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2016年北欧24日間個人旅行(2016.8.23-9.15)
フロム&ベルゲン編/ノルウェー(2016.8.27-8.29)
ベルゲンの街並みと世界遺産ブリッゲンと船旅
ベルゲンの街並み ノルウェー 2016.8.27(土)-8.29(月)
ノルウェー第2の都市ベルゲンは港町。一年を通して雨が多いことでも有名。ただ一日中降るのではなく、しばらく降ってはまたやむといった変わりやすい天気だそうだ。でも、ベルゲンに到着した日から、嬉しいことに、青空続きだった。真っ青な空のもと、フロイエン展望台からベルゲンの街を見下ろし、フィッシュマーケットや、世界遺産ブリッゲンを思い切りのぞいてきた
ベルゲンに着いたのは、午後8時過ぎ。夜だというのに、なんと、空一杯に見事な青空が広がっている。まるで、昼のようだ。オスロ、フロムと雲に滅入った日々だっただけに、青空を見て、一気にテンションが上がる。トランクを部屋に放り出し、早くブリッケンへ行こうと、nabeさんの尻を叩いて、ベルゲン港にあるブリッゲンへ向かった。想像していた通りの可愛い建物が、夜の青空のもと、くっきりと浮かび上がっていた
三角屋根が可愛い世界遺産ブリッゲン ノルウェー 2016.8.27(土)-8.29(月)
ベルゲン港に並ぶのは、13~16世紀に建てられ、ドイツのハンザ商人たちに利用された、カラフルで奥行の深い木造家屋「ブリッゲン」。ブリッゲンはノルウェー語で「埠頭」という意味。中世ノルウェー建築の代表的な建物で、また中世ハンザ同盟時代の名残りを今も残すエリアとして、世界遺産に登録されている
ベルゲンで一番見たかったブリッゲンの建物。どこが傾いているのか、どんな建物なのか、はやる気持ちを抑えて、建物に入る。
修復中の現場もあったが、伝統的な技法で修繕するためか、傾いたところは傾いたまま、修復されていて、おもしろい。白い柱と左の建物を比べていただきたい。傾き加減が半端じゃない。デコボコに傾いているのだ(^0^)
柱、扉、窓など、あちこちが傾いているので、どこが真っすぐなのか、時々、わからなくなる(^^;) 建物の間の細い通路を、真っすぐ奥へ歩いていくと、巨大な木彫りの干ダラが現れる。枯れ木のしわが干しダラとマッチして、すごい形相だ。干ダラがベルゲンの産業を支え続けていたという象徴がこのオブジェに表れている
この白い建物はブリッゲン最古の建物。ブリッゲンは、約400年に渡り、国際的なドイツの交易商人である「ハンザ商人」の居留地となった。肝油や革、毛皮、バター、獣脂などを北部の人から買いつけ、穀物、小麦、麦芽、塩、ビール、ホップ、麻、布地、鉄製品、ガラス器などを売って繁栄した 今は、レストランや工房などに利用されているブリッゲン。木の階段を2、3段登って、あまりにギシギシきしむので、慌てて引き返す(^^;)
ベルゲンを眼下に見下ろすフロイエン展望台 ノルウェー 2016.8.28(日)
市内の中心からケーブルカーに6~7分乗って、フロイエン展望台から眺める港町ベルゲンの全景はみごとだ!青空のもと、さわやかな風に吹かれながら、ベルゲンの入り組んだ街の全貌をのんびりと眺める。最高に気持ちがいい! ケーブルカーは片道45NOK(575円)。帰りは木陰の中を歩いて帰るのがお薦め
展望台は階段状にせり出していて、その下に、ヤギがのんびり座り込んでいる。実はフロイエンの山には、ヤギが500頭ほど生息しているという
立派な角をもったヤギを入れて、フロイエン展望台の西側からベルゲンの町をのぞむ。ベルゲン港の赤い屋根群とは違って、こちらは高層建物が並んで近代的な景色
ケーブルカーには、靑ヤギさんと、赤ずきんちゃんの名前がついている 展望台から見たブリッゲンの屋根。なるほど、奥行きがすこぶる深い 帰りは徒歩で下りる。展望台へ歩いて登る人たちと、続々と行き交う
