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2016年北欧24日間個人旅行(2016.8.23-9.15)
ストックホルム編/スウェーデン
スウェーデンの原風景が広がる「ダーラフローダ」
スウェーデンの心のふるさと「ダーラフローダ(Dala Floda)」について スウェーデン 2016.9.12(月)
旅の最後に、往復6時間をかけ、「ダーラフローダ」という、美しい自然と、スウェーデンの伝統が今なお息づく小さな町を冒険してきた。「ダーラフローダ」は、ストックホルムの北西、シリヤン湖の南に位置する。ダーラは「谷」、フローダは「川」を意味する。住民約1,000人ほどの小さな村に下り立って、交通手段もなく、情報も乏しいまま、観光することができるかどうか不安だったが、いざ降り立つと、今回の旅の締めくくりにぴったりの旅となった
ストックホルムからボーレンゲへ向かう列車が40分以上遅れてしまった。ダーラフローダへ向かう次のバスは、3時間後だったため、午前中しか営業しない、この小さな赤い家の「フローダ・ヘムスロイド(Floda hemslöjd)」に入ることはできなかった。ガッカリした気持ちを、この真っ青に晴れ渡った青空がなぐさめてくれた
川に沿って続く、草原の中に小さな赤い家がポツンポツンと立っている。あとは、青空と澄み切った空気だけ。お腹いっぱいに空気を吸う。こんな時間の過ごし方をしたのは、一体、いつのことだったろう
花をあしらったポーソム刺繍の民族衣装をつけた女性の、ダーラフローダのウェルカムボードが草原に立っている。フローダのポーソム刺繍のドレスはスウェーデンで一番美しい民族衣装だという。夏至祭りには、そのような民族衣装を着た人たちが行列をなし、20mはある草花で飾った白樺のポールを空高く、突き立てて、その周りで輪になって踊るという。
特に、レクサンドで行われる夏至祭りは有名で、世界各国から毎年2万人が参加するそうだ。民族衣装がいっぱいの夏至祭り、機会があったら、ぜひ行ってみたいと思っている(※左の画像のみ、ネットより拝借)
ダーラフローダのシンボル「スウェーデン最長の木橋」 スウェーデン 2016.9.12(月)
唯一、ダーラフローダの観光スポットは、フローダ教会と、赤い木造りの橋ぐらい。木橋は今も現役で、車がやっと一台通れる幅で、橋の上にいた時に、車がやってきて、木橋が揺れ、ちょっと怖かった。googleマップでのぞいてみると、橋の看板に「kyrkbon」と書かれている。「教会の橋」という名が付けられているようだ
ヴェステルダール川を木橋で渡ると、赤い木橋と白いフローダ教会を一緒に眺めることができる
温かみいっぱいのフローダ教会 スウェーデン 2016.9.12(月)
せっかくなのでフローダ教会へ入ってみることにする。よく手入れが行き届いた、温かみのある教会だ
鍵のかかっていない教会のドアを押して、礼拝堂に入ると、辺り一面、光が満ちていて、明るく澄んでいた
2階には、可愛いパイプオルガン。礼拝堂の横には、通常の教会では余り見ない、団らんスペースが設けられている。誰でもが自由に出入りできるトイレも清潔で、吊り下げられたカラフルなシャベルが微笑ましかった
ダーラフローダへの交通手段 スウェーデン 2016.9.12(月)
走っている列車からの撮影なので、前面がぶれているが、夕陽を受けた車窓からの風景が美しかった
ユーレイルパスを利用し、ストックホルム中央駅7:45に出発し、ボーレンゲ駅10:10着の予定だった。ところが電車が大幅に遅れ、10:20発のダーラフローダ行のバスに乗れなかった。列車の遅れは海外では、よくある。いちいちメゲては、個人旅行はできない、と思いつつも、ダーラフローダの滞在時間が極端に短くなったのは悲しかった
次のダーラフローダ行のバスは、なんと3時間後の13:16発(121番)。気を取り直して、駅の先にあるバスのチケット売り場で料金60Skrの切符を2枚購入し、ボーレンゲ駅近くに立つ巨大なIKEAで時間をつぶした
逐一、バス停に止まりながら、道路を快走し、40分ほどでダーラフローダのバス停「Dala-Froda Ica」に到着。Ica(イッカ)とは村の中心にあるスーパーマーケットの名 途中のバス停でたくさんの学生が乗り込んで来た。1日6本足らずのバスを通学で使うのは、かなり大変だろうなと思う(^^;)

復路はホテルの到着時間を考えると、これ以上遅い便は無理。ダーラフローダ14:51発のバスで、ボーレンゲ駅15:35到着。ボーレンゲ駅15:57発のストックホルム行きの列車に乗り、ストックホルム中央駅に18:16到着

ダーラフローダのえとせとら画像 スウェーデン 2016.9.12(月)
なぜか、横一文字に並んで、草をはむ羊たちのお尻が可愛い
ストックホルムの地元の人たちに人気の「クヴァルネン(Kvarnen)」 スウェーデン 2016.9.13(火)
ストックホルムへ来たら、このお店がお薦め。セーデルマルム島にあり、地下鉄「Medborgarplatsen」駅で下車して、すぐ。1908年に開店、観光客より地元の人に人気の店。そのためか、アジア系はわたしたちだけだった
店に入ると、ランチは、ビュッフェのみということで、ビュッフェスタイルのランチをとることになった
銅製の品で飾られた店内が素敵だ。ビュッフェは、品数が多すぎて、全種類食べるのはすぐに諦めた。ひとつひとつの味がしっかりしているので、ひと皿だけでギブアップ。トドメに6種類のデザートをゆっくりと楽しんだ

次は 2016年北欧個人旅行のえとせとら
⑲旅の中で見つけた北欧のえとせとら

2016年北欧24日間の個人旅行 タリン編/エストニア
①2016年北欧&タリン&St.ペテルブルクの旅行表 ⑩中世の面影が残る石畳の世界遺産タリンの旧市街
オスロ編/ノルウェー ⑪野外オペラなど、タリンのフェスティバルを楽しむ
②オスロの街めぐりと、オスロを楽しむ ヘルシンキ編/フィンランド
③ビィグドイ地区など、オスロの文化と歴史をめぐる ⑫トラムを使って、ヘルシンキの街めぐり
フロム&ベルゲン編/ノルウェー ⑬かもめ食堂ロケ地巡りとバルト海シリヤラインクルーズ
④フロムの街と、フロム鉄道と、ハイキング サンクトペテルブルク/ロシア
⑤世界最大のソグネフィヨルドのクルーズ ⑭エルミタージュ美術館など、サンクトペテルブルク巡り
⑥ベルゲンの街並みと、世界遺産ブリッケンの散策 ⑮ロシア民族ショーなど、サンクトペテルブルクを楽しむ
オーフス&コペンハーゲン編/デンマーク ストックホルム編/スウェーデン
⑦北欧最大の芸術の祭典「オーフス・フェスティバル」 ⑯旧市街ガムラスタンと国会議事堂と王宮衛兵交代式
⑧コペンハーゲンの街と、ニューハウン地区 ⑰ストックホルム街散策とオペラ鑑賞と地下鉄アート
⑨ヒッピーの楽園クリスチャニアと傭兵交代式 ⑱スウェーデンの原風景が広がる「ダーラフローダ」
2016年北欧の個人旅行のえとせとら

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