2014年カナダ個人旅行(2014.8.22-9.12)
カナダ旅行のえとせとら
思いつつままに「旅のよもやま話」
2014年カナダ旅行のえとせとら(2014.8.22〜9.12)


@カナダ人の頭はチト固い その1


個人旅行は何かとリスクが高い。
だから電車やバスなど、できるだけ日本で手配して行く。

ナイアガラの滝の帰路、早めにバスターミナルに到着したので、
1本早いバスに時間変更をしてもらうことにした。
ちょうど席も空いていたので、メガバスのカウンターの男性に、時間変更を申し出た。
すると、チケット受付へ電話をかけろ、と言う。

電話をかけて、びっくりした。
時間の変更を申し出たら、今すぐカードで支払いをしろと言うのだ。
事前に購入したチケット代金は戻るのか、と尋ねたら、戻らないと言う。
それでは、変更ではなく、単にもう一枚チケットを買うだけではないか。
もちろん、変更は諦めた。

日本なら、観光バスでも、電車でも、飛行機でも、席さえ空いていれば、簡単に時間変更ができる。
顧客のニーズに合わせて、そういうシステムができ上がっているのだ。

そういえば、ナイアガラとトロントを結ぶメガバスは、
運転手以外に、もう一人手続係の男性が乗っていて、
バインダーに挟んだ乗客名簿で、いちいち乗客をチェックしていた。
こんな具合だから、変更など、できないのかもしれない(^_^;)。

でも、気持ちを切り替えて、次のバスを待つ1時間半をカフェで休んだり、
町を散策したら、思いがけなく、素敵な休息タイムになった。


A自転車天国カナダ

今回、サンタモニカとバンフでサイクリングを楽しんだ。
カナダは自転車天国で、トレイルというサイクリング道が整備されていて、
車道、自転車道、歩道ときちんと区分けされている。

自転車を持ったまま、メトロやバスに乗車する人も多く、
バスの前には、自転車を吊るす台がちゃんと用意されていた。

メトロの駅前などでは、カード式のレンタサイクルも常備。
日本の駅前などでよく見る乱雑な駐輪光景はまるでなかった。


また、皆さん、かっこいい自転車が多くて、日本風ママチャリはいなかった(^_^;)。

こちらがカナダ風ママチャリ
女の子の自転車はママの自転車に連結されていて、
前輪が浮いたまま、走っていた(^=^)。

Bトロントのお得情報「トークン」

観光客にとって、便利なのが、「トークン」。
メトロもバスもコインひとつで乗ることができる。

7個で18ドル90セント、ということは、メトロやバスは1回3ドルなのでちょっとお得になる。
何より、乗車するたび、コインを入れるだけで財布を出さなくて済むから、便利だ。

ところで、トロントの地下鉄は日本並みにきれい。
しかも、路線などの表示もわかりやすい。

開閉ドアの上に駅名の入った電光表示板があって、
停まる駅名にちゃんとランプが付くので、どこへ行くにも便利だった。

ただし、トークンを下の2ドルコインとくれぐれも間違えないように!(経験者(^_^;))
しかし、よく見れば、全然似てないではないか(^_^;)。

※こちらは2ドルコイン

Cウォーターグリル事件

ロスの最終日、有名なシーフードレストラン「ウォーターグリル」へ、お洒落をして出かけた。
交差点に来ると、封鎖されていて、反対側から回れ、とポリスが言う。
ひどく遠回りして、やっと反対側に出たら、こっちも封鎖されていた(>_<)。

レストランは目と鼻の先なのに、行くことができない。
メキシコ大統領がヒルトンホテルへ来るため、デモ隊がいて、
警備上、誰も通すことができないのだ、とポリスが気の毒そうに言った。

道路向こうで、プラカードを手にしたデモ隊が、何やら一斉に叫んでいる。
ちょっと不穏な空気で、シーフードを諦めかけたが、
15分ほどして、封鎖が解かれ、親切なポリスは真っ先に私たちを通してくれた。

有名店なのに、封鎖事件のお陰で店内はまばらだった。
大好きなシーフードプレートが目の前に出されたとたん、
デモ騒動事件はまたたく間に頭から吹き飛んでいた。

日本の牡蠣よりも小粒なのに、味が濃くておいしい。
ロブスターもエビもホタテも、それから、何やら小さな黒い巻貝もおいしくて、きれいに平らげた(^0^)。
ロスに来たら、ぜひまた来たいお薦めのレストランだ。

