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2016年北欧24日間個人旅行(2016.8.23-9.15)
タリン編/エストニア
中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街
世界遺産のタリンの旧市街 エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
バルト三国の中でも、最も北にあるエストニア。フィンランド湾をはさんで、高速船でフィンランドから2時間ほどの近さで、日本人ならパスポートも不要、ということで、タリンへ寄り道してきた。「デンマークの城」というエストニア語の意味「ターニ・リン」から「タニン」と呼ばれるようになったという。ヨーロッパの中でも、タリンは、もっとも中世の面影を残し、14~15世紀の住居が今なお、ひしめいている。旧市街では、目の前で、中世の衣装を着た人たちが働いていた。城壁に囲まれた、東西約800m、南北約900mという小さなひなびた街には、大聖堂、聖オレフ教会、旧市庁舎と、尖塔がいっぱい立っていた
ヘッレマン塔から城壁に登り、旧市街を眺める。124mと旧市街で一番高い「聖オレフ教会」の塔がのぞめる
城壁にのぼると、城壁を歩く通路が続いている。ただ、旧市街の全景を写すにはちょっと高さが物足りない(^^;)
ふとっちょマルガレータは、なるほど本当にどっしりと大きい。ちょうど下に人がいるので、見比べることができる。マルガレータ脇のスールランナ門をくぐって、まずは旧市街へ一歩踏み出す
聖カタリーナ通り(Katariina Kaik)を歩くと、石畳の道と、幾重ものアーチがある不思議な空間に出た。かつてギルドのメンバーたちが住んでいたという
突然振り出した雨に濡れたタリンの旧市街。オレンジの屋根が濡れて、一層、色めき立つ。nabeさんが見つけた「コフトゥの展望台」からの眺め
タリンの中心「ラエコラ広場」 エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
広場の周りにはカラフルな建物が並ぶ。この広場を中心に、街は広がっていった
広場で素敵な伝統楽器を奏でながら、美しいソプラノで歌っていた女性。まるでハープのような調べ
広場に、引き回された罪人の行列がやってきた。リヤカーの中には、斬首された頭が入っている。中世の頃、この広場で、結婚式や罪人の処刑が行われたという
楽しい通りの名前「短い足」と「長い足」 エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
タリンの旧市街は、商人や職人の街である「下町」と、貴族たちが住む「トームペア」という丘に二分されていて、2つの道で結ばれていた。短い足(左)は急坂で近道、長い足(右)は緩やかな坂道だ。ネーミングが可愛い
旧市街の散策で見つけたもの エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
「つるべ井戸の広場」で見つけた、民族衣装の女の子たち。タリンのフェスティバルに出演するのだろう
聖カタリーナ通りで見つけたトンネル。中世の面影そのまま。タリンは、そういう場所だらけだ 中に入ると、単なるレストランの入り口だとわかる。でも、こんな、ちょっとした路地がおもしろい こんな細い路地にもしっかり石畳が敷き詰められ、ゴミひとつない
タリンの店は、店の入口も思い思いの工夫がされていて、気ままな散策だけでも楽しい
旗や花が飾られ、素敵なテントも張られたりして、通りは一層華やかに。右はメイン通りのピック通り
トンネルをのぞくと、日の当たったテラス席に、お客様とスタッフさんがおしゃべりをしていた。思わず、シャッターを押す 上:結婚して、タリンに住んでいるというご婦人とおしゃべり。8月から秋にかけて、雨が多いそうだ。石畳は濡れて、ちょっぴり明るくなった気がする
「死のダンス」が有名な「聖ニコラス教会」 エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
ベルント・ノトケが描いた奇怪で神秘的な作品「死のダンス」が有名な聖ニコラス教会。船乗りの守護聖人ニコラスに捧げられたタリン最古の教会だが。現在では教会としての役目を終え、博物館として、中世の芸術品が収められている。また、コンサートホールとしても使用されているという
主祭壇いっぱいに大きな金ピカの屏風絵が飾られている(一部、拡大してみた)
これが有名な「死のダンス」。拡大画像も掲載してみた。王様たちが死神とダンスをする宗教絵画だということだったが、死神はちょっとユーモラスで、ちっとも怖さがなかった(^^;)
帝政ロシアの力をしのぶロシア正教協会「アレクサンドル・ネフスキー聖堂」 エストニア 2016.9.2-9.4
一歩足を踏み入れて、広い教会を埋め尽くす、金色のイコンやモザイクの壁画に圧倒される。内部の撮影が禁止で、その迫力を届けることができないのが残念だ。ロシアによる支配時代を象徴する建物のため、市民の反発もあるのかなと思っていたら、大勢の信者の方々が列をなして、数名の司祭に祈りを捧げていたのでびっくりした。タリンの人たちの信心深さを垣間見た気がした  無料 日~金 8:00-19:00、 土 8:00-20:00
信者の人たちなのかな、と思っていたら、3人の女性は、物乞いの人たちだった。この人たちもロマなのか・・・
城壁に連なる「セーターの壁」 エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
旧市街南東のヴィル門(Viruvärav)をくぐって、城壁内側に入り、すぐ右手のミューリヴァヘ通りに、赤い屋根を突き出し、ずらりと続くのが、「セーターの壁」。マフラーや手袋、セーターなどを売る編み物屋台だ
フェスティバルのイベントがあった「デンマークの庭園」 エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)
「デンマーク国王の庭園」には、2メートル以上はある大男の、裾まで覆う黒マントを着た不気味な像があちこちに立っている。ちょっと調べてみたが、由来はわからなかった
デンマーク国王の庭園では、城壁を背に、男女が美しいコーラスを聴かせてくれた。これもタリンフェスティバルの一環
コーラスが終わると、今度は、民族衣装を着た人たちが、民謡を歌い始める。少年たちの帽子が可愛くて、つい見とれる。そのうち、フォークダンスが始まって、見物人たちを次々と輪の中へ引っ張っていく。慌てて、わたしは構えていた一眼レフを早々にしまって、足早に立ち去った(^^;)
タリンのえとせとら 2016.9.2(金)-9.4(日)
ヴィル門を出ると、新市街。お花屋さんが並ぶ。花の値段を見てびっくり。どれもこれもべらぼうに安い
赤いマスクをつけた女の子が、プラカードを持って、呼び込み中(^^;) 博物館に飾ってありそうなゼンマイじかけの時計が店先に置いてあった のぞき見トム。望遠レンズでのぞいたら、モロいやらしい顔をしていた
「エストニア歴史美術館」 エストニア 2016.9.3(土)
フロリダからいらしたご夫婦とおしゃべり。二人とも学校の先生で来日したこともあるとか 中はセンスがあって、おしゃれなことにまず驚く。ビデオもあるので、見た。展示品の展示の仕方もおしゃれ。デンマーク、ポーランド、スウェーデン、ロシアと多難な歴史を垣間見ることができる
レストラン「オルデ・ハンザOlde Hansa」で中世の趣きを味わう エストニア 2016.9.2(金)-9.4(日)

