2014年カナダ個人旅行(2014.8.22-9.12)
カナディアン・ロッキー編(2014.9.2~9.6)
⑫バンフでサイクリングとイブニングサファリ探検
バンフで思いきりのサイクリング ①「バーミリオン湖サイクリング」(2014.9.5)
バンフ国立公園の中にあるカナディアンロッキーの中心的な町「バンフ」。北にカスケード山、南にサルファー山を控え、街の中をゆるやかなボウ川が走っている。そんな大自然に囲まれたバンフをサイクリングしてきた
実は、サイクリングのスタートする場所は、バンフのメインストリート「バンフアベニュー」の南端にある「カスケードガーデン」の「カナダプレイス」に決めていた。ここから、カスケード山(高さ2949m)を背にしたバンフの街並みを写してから、サイクリングをスタートさせたかった
バンフの周辺には、ハイキングや歩行者のためのトレイル(ハイキング道)が用意され、安全。人気のコースは、街の北側のフェンランド・トレイルを通って、バーミリオン湖に沿って走るサイクリングコース。起伏もなく、朝の澄み渡った空気を切って、快調に走ることができる。バンフから40分ほどで3つのバーミリオン湖を回った
バーミリオン湖に現れたアカリスはいたずらっ子。ベンチに座っている男性の足元でチョロチョロしていたかと思うと、リュックに這いあがって、中を物色(^_^;)。男性にリュックのファスナーを締められても、中々諦めなかった
最初に覚えた山の名は「ランドル マウンテン(高さ2949m)」。とても不思議な形をしていて、おまけに、見る場所によって、山の形が見事に違って見える。バーミリオン湖から眺めると、崩れかけた岩山のように見えた
レンタサイクルは1日1人$36。親切な店員さんに、地図やロック(無料)をもらって、出発 これは多分子供用の自転車に違いない(^_^;)。nabeさんが「ナゾの小学生だ」と後ろからうるさかった(ーー;) バーミリオン湖から次のサイクリングコース「トンネル山周回コース」へ出発。街の入り口の看板がお出迎え
バンフで思いきりのサイクリング ②「トンネル山サイクリング」(2014.9.5)
バンフから登り坂を上ると、最初のビューポイント「ボウ滝」に到着。山から流れ落ちる滝を想像していると、当てが外れる(^_^;)。きれいかと聞かれたら、ちょっと口ごもってしまう(^_^;)。この先が、「サプライズ コーナー」。nabeさんは、何かそこでもらえるのかと思っていたそうだ(^_^;)。ただのヘアピンカーブである(^_^;)。

実は、ネットに、このトンネル山周回は45分から1時間の中腹を走る中級のサイクリングコースと書いてあった。中級の人が1時間ほどで走るのだから、わたしたちは2時間ぐらいで回るだろうとタカをくくっていたら、途中何度も引き返そうとしたぐらい、とんでもなく大変なサイクリングだった(;_;)。つまり、シティサイクルでのトンネル山周回は、ちょっと無謀だったのだ(T_T)
自転車を押しながら、一歩一歩坂道を上って、汗だくでトンネル山入り口に到着。登山入り口には車でやってきた若者たちがトンネル山の頂上に登るらしく、楽しそうにおしゃべりしていた。
この時点で、既にわたしの体力は使い果たしており、トンネル山登頂には見向きもせず、無言で再出発
自転車を押し続けて、やっと報われたのが、この瞬間。真正面に、雄大なカスケード山がそびえていた。それからは、右に左にカスケード山が付いて回って、疲れを癒してくれた
山に囲まれた、だだっ広い台地で、なんと結婚式の準備中。きっとこの大自然が2人の縁を取り持ったのかも。しかも、途中の街の「ウエディングボード」で知ったが、新郎はミヤゾエさんという日本人だった(^_^)
バンフからサプライズコーナーを経て、ボウ谷展望台、プードゥー展望台を抜けて、バンフアベニューからバンフへ戻るトンネル山周回。わたしたちはたっぷり4時間かかって、くたくたになって帰還した(^_^;)。急な登り坂もあり、登り坂の距離が結構長いので、サイクリングに慣れていて、体力のある人向き。まして、シティサイクルでは無謀だった。また、このサイクリング中、何度も人に道を聞きながら走った。つまり標識は余りなかった(^_^;)。
イブニングサファリ動物探検ツアー(2014.9.5)
2、3頭のシカでも見るぐらいかな、と思って参加した「イブニングサファリ動物探検ツアー」。次々に現れる野生動物に大興奮。トロコツアーズのコンダクター小平さん(出身地より命名)の横の助手席に飛び移って、バシバシ、一眼レフで動物を捉えてきた
午後6時過ぎ、標高1636mのマウント・ノーケイビューポイントから夕刻のバンフの街を眺める。まだまだ日は明るい。さまざまな姿を見せる山々と、緑の木々、点在する湖・・・子供の頃、夢の中で空を飛んだのは、こんな高台からだったような気がする。思わず、子供に戻って歓声を上げてしまう
お昼にサイクリングを楽しんだバーミリアン湖の全景も見える。背後にはカナディアンロッキーの尾根が幾重にも重なっている。夕陽を見るためだろう、あちこちで人の姿がシルエットになっていた
サファリ―探検ツアー「エルク、発見!」(2014.9.5)
「幸運ですねぇ」と小平さんが言ったのは、「エルク」のカップルを見ることができたから。通常エルクはオスはオス同士で、メスたちは子供と一緒に行動する。オスとメスが一緒にいるのは、繁殖期だけなのだ
立派なツノを持った大きなオスが警戒し始めたのか、こちらの様子を伺い始めた
エルクのオスは、短いツノを持つ、オスよりもひと周りほど小さなメスを2匹も連れていた
サファリ―探検ツアー「ビッグホーンシープは見放題」(2014.9.5)
ビッグホーンシープは道路沿いに出て来るので、もう見放題だ(^_^;)。この3匹の親子は、道路沿いの岩のミネラルをなめに来たらしかったが、小さい子供が高い岩の上で立ち往生し、落ちそうになって、わたしたちをハラハラさせた。子供は半分ずり落ちそうになりながらも下りて、一気に母親のおっばいに食らいついていた(^_^;)
<nabeさんのUチューブ>
岩でミネラルを舐める親子のビッグホーンシープ
2014.9.5>