D旅行前の恒例のホームページ作り


実は、旅行2ヶ月前の6月から、ホームページ作りが始まった。
旅行前からホームページ?と、びっくりされる方もいるかもしれないが、
これがいつも旅行寸前にならないとやる気の出ないわたしにとって、
旅行準備を始めるための、最善のお尻叩きになっている。

情報集めはしないといけないし、
情報の整理整頓や地図作り、画像探しをしていると、
おのずと撮影ポイントも把握することができた。

何しろ、ホームページは手間と時間がたっぷりとかかる。
たたき台程度のものでも、作っておけば、大いに役立つのだ。

いつも思うが、旅の下調べの量と、旅の満足度は比例すると思う。
お陰で、旅行前のホームページ作りは今や渡航前の恒例の行事となった。

Eカナダの車事情

カナダもやっぱり日本車が多かった。
トヨタ、日産、ホンダと、コンパクトが全盛で、
昔のようなガソリンを捨てて走るようなアメ車はいなかった。

走っている車を見て感じたが、
きれいに磨かれた車は圧倒的に日本車が多かった。

ところで、パトカーにもお国柄が出るように思う。
モントリオールのパトカーはステッカーがいっぱい貼ってあって、
POLICEの文字がなかったら、アンちゃんが乗っていそうなデザインだった(^_^;)。


ノートルダム大聖堂の前で見たピンクのオープンカーは
ここまでするか!という強烈なデザインで目立っていた(^_^;)。


モントリオールで、車ではないけれど、かっこいいバイクを見た。

撮影していたら、レストランの窓から男性が声をかける。
「どうだ! かっこいいだろ」とかなんとか
多分、フランス語で言っていたのだろう(^^)

ところで、イエローナイフで、絶対に動くはずがないポンコツ車が
堂々と「Sale」の張り紙をして、売られていたのには、びっくりした。

部品取りに使うのだろうか?
でも、部品もまちがいなくサビだらけだと思う。
日本ではありえない情景だった(^_^;)。

Fカナダ人の頭はチト固い その2


冒頭の「カナダ人の頭はチト固い」を読んだnabeさんが
「時間変更なんかより、もっとすごいことがあるよ」と言う。

そうだ、思い出した。
空港へのエクスプレスバス747の料金は1人3ドルとネットで調べていたnabeさん。
2人分の6ドルを用意して、バスに乗車し、ドライバーから1人10ドルだと言われて、慌てた。
10ドル紙幣や20ドル紙幣を持っていたが、コインでないと使えないと言う。
結局、1人分の10ドルしか払う事ができなかった。

そもそも、観光客が20ドル近くのコインを持ち歩いたりするだろうか。
親切な乗客が10ドル紙幣を5ドル紙幣と5ドル硬貨に
交換してくれたが、それでも、コインが足りなかった。

不思議だ。
どうして、カナダのバスは、紙幣も使える自動支払機を
バスに設置しないのだろう。
どうして、ドライバーに、紙幣とコインの両替サービスをさせないのだろうか?

観光客にとって、不便で仕方がないバスの乗車方法が変わらないのは、
やっぱりカナダ人の頭がチト固いせいなのだと思う(^_^;)。

結局、空港へ到着し、nabeさんは10ドル紙幣で9ドル75セントの一日乗車券を買って、
ドライバーに返済していた。

Gカナディアンロッキーの人気者

カナディアンロッキーには4種類ほどのリスがいる。
どこにいても、ひょこひょこ出てきて、愛嬌をふりまいてくれる。

1.一番小さなチップモンク(シマリス)
チップモンクに会ったのは、コロンビア大氷原ツアーの帰り。
顔や身体の縞が特徴。日本人からすると、最もリスらしいリスだ。
大氷原の帰り サンシャインメデウのハイキングでも見つけた

2.アカリス

モントリオールのモンテ・ロワイヤル・パークで見かけた人なつっこいアカリス
縞模様がなくて、胸からお腹までは白っぽい色で、ふさふさのしっぽが可愛い。
バンフでもアカリスをたくさん見つけた。
カナダでは、アカリスが一番多かったような気がする。

3.ゴールデンマントル・グランド・スクウォーラル(シマリス)

特徴は目の周りは白く、くま取られているが、
顔には縞はなくて、
ちょっとわかりずらいが、
肩口から縞模様が始まっている。

4.コロンビア・グランド・スクウォーラル(ジリス)
コロンビア・グランド・スクウォーラルの名前のごとく、
唯一、地下に巣を作って住むリス。
サンシャインメデウのハイキングで出会った。
ちょうど穴から顔をのぞかせていたので、パチリ

そろそろと土の中から出てきて

後ろ足ですっくと立ち姿・・・可愛い!


