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2016年北欧24日間個人旅行(2016.8.23-9.15)
オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク
ヒッピーの楽園「クリスチャニア」と、衛兵交代式
ヒッピーの楽園「クリスチャニア」/デンマーク 2016.8.31(水)

クリスチャニアは、デンマークの首都コペンハーゲンのほぼ中心に位置する不思議な地域。人口は約1000人ほどで、面積は約34ヘクタール。町というより小さな村のような感じなのだが、れっきとしたデンマークから独立した自治区だ。運河と小さな湖に挟まれ、木々はこんもりと茂り、ここがコペンハーゲンの中心部だということを一時忘れさせてくれる

クリスチャニアのゲート。クリスチャニアの一番の特徴は、アムステルダム(オランダ)、イビザ島(スペイン)と並んで、ヨーロッパに現存する有名なヒッピーコミューンなのだ。昔は危険な地域だったらしいが、今では毎年50万人の観光客が訪れる人気のスポットとなっている
赤い線に囲まれた部分がクリスチャニア。どの地域なのか、調べるのが大変だった 外壁の中がクリスチャニア。18世紀から軍用施設として使用されていた兵舎が使われなくなり、ヒッピーたちが住み始めたのが始まり
物置なのか、家なのか、店なのか、ちょっと不思議な建物。クリスチャニアの国旗は、赤地に、黄色の円が3つ。この円は「Christiania」という綴りに3回出てくる「i」を象徴しているらしい。車侵入禁止の丸い標識。自治区として、ポリスの侵入を防ぐため、車侵入を禁止したらしい。現在、ポリスは自転車で見回っているとのことだ(^^)
クリスチャニアのシンボル的な存在の荷台付きの自転車「デインギー」。
ところで、クリスチャニアの重要なルールは3つ。「暴力禁止」「ハードドラッグ禁止」「自動車通行禁止」。暴力反対、マリファナ以外のハードドラックはダメ、自動車通行禁止と、ヒッピー天国をうたっている
デンマークの人たちにも人気の場所らしく、運河を眺めながら、芝生で、ゆったりとくつろぐ市民の姿でいっぱいだった 売店もあり、手作りのかごや、ぬいぐるみ、学用品、飲み物、お菓子など、生活用品も豊富
自由な気風があちこちに、あふれていて、ぶらぶら歩きが楽しい。ただ、 今でも、「No Photo」という看板が立つ、大麻販売区域「Green Light District」だけは、特別。頭をすっぽり黒い覆面で覆った男たちがいっぱいいて、そこの一帯だけは、怪しげな雰囲気だった
覆面男のいる売店の小さな窓から、客が大麻を買っているのがわかる。バーは、マリファナらしきたばこを吸っている人たちでいっぱいだ。わたしたちは、「No Photo」の看板を見た瞬間、カメラをカバンにしまい、緊張しながら、通り抜けた。そのため、「Green Light Dictrict」の画像は一枚もない。インターネットで見つけた画像を数点紹介して(小さくて見づらいが)、ちょっとだけ雰囲気をわかっていただけたら、と思う
手作りの木造建てが多い中、りっぱな建物を発見。多分、公共の建物?
クリスチャニアで見つけた子供たちの遊び場「ワンダーランド」。デンマークから見ると、クリスチャニア自身がデンマークのワンダーランドなのかも? こちらの家もりっぱ。高い建物がないので、どの家も日差しがいっぱい差し込む。雑草も元気に、はびこっていた(^^;)
自給自足をめざす、ヒッピーらしく、クリスチャニアでは、家具から家まで自分で作るのが一般的。クリスチャニアのDIY(日曜大工センター)では、ネジを始め、木材や家具など、物作りのための、中古の材料が安く売られていた
雑草とともに、庭も可愛く手入れされている。ヒッピーの根幹の「フリー」ということが守られていて、落書きは自由だし、犬も人間同様、鎖につないではいけないし、たばこも全域喫煙になっている
それにしても、コペンハーゲンの中心からそう遠くない地域に、こんな地域が存在することは、不思議だ。クリスチャニアにはたくさんの芝生、緑のスペースがあり、夏ともなると、デンマーク人たちの格好の散歩道になるという。ひょっとして、クリスチャニアの自治区ができたお陰で、開発の波に飲み込まれず、この自然いっぱいの場所が残ったのかもしれないな、と思う
クマの毛皮の帽子が可愛い、アメリエンボー宮殿の衛兵交代式 デンマーク 2016.9.1(木)
海外で、衛兵交代式があると知ると、必ず見に行く。それぐらい交代式が好きだ。交代式には、その国それぞれの特色が現れて、おもしろい。特に、クマの毛皮の帽子がお人形さんのようでかわいいデンマークの衛兵交代式は楽しみにしていた。行進は、一糸乱れぬ動きで素晴らしかったし、見張りの時も、宮殿に足を踏み入れた人を見つけると、「ヘイ、ユー!」と注意するので、迫力があった。交代式は、アメリエンボー宮殿で12:00から
宮殿の屋根に、スウェーデンの国旗がひるがえっている。今日は女王が在宮。女王がいる時は、King's Guard が交代式を行うらしい。宮殿は、冬の王宮として、現在も使用されている
八角形の広場から、四方をのぞむと、大理石をふんだんに使ったロマネスク・バロック様式の「フレデリクス教会」のドームがまず目に入る。広場中央には、この宮殿を建てたフレデリック5世の銅像。広場には、柵などもなく、宮殿は至って、開放的だ
女王をお迎えに来たのか、正装した御車(ぎょしゃ)に手綱を引かれて、馬車が門の中へ入っていった
衛兵は、普段はこんな感じで門の横に立っている。イギリスの衛兵はまばたきさえせず、マネキンのようだったが、デンマークの傭兵は、キョロキョロと辺りを見回して、にらみを利かせている。そして、少しでも宮殿に足を踏み入れたりする者がいると、「へイ、ユー!」と大声で注意するので、迫力があった
お揃いの黄色いカンムリを付けた、小さな王子やシンデレラたちが、登場し、見物人たちの笑顔を誘う。宮殿の広場には縄を張った外側に大勢の見物人がぎっしりと並んでいた
ブラスバンドに続き、衛兵の行列も次々に現れ、広場を、たくさんの衛兵たちが靴音を立てながら行進する
あどけない青年たちの顔のアップを撮ろうと、一眼レスの望遠レンズを最大に伸ばして、狙っていたら、衛兵さんたちのカメラ目線に会ってしまった(^0^)
ブラスバンドの演奏が宮殿の広場に響き渡る。演奏の曲数も多く、聴きごたえ十分だ。石畳にあぐらをかいて、撮影していたので、お尻は痛くなるし、お尻から徐々に冷え切っていった(^^;)
クマの毛皮の帽子もバッチリ撮影。それにしても、大きな帽子だ!人によって、微妙に形が違う たくさんの勲章をつけた上官を発見。二人ともえらい人に違いない
nabeさんのUチューブ「アメリエンボーの衛兵交代式」 デンマーク 2016.8.31(水)-9.2(金)
nabeさんのUチューブ紹介です。
主にバンドの撮影を行っていますが、たくさんの衛兵たちがまるでパレードみたいに、連隊を組んで行進するさまは圧巻です。
いい場所が取りたくて、場所取りをしたのは、1時間以上前。お陰で、正面から見える、最前列という絶好のポジションを確保。
交代式が始まったのは、12時過ぎてから。石畳にあぐらをかき、望遠レンズをのぞくと衛兵たちのひとりひとりの表情までの見て取れました。
皆さん、美青年(いや、美青年を狙っただけかも(^^;))。
思い切り、シャッターを押すことができました。
アメリエンボーの衛兵交代式はお薦めのイベントです。
コペンハーゲン在住のSue&Joeとの再会とFood Street「カーネルBTS」 デンマーク2016.8.31-9.2
カナダでも再会したが、相変わらず、彼らはヨーロッパを点々とし、今はデンマークに住んでいる。Joeはコックの修行中で、その店のコース料理は一人4万円すると言っていた。コペンハーゲンはノルウェーに次ぐ物価高の国だ。ランチを食べようと、Sueちゃんに、地元の人に人気のローカルな場所「カーネルBTS」へ連れて行ってもらった
フードストリート「カーネルBTS」は、独特な雰囲気で、自由きままな感じがおもしろい。好きなものを注文して、好きな場所で食べることができる。店はアジアン系も、デンマークのローカル料理も、中華料理も、いろいろと揃っていて、デンマークの名物 「スローブロー」のおしゃれなオープンサンドやピザで腹ごしらえをした
建物の外はもう運河。サンデッキで寝そべりながら、ランチをする人も多い