展望台の公園には巨大なトロールがいて、子供たちのオモチャになっていた。ところで、展望台からの下りは40分ほど、との情報だったが、ちょっと遠回りをしてしまったようで、思いがけず時間がかかった。その分、素敵な路地や、建物などを見つけた。ケーブルカーの入り口に戻ると、チケットを買う人たちが長い行列を続いている。チケットはベルゲン港にあるインフォメーションセンターで、前もって手に入れておくと、並ばずに済む
ベルゲンのフィッシュマーケット(魚市場) ノルウェー 2016.8.27(土)-8.29(月)
港に面した広場の、フィッシュマーケット(魚市場)は市民も観光客も立ち寄るベルゲンの人気スポット。魚市場の歴史は長く、1276年にオープンし、すでに730年以上、運営されているとか。朝早くから、店は開き、威勢のよい掛け声が飛ぶ。開店時間は7:00-21:00。夏の間だけ開く、野外の屋台のテントも広場いっぱいに並んでいて、にぎわっていた。魚介類の種類は、屋台よりもフィッシュマーケットのほうが断然、豊富
フィッシュマーケットは、ベルゲン港前のインフォメーションセンターが入っているガラス張りの建物の中 建物の中は洒落ていて、ここでも干しタラがぶら下がっている。中には、レストランもあり、食事もできる フィッシュマーケットで働いていた女の子。ここが好きでそのまま居ついてしまいました、と笑顔いっぱい
こちらはフィッシュマーケットの屋台のテント。朝から、徐々に人出が増えてくる
干しダラ、スモークサーモン、カニ、エビなど、シーフードをふんだんに使った、プレートが並ぶ。野菜や果物、肉詰めソーセージなどのテントも並ぶ。塩ゆでエビやサーモンのオープンサンド、フィッシュスープなどを注文して、赤いテントで海の幸を楽しむ人たちがいっぱいいた
色とりどりな果物がきれいに並べられているので、思わず、女性たちが足を止める
昼近くなると、屋台のフィッシュマーケットのテントの中は、人でごった返す
nabeさんのUチューブです
「ベルゲンのフィッシュマーケット」の様子が映っています。
ベルゲンの聖ヨハネス教会に立ち寄る ノルウェー 2016.8.28(日)
年代物の聖書なのだろうか、展示されていた
朝早く、散歩がてらにジュースを買いに出かけて、聖ヨハネス教会を見つけた。教会の前に立ち、ひょいと後ろを振り向くと、高台のためか、見事にベルゲンの港町が見下せる。教会の中は、結構大きくて、見ごたえがある
イエスキリストの肖像画の祭壇、たくさんの木枠で支えられた天井の梁、立派なパイプオルガン、そして、礼拝の椅子の多さで、聖ヨハネス教会がたくさんの信者の人たちで支えられているのがわかる
ベルゲンのえとせとら ノルウェー 2016.8.27(土)-8.29(月)
ベルゲン港の広場の、道路向かいの広場には、世界で初めて男女平等を謳った、ベルゲン生まれの小説家ルズヴィ・ホルゲルトの銅像が立つ。小さな広場の周りには可愛い建物が並び、日によって、お土産を売るテントが出ていたりする
ベルゲン駅から近いベルゲン公園にあるパティオ。たくさんの花々で囲まれ、まるで結婚式でもできそうな華やかさ。観光客がひっきりなしにやってきて、記念写真を撮っていた
ベルゲンからヒアッツハルツへの一泊の船旅 ノルウェー 2016.8.29(月)-8.30(火)
ベルゲンからオーフスへ行く行程が中々大変だった。まずフェリーで約18時間30分かけて、ベルゲンからヒアッツハルツへ向かい、そこから、電車でイエリングへ行き、イエリングからオーフスへ向かうという、大丈夫かな?と懸念するほど、ちょっとやっかいな行程だった。その中で、ヒアッツハルツへの一泊の船旅は印象深かった。船室もよかったし、何より、船上でのリラックスタイムが最高だった。青い空、ぽっかり浮かぶ白い雲、遠くに見える白い小さな家、心地よい風。一番は、味よし、品数よしの夕食ビュッフェだった(おい)
