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2016年北欧24日間個人旅行(2016.8.23-9.15)
オスロ編/ノルウェー(2016.8.24-8.30、9.12-9.13)
ビィグドイ地区でオスロの文化と歴史に触れる
フェリーでビィグドイ地区へ渡り、ユニークな博物館めぐり
ユニークな博物館が集まるビィグドイ地区は、オスロ西側にある小さな半島。「ノルウェー民族博物館」の目玉「スターヴヒルケ Stavkirke」やヴァイキング船を見て、ノルウェーの歴史や文化にちょっとだけ触れてきた
民族博物館の木造教会「スターヴヒルケ」 ノルウェー 2016.8.25(木)
市庁舎前から夏のみフェリーが出ている。博物館めぐりのため、オスロパスを購入する フェリーは、ドロンニンゲン桟橋から、10-30分ごとに出ている。125NOK
(オスロパス可)
ビィグドイ地区で、最初に向かったのは、ノルウェー民族博物館
スターヴヒルケは、中世の建築様式で作られた教会。木造で現在、スターヴビルケは30棟前後しか残っていない。こちらのスターヴヒルケは13世紀にゴルという地方に建てたれた教会を移設したもの
スターヴヒルケの教会入口には、民族衣装を身に着けた若い神父さんが静かに本を読んでいた 屋根の上には、ヴァイキング時代の名残の魔よけの龍頭が空に突き出ている。木が腐らないよう、腐り止めのタールのようなものを塗っているので、黒々と光って見える
衣装、食器、テーブルなど、昔を忍ばせる品々が展示されている 昔ながらの赤い家。屋根にはびっしりと草 リスはしばらくの間、わたしを見てから、ゆっくりと逃げていった(^^;)
実は、真っ先に民族博物館へ行ったのは、夏の間だけ、14:00に行われる野外ステージのフォークダンスの公演を楽しみにしていたから。小雨の場合は、展示館で行われると、ガイドブックに書かれていたので、今日は、どっちかなと思いながら、インフォメーションセンターで尋ねると、今日はフォークダンスはありませんとの返事。フォークダンスの公演は、日曜日だけのサービスだった。ただでさえ、青空がなくて、気が晴れないのに、マートハーレンに続き、2回目のガッカリに遭遇。でも、気を取り直して、ヴァイキング船を見に向かった
1000年以上前のヴァイキング船があるヴァイキング船博物館 ノルウェー 2016.8.25(木)
800年から50年間、使用されたという女王の船「オーセバルクosebarg」。女王の死後、遺体とともに埋葬されたもので近年、発掘された。1000年以上の時の流れを経たヴァイキング船の見事な流線美にしばし見とれる。
ヴァイキングと言えば、船に乗って海を我が物顔で渡り歩き、他の船から金品を略奪する強盗のイメージが強いが、実は、彼らは元は農民・漁民であり、優れた造船技術・航海技術でヨーロッパや北米大陸へ進出し、海上交易の功績となった集団だという。彼らの造船技術がヨーロッパをけん引していった
コンチキ号博物館 ノルウェー 2016.8.25(木)
バルサ材で造られた、いかだ船「コンチキ号」。バルサは成長が早い樹木で、樹高は 30 メートルに達する。非常に軽くて軟らかい材木 ヘルエンダールを含む7人を乗せ、コンチキ号は、101日間をかけ、ペルーからイースター島への漂流を成功させた
ラー2号が掲げているのは、「ラー」つまり、「太陽」で、残念ながら、日の丸ではない(^^;)。ビデオ室をのぞくと、「コンチキ号」の冒険の映像が楽しめる
フラム号博物館 ノルウェー 2016.8.25(木)
アムンゼンとともに南極探検へ出かけたフラム号。内部も入ることができる。実際に使用した食器類、娯楽用品、探険の時に着用した毛皮などが展示されている(100NOK オスロパス可)
マートハーレン市場にガッカリして、カフェでくつろぐ ノルウェー 2016.8.25(木)
海外で必ず行くことにしているのが市民の台所を担う「市場(マーケット)」。今回も、ノルウェー最大級の食市場という情報を見つけて、「マートハーレン市場」に行くのを楽しみにしていた。
オスロパスを使って、トラム12番に乗り込み、Schous plass駅で下車(オスロパスは使用時、最初の乗車の時だけ、オスロパスのチェック機にかざすこと)。
地図を頼りに歩くと、7、8分ほどで発見することができたが、10時前に到着してしまったので、開店するまで散歩して時間をつぶす。
ところで、わたしが市場をこよなく愛するのは大勢の市民の中に一瞬紛れ込むことができるから。どこでも写真を撮る時は、できるだけ市民の姿が入るよう、心がけている。観光客目線ではなく、その街の普段の姿を一瞬でも垣間見ることができればな、と思っているからだ
グリーネルロッカ地区は、学生の街なのか、通学中の学生がたくさん通る。美術大学でもあるのだろうか、大胆なペイント画があちこちにあって、朝の散歩を楽しませてくれた(右の巨大なボトルはマートハーレンに立っている)
「マートハーレン」は、2012年10月に、首都オスロのグリーネルロッカ地区にオープン。ノルウェー最大級の食市場との情報だったので、かなり期待していただけに、まばらな店内にガッカリ。朝のせいなのか、新グルメスポットとして、市民の間にまだ浸透していないのか、場所がちょっと不便なせいなのか、店内はハイセンスで見ごたえがあったものの、10時を過ぎてもほとんど買い物客がいなかったので、早々に引き上げてしまった
マートハーレン市場は、月曜がお休みで、火-金が10:00-20:00、土曜10:00-18:00、日曜12:00-17:00.
ひょっとしたら、夜になるとにぎわうのかもしれない
朝食をマートハーレン市場で食べそこなったので、駅に向かう途中の「Espresso House」に入る。本棚があったり、ローソクに火がともっていたり、店内の雰囲気は中々素敵で落ち着く
何より、スタッフの女の子が親切で可愛い。サンドもコーヒーもおいしかった。いつも食べると、さっさとお店を出るのに、ここでは、のんびりとくつろぐことができた。朝食料金220NOK(約2860円)
オスロで有名なレストラン「カフェ・クリスチャニア」事件 ノルウェー 2016.8.25(木)
今回の旅の初日の夕食で、事件が起きた。
その日、せっかくなので、ガイドブックのトップに紹介されていたノルウェー料理のレストラン「カフェ・クリスチャニア」でノルウェー料理を食べようと、勇んで出かけた。店内は年代を経た感じでアンティークな小物や看板が配置されていて、ギャラリーのような雰囲気。ろうそくの炎がよく似合っていた。

