後悔している(^=^)。
⑦今回の旅グッズの優れもの
今回の旅で、初登場し、大いに役立ったのがこの折りたたみ式ハンガー。
※折りたたみハンガーの下にあるのが、折りたたみバケツ
nabeさんに「洗濯おばさん」と呼ばれながらも、毎日せっせと洗濯した。
今までは、ホテルのハンガーなどを利用していた。
この折りたたみ式ハンガーは5つあって、
軽くて、折りたたむと小さくなる。
靴下を干す時は、ハンガーにぶら下げる前にドライヤーで
おおよそ乾かしてから干すと、格段と乾きが早かった。
楽な旅をするには、いかに荷物を減らすかがポイント。
荷物を減らすには、洗濯上手になることだと思っている(^^)。
⑧ギターリストのエディーとの出会い
帰国の機内で、隣に座ったのがオランダの青年エディー。
右手に持っているのが、大きな集音マイクをつけたビデオだ。
9/15、東京からスタートし、名古屋、京都、大阪を拠点に、
ひと月ほど、日本を旅するという。
帰国してから彼のUチューブをのぞくと、日本の道中ビデオを
その日の内に、Uチューブにアップしていた。
九州から韓国へ渡り、またひと月かけて、今は韓国を巡っている。
Uチューブのバックミュージックは、彼のギター曲だ。
映画のひとコマのようなUチューブをぜひ見ていただけたらと思う。
ちなみに、「アジアの旅の1」で、わたしの後姿がチョロっと出ます(^^;)。
※下の画像をクリックすると、エディーの日本旅行が始まります。
実はエディーと話していて、わたしがホームページを作っているというと、
興味をもってくれた。
名刺を渡しながら、「でも、でき上るのに、1か月かかる」と言うと、あらら、という顔をした。
旅の当日に、アップされるエディーのビデオを見ながら、
ホームページとの違いをまざまざと感じてしまう。
今回の北欧のホームページもひと月かかって、やっとでき上がった。
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