岩にいた3びきのビッグホーンシープの親子。
子供が岩から落ちそうで、小平さんとわたしは、
思わず、叫んでしまう(^_^;)
バッファローベリーというクマの大好物が群生しているというツージャック湖方面へ向かう。すっかり暮れかけたのは道路だけなのか、空だけはまだ明るい。ツージャック湖に向かう途中に、エルクなどの鹿をよく見かけるらしい
さっそく草地で草をはむ、立派なツノをもったオスのエルクを発見
車移動の途中で、たくさんの自転車を持った人たちに出会う。明日、バンフでトライアスロンが開催されるため、その準備が行われていた
またまた、道路わきに、ビッグホーンシープの5匹の親子を発見。ビッグホーンシープの親子を見ようと、道路脇に駐車する車がどんどんと増えて行く。車から降りずに野生動物を観賞するのがマナーだそうだが、結構、降りてきて眺めている人も多かった(^_^;)
わたしは小平さんの車の助手席から撮影。ビッグホーンシープは見物客に慣れているのか、逃げる風でもない
バンフ国立公園最大のダム湖「ミネワンカ湖」へ寄る。まるで広さは海のよう。湖底に沈んだホテルを見に来るドライバーで週末はにぎわうという ミネワンカ湖の湖畔では、あちこちにリスが出没。このリスは人懐っこいアカリス
ちょうど、夕陽が山の頂きを染め始め、ミネワンカ湖の湖面に、夕陽の光のさざ波がキラキラときらめいていた
このトロコツアーズの「イブニングサファリ野生動物探検ツアー」は大いに楽しめた。コンダクターの小平さん(出身地から命名(^_^;))は野茂の大ファン。nabeさんは野球ファンに出会えて、嬉しくてたまらず、小平さん相手に野球の話をし続けた。ちょうどトロントで購入し、この日着ていたブルージェイスの青いTシャツを自慢そうに小平さんに見せていた(^_^;)。
小平さんはつい最近、バンフの街を御両親に案内したそうだ。「ここだったら、いいね!」とご両親も安心されたとか。バンフには浮浪者もいないし、街はきれいだし、自然は見事だし、人々は皆、優しかった。
人に優しい街「バンフ」、今回のカナダ旅行で一番楽しめた場所だった
Coyotes(コヨーテ)でランチ(2014.9.5)
1993年から続く、地元の人たちに愛され続けているレストラン「コヨーテ」。ちょうど宿泊先の「キング エドワード ホテル」の前にあり、いつもお客さんで混んでいたので、寄ってみたいなと思っていた
サーモンの「コヨーテ ベーグル バーガー($14)」。このサーモンバーガーはお薦め。粉チーズたっぷりのサラダもおいしかった こちらは「パーフェクト ランチ($11)」。スープは少し辛めのメキシコ風。トマトたっぷりのチーズバーガーとアボガドや野菜たっぷりのバーガーの2種類が楽しめる
バイソンで肉ざんまいのディナー(2014.9.4)
グリル料理中心のバイソンの肉が楽しめるレストラン「バイソン」。サンシャインメドウのハイキングですっかり体力を消耗したため、肉をたんまり食べたくて、「バイソン」へ入った。カウンター越しに大きなキッチンが見える店内は、ほんのりとしたライティングでお洒落
まずは氷河の水で作られた飲みやすいビール「コカニ―($6)」で乾杯。そして、肉ざんまいのグリル料理をオーダー($36)。出て来たお料理は、まな板よりも大きな厚い木のトレイに、アルバータ牛、バイソンのスペアリブ、豚肉がドカーンと載った、ちょっと半端じゃない迫力の料理だった。その中で断トツにおいしかったのがアルバータ牛。バイソンはかぶりつくので、ライオンになった気分を味わえる(^_^;)。ちょっと筋ばっているが、香辛料が効いていて、味は申し分なかった。だから、味の取り柄のない豚肉は完全に両者に負けていた(^_^;)。それからビーフサラダ($14)もおいしかった。もちろん、お肉は食べ切れるはずはなく、テイクアウトボックスで持ち帰る
バンフ開催のトライアスロンの様子(2014.9.6)
前日のイブニングサファリで、トライアスロンの準備をしているのを知っていたが、9月6日、迎えの車を待っているホテル前に、赤と白の袋をぶら下げた、トライアスロンの参加者たちが長蛇の列を作っていた。
「キング エドワード ホテル」のフロントの女性が日本人だったので、いろいろとトライアスロンの話を伺った
トライアスロンと言えば、「泳いで」「自転車に乗って」「マラソンをする」というしんどいスポーツ(^_^;)。しかも、9月6日といえば、もう完全な秋。朝の気温は確か10度あるかないかだったと思う。しかも、朝7時過ぎ頃、レースが始まって、ツージャックレイクで泳ぐのだと、フロントの女性が言うので、びっくりした。
結構、女性の参加者も多かったが、大丈夫だったのだろうか。
ボランティアのスタッフはお揃いのオレンジのTシャツ スポンサーが日本のスバルとは、ちょっと鼻が高い
このトライアスロンのレースは、人気が高いそうで、さまざまな所から参加者がバンフに集まるそうだ。プロも参加していると、受付の女性が言っていた。
ツージャックレイクで泳いだ後は、ミネワンカ・ループとバンフ内を自転車で走行し、ボウ川周辺をマラソンするらしい。ゴールに設置された青いゲートが、カスケード山の小さな入り口のように見えて、ほほえましかった(^^)