街の中心ラエコヤ広場にあるレストラン「オルデ・ハンザ(Olde Hansa)」は、ツーリスト向けだが、中世の服に身を包んだスタッフさんや食器なども中世の雰囲気がいっぱいで楽しい。内装はハンザ同盟全盛期のタリンの裕福な商家をイメージしているそうだ。日本語メニューもある

まず、中世風ビール(はちみつ入り黒ビール)を注文すると、花瓶ぐらい大きな陶器のジョッキで届いて、思わず笑ってしまう。つまみで届いたハーブ風味のトナカイの干し肉がほどよくやわらかくて、おいしい
お手頃なワンプレートの肉料理「中世レヴァルの饗宴プレート」は、豚と牛のサイコロステーキ、ザワークラウト(ドイツ風キャベツの漬物)など。森のサラダにも肉が入っていて、大きなオリープの実、豆、チーズなど、こちらも盛りだくさん。どれも素材を生かしていて、おいしく、ダイナミックに食べた
可愛い女の子が店先でアーモンド焼きを作っていたので、さっそく買う。カリッとしていて、ほのかに甘く、食べると止まらない 店の前には、中世の民族衣装を素敵に着こなした女性が笑顔を振りまく
大満足のタリンのホテル「Hotel Montropol(メトロポール)」 2016.9.2(金)-9.4(日)
部屋のスペースも広く、冷蔵庫など、設備も万全。ロビーなども格調がある造り。朝食も、手作りの地元料理が多く、今回の旅行中、一番気に入ったホテルだった。それなのに、タリン価格で料金が格安(2泊で124ユーロ約14,880円)。タリンに行ったら、このホテルが断然お薦め!

次は タリン編/エストニア
⑪野外オペラなど、タリンのフェスティバルを楽しむ

2016年北欧24日間の個人旅行 タリン編/エストニア
①2016年北欧&タリン&St.ペテルブルクの旅行表 ⑩中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街
オスロ編/ノルウェー ⑪野外オペラなど、タリンのフェスティバルを楽しむ
②オスロの街めぐりと、オスロを楽しむ ヘルシンキ編/フィンランド
③ビィグドイ地区など、オスロの文化と歴史をめぐる ⑫トラムを使って、ヘルシンキの街めぐり
フロム&ベルゲン編/ノルウェー ⑬かもめ食堂ロケ地巡りとバルト海シリヤラインクルーズ
④フロムの街と、フロム鉄道と、ハイキング サンクトペテルブルク/ロシア
⑤世界最大のソグネフィヨルドのクルーズ ⑭エルミタージュ美術館など、サンクトペテルブルク巡り
⑥ベルゲンの街並みと、世界遺産ブリッケンの散策 ⑮ロシア民族ショーなど、サンクトペテルブルクを楽しむ
オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク ストックホルム編/スウェーデン
⑦北欧最大の芸術の祭典「オーフス・フェスティバル」 ⑯旧市街ガムラスタンと国会議事堂と王宮衛兵交代式
⑧コペンハーゲンの街と、ニューハウン地区 ⑰ストックホルム街散策とオペラ鑑賞と地下鉄アート
⑨ヒッピーの楽園クリスチャニアと傭兵交代式 ⑱スウェーデンの原風景が広がる「ダーラフローダ」
2016年北欧個人旅行のえとせとら

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