次は タリン編/エストニア
⑩中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街

2016年北欧24日間の個人旅行 タリン編/エストニア
①2016年北欧&タリン&St.ペテルブルクの旅行表 ⑩中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街
オスロ編/ノルウェー ⑪野外オペラなど、タリンのフェスティバルを楽しむ
②オスロの街めぐりと、オスロを楽しむ ヘルシンキ編/フィンランド
③ビィグドイ地区など、オスロの文化と歴史をめぐる ⑫トラムを使って、ヘルシンキの街めぐり
フロム&ベルゲン編/ノルウェー ⑬かもめ食堂ロケ地巡りとバルト海シリヤラインクルーズ
④フロムの街と、フロム鉄道と、ハイキング サンクトペテルブルク/ロシア
⑤世界最大のソグネフィヨルドのクルーズ ⑭エルミタージュ美術館など、サンクトペテルブルク巡り
⑥ベルゲンの街並みと、世界遺産ブリッケンの散策 ⑮ロシア民族ショーなど、サンクトペテルブルクを楽しむ
オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク ストックホルム編/スウェーデン
⑦北欧最大の芸術の祭典「オーフス・フェスティバル」 ⑯旧市街ガムラスタンと国会議事堂と王宮衛兵交代式
⑧コペンハーゲンの街と、ニューハウン地区 ⑰ストックホルム街散策とオペラ鑑賞と地下鉄アート
⑨ヒッピーの楽園クリスチャニアと傭兵交代式 ⑱スウェーデンの原風景が広がる「ダーラフローダ」
2016年北欧個人旅行のえとせとら

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