次は イエローナイフのオーロラ編
⑬移動型オーロラ観賞とオーロラのにわか知識

2014年カナダ個人旅行(2014.8.22~9.12) カナディアン・ロッキー編(2014.9.2~9.6)
①2014年カナダ個人旅行について ⑩コロンビア大氷原など、カナディアンロッキー
②2014年カナダ個人旅行のスケジュール ⑪カナディアン・ロッキーの人気ハイキング
ロスとサンディエゴとメキシコ編(8.22~8.26) ⑫バンフのサイクリングとイブニングサファリ動物探検
③ロスの夜景と、国境を歩いてメキシコへ イエローナイフのオーロラ編(2014.9.6~9.9)
④ロスと、MLB観戦と、サンタモニカのサイクリング ⑬移動型オーロラ観賞とオーロラのにわか知識
トロント編(2014.8.26~8.30) ⑭イエローナイフの街散策やビストロ料理など
⑤巨大な滝「ナイアガラの滝」へ バンクーバー編(2014.9.9~9.11)
⑥トロント大学など、トロントの街散策 ⑮バンクーバーの街と、グランビル・アイランド散策
⑦トロントの2大マーケットめぐりとMLB観戦 ⑯スタンレーパーク散策とシーバス探検など
モントリオール編(2014.8.30~9.2) 2014年カナダ旅行のえとせとら
⑧ノートルダム大聖堂や旧市街をめぐる 思いつくままに「旅のよもやま話」
⑨キャサリンとの再会とモン・ロワイヤル公園ピクニック

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