この店の紹介と一緒に掲載されていた「ロースト・ダックのマッシュポテト添え」を食べたかったので、ガイドブックの画像をそのまま見せると、「この料理は今はありません」という。ダック料理はありますか、と尋ねると、「ありますよ。でも、レア料理になりますが、大丈夫ですか? レアですよ?」と心配そうに、何度も尋ねる。いつも、焼き方はレアにしているので、「問題ありません(No problem)」とニコニコと応えた。

さて、料理が来て、最初に味見をしたnabeさんが飛び上がった。焼き方がレアなのではなく、ダックの生肉そのままだったのだ(^^;)。食べてみると、香辛料がほどよく効いていて香ばしく、アジのたたきのようにさっぱりしておいしい。そのまま完食して、更にnabeさんを驚かせた。もう1品のメニューの筆頭に載っていた「ノルウェー肉の煮込み」は、豆類と一緒に煮込んだノルウェー産のチキンで、nabeさんはなるべくダックの生肉が目に入らないよう、下を向いて、もくもくと食べていた(^^;)。

レシートが見つかったので、ついでに記載。Frydenlundビール2人156NOK(約2028円)、Andeconfitノルウェー産鶏煮込み235NOK(約3055円)、Tartar Hovendrett185NOKダックの生肉(2405円)。ノルウェーのレストランはバカ高いと知っていたが、ここは結構リーズナブルだった

次は フロム&ベルゲン編/ノルウェー
④フロムの街と、フロム鉄道と、ハイキング

2016年北欧24日間の個人旅行 タリン編/エストニア
①2016年北欧&タリン&St.ペテルブルクの旅行表 ⑩中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街
オスロ編/ノルウェー ⑪野外オペラなど、タリンのフェスティバルを楽しむ
②オスロの街めぐりと、オスロを楽しむ ヘルシンキ編/フィンランド
③ビィグドイ地区など、オスロの文化と歴史をめぐる ⑫トラムを使って、ヘルシンキの街めぐり
フロム&ベルゲン編/ノルウェー ⑬かもめ食堂ロケ地巡りとバルト海シリヤラインクルーズ
④フロムの街と、フロム鉄道と、ハイキング サンクトペテルブルク/ロシア
⑤世界最大のソグネフィヨルドのクルーズ ⑭エルミタージュ美術館など、サンクトペテルブルク巡り
⑥ベルゲンの街並みと、世界遺産ブリッケンの散策 ⑮ロシア民族ショーなど、サンクトペテルブルクを楽しむ
オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク ストックホルム編/スウェーデン
⑦北欧最大の芸術の祭典「オーフス・フェスティバル」 ⑯旧市街ガムラスタンと国会議事堂と王宮衛兵交代式
⑧コペンハーゲンの街と、ニューハウン地区 ⑰ストックホルム街散策とオペラ鑑賞と地下鉄アート
⑨ヒッピーの楽園クリスチャニアと傭兵交代式 ⑱スウェーデンの原風景が広がる「ダーラフローダ」
2016年北欧個人旅行のえとせとら

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