ヘリポートをもつ、だだっ広い甲板の上にいると、巨大な建物ごと、ゆっくりと進んでいるような錯覚に襲われる。一泊二日のクルージングは16:30ベルゲン12:30発の翌日8:00ヒアッツハルス港着で夕・朝食のビュッフェ付きで、ひとり22000円とちょっと高め
ヒアッツハルス行のフェリーが出るのは、フィヨルドラインの新ターミナル。わたしたちもまちがえて、ベルゲン港のはずれのフィヨルドクルーズ乗り場へ行ってしまった。新フェリー乗り場の建物は新しく、設備も最新。もちろん、こんなマイナーなフェリーに乗る日本人はいない(^^;)。アジア系も皆無。ポリスと麻薬犬が乗客たちの荷物チェックをする。
フェリーの待ち時間の間、リトアニアの真面目そうな青年と、寿司の話で盛り上がった。ボスが来月日本に行くのだという。魚の話になって、彼に何度も説明してもらう。ようやく理解できたのは、サーモンには虫がいるから怖いという話だった(^^;)。日本のおせんべいを上げたら、食べずに、「仲間に見せる」と大切にしまっていた(^^;)
フェリー乗り場の一帯は、昔ながらの建物があちこちに残っていて、散策も楽しい くれぐれもフェリー乗り場はベルゲン港ではないので、要注意
こんな大きな船は初めてだった。甲板に出て、さわやかな風に全身をゆだねる。青い空、ぽっかり浮かぶ雲、真っ青な海、形を変える島など、移りゆく景色が時間を超えて、わたしたちを楽しませてくれた
船の通った航路に、幅広い泡の帯が続く。甲板にいても、船室に戻っても、船の揺れはほとんど感じない
甲板では、ワイングラスを紐で移動するゲームに若者たちが興じていた 船は10階建て。いくつかのレストランをはじめ、ラウンジ、デッキラウンジ、カフェ、バー、ゲーム室、タックスフリー、キッズスペースなど、設備も万全
4人部屋だからか、部屋は思ったよりも広くて、くつろげた 昼寝をしてから、うろうろと船内を歩き回る。どこもゴージャスな造りで、船内を歩くだけでも、テンションが上がる(^0^)
夜のビュッフェでは、ビールやワインを飲み、海老やチーズ、肉、パスタなど、思い切り食べる。味よし、品数よしで、大満足。デザートのケーキ類が充実していたのに、あまり食べられず、ちょっと残念だった

次は オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク
⑦北欧最大の芸術の祭典「オーフス・フェスティバル」と「デン・ガムレ・ビュ」

2016年北欧24日間の個人旅行 タリン編/エストニア
①2016年北欧&タリン&St.ペテルブルクの旅行表 ⑩中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街
オスロ編/ノルウェー ⑪野外オペラなど、タリンのフェスティバルを楽しむ
②オスロの街めぐりと、オスロを楽しむ ヘルシンキ編/フィンランド
③ビィグドイ地区など、オスロの文化と歴史をめぐる ⑫トラムを使って、ヘルシンキの街めぐり
フロム&ベルゲン編/ノルウェー ⑬かもめ食堂ロケ地巡りとバルト海シリヤラインクルーズ
④フロムの街と、フロム鉄道と、ハイキング サンクトペテルブルク/ロシア
⑤世界最大のソグネフィヨルドのクルーズ ⑭エルミタージュ美術館など、サンクトペテルブルク巡り
⑥ベルゲンの街並みと、世界遺産ブリッケンの散策 ⑮ロシア民族ショーなど、サンクトペテルブルクを楽しむ
オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク ストックホルム編/スウェーデン
⑦北欧最大の芸術の祭典「オーフス・フェスティバル」 ⑯旧市街ガムラスタンと国会議事堂と王宮衛兵交代式
⑧コペンハーゲンの街と、ニューハウン地区 ⑰ストックホルム街散策とオペラ鑑賞と地下鉄アート
⑨ヒッピーの楽園クリスチャニアと傭兵交代式 ⑱スウェーデンの原風景が広がる「ダーラフローダ」
2016年北欧個人旅行のえとせとら

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