H長〜〜〜い列車

バンフから飛行場へ向かう道で
ものすごく長〜い貨物列車を見つけた。

もちろん、レンズに収まるはずがない(^_^;)。
小麦を運んでいるそうだ

Iナンバープレート

イエローナイフのナンバープレートは白クマ。

白クマだなんて、洒落ている(^^)

実は、カナダで新車を買うと、日中でも前方のライトは
点灯するよう、設定されているそうだ。
つまり、カナダでは日中でも、前方のライトをつけるよう、指導されている。

それは、道路を走っている時、前方の車が向かってくる車なのか、
走り去る車なのかを一瞬でわかるようにするためだそうだ。

ライトが付いていたら、こっちに向かってくる車だとわかる。
そんなことをしなくてはいけないほど、カナダの道路は長くてまっすぐなのだ(^_^;)。

こちらはロスで見つけたナンバープレート。

ミニクーパー専用のナンバープレートがあるのかもしれない。

ところで、こちらはバンクーバーのナンバープレート。

真ん中の旗は、州旗で、朝日を現している。
「ビューティフル」と、堂々と形容詞をつけているところがカナダらしい(^0^)

真ん中にオリンピックのマークのあるナンバープレートもあった

Jカナダサイズ(^_^;)

とにかく、サイズが、ビッグだ(^_^;)。


ビールのグラスはコンパクトカメラと比べるとわかるが、
「ピッチャーか!」、と言いたくなるほど、でかい(^_^;)。

ピザなんかは、60cmほどのホールが出てきて、唖然とする。

今回のカナダ旅行で胃もカナダサイズになったらしく、
食べても食べてもお腹がすくので困っている(^_^;)

K新たな旅のお伴(^^)

バンクーバーの空港で、かさばるので迷ったが、前から欲しかった枕を2つ買った。
中にビーズの入っている枕で、希望通り、カナダのマークが入っている。
この枕を帰国の機内で二つとも独占したのはnabeさんだった。

映画を見ているわたしの横で、枕を首に付けたり、二重枕にしたりして、
nabeさんは、すやすやと眠り続けた。
次回の旅でもきっと役立ってくれるに違いない(^_^)。

Lえとせとら

今回の空の旅は、日本・カナダ間(行きはロス経由)は、全日空を利用。
食事やサービスはさすがによかった。
全日空の食事はおいしい。バンクーバーからの帰国便では、カレーやお蕎麦まで出てきた(^^)

貴重なくつろぎタイムとして、空港ラウンジも、成田、ロス、トロント、バンクーバーと4回、利用させてもらった
成田の「United CLub」のラウンジ バンクーバーのラウンジ。規模、サービスともよかった

M最後に


今回の旅のプラン作りで大変お世話になった方がいる。
バンフに住んでらっしゃるトロコツアーズの森山さんだ。

サンシャインメドウのバス発着の件では、バス会社に
電話で問い合わせまでしていただき、無事バスに乗ることもできた。

いつも困った時には、手を差し伸べてくれる人が現れる。
道を尋ねた時に、丁寧に道を教えてくれた人たち・・・。
モントリオールではフランス語しか通じなくて、
他のお客さんが助けてくれて、ようやくご飯を買うことができた。


わたしたちは2人きりの個人旅行なので、こうやって、
いつもいろいろな人たちに助けてもらいながら、旅を続けている。

こうした人たちへの恩返しの意味も含めて、
これから旅に出ようとしている人たちに
このホームページで、少しでも情報が発信できたら、と思っている。

今回の、カナダ旅行で、カナダの元気な若い人たちにもたくさん出会った。
カナダは今後益々発展して行くだろうという大きな手ごたえも感じた。

これからも、さまざまな国に出かけて、
いろいろな人たちに触れ合いながら、見聞を広めて行けたいと思っている。
(2014.10.13)。

※バンフにて(2014.9.5)

2014年カナダ個人旅行(2014.8.22〜9.12) カナディアン・ロッキー編(2014.9.2〜9.6)
@2014年カナダ個人旅行について Iコロンビア大氷原など、カナディアンロッキー
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