2013年スペイン&ポルトガル20日間の個人旅行
4 グラナダ(2013.10.4)
F栄華を極めたアルハンブラ宮殿など
2013.9.30-10.19(20日間)
<グラナダ> イスラム教の最高傑作「アルハンブラ宮殿」ライオンの中庭(2013.10.4)
意外にユーモラスな顔立ち?
12頭のライオンが雪花石膏 alabaster の水盤を支えているアルハンブラの中でも最も人気の「ライオンの噴水」。この噴水はかつては1時になると1頭のライオンの口から水が流れ、2時になると、2頭のライオンの口から水が流れる仕掛けの水時計だったという 色鮮やかな、見事なアズレージョ(モザイク・タイル)が目を引く
「ライオンの中庭」の回廊を高さ8mの124本の白大理石の列柱がぐるりと取り囲む 「ライオン宮」の2階。天井から床まであらゆる面を覆うアズレージョやアラベスク、アラビア文字の装飾の数々
<グラナダ> イスラム教の最高傑作「アルハンブラ宮殿」ナルス朝宮殿(2013.10.4)
偶像崇拝を禁じるイスラムでは、植物をモチーフにした優美な連続文様「アラベスク」が発達。石灰に大理石の粉などを混ぜて造った連続文様で壁や柱を覆い尽す
「メスアールの間(政庁)」の木の欄干とモザイクタイル。王宮で最初に建てられた部分で、罪人たちはここで取り調べられ裁きを受けたという 丸天井を無数の鍾乳石状の繊細な装飾(モカラベ)が覆う
装飾の隙間から明かりが漏れる。明かりのお蔭で凹凸のある緻密な装飾を望遠で捉えることができた
コマーレス塔「大使の間」を覆う壁一面のアラベスク。アラベスク模様の他にも装飾として用いられたのが、コーランの経典から引用された言葉や王たちへの賛美、詩人Ibn Zamrakの言葉だとか。
この小窓の下に見て取れるアラビア文字は、ひょっとしたら「アッラーのみが勝利者」の言葉かもしれない
いにしえの人がデザインしたザクロだと思うと、ちょっといとおしい 天井の星型を望遠で捉えたら、細部にまで絵柄の入った精密な柄がくっきりと現れた
<グラナダ> 祝福の二人(2013.10.4)
ナルス朝宮殿を出たところで、結婚式の幸せそうな二人と遭遇 息をつめていたせいか、外の景色を見て、ほっとため息。白壁の家々のアルバイシン地区のノンビリした風景が裾野まで広がっていた
<グラナダ> 夏の別荘地「へネラリフェ」(2013.10.4)
王の夏の別荘として使用された庭園が美しい「ヘネラリフェ」は14世紀に建設。シエラ・ネバタ山脈の雪解け水を使い、水路や噴水を設け、「水の宮殿」とも呼ばれていたという。夏の別荘にはたくさんの庭があったが、この50mの長さを誇る「アセキアの中庭」だけが唯一現存している庭だそうだ
水が豊富なせいか、バラのトンネルの回りにはたくさんの花が咲き乱れている
赤茶けた壁や瓦に、花々や緑の葉っぱがよく似合う
昔ながらの絵付けを思い起こすような古いタイルを発見
アルハンブラ宮殿の入場チケットは日本で購入済みだったので、アルハンブラ宮殿入り口でも、ナルス朝宮殿の入場でも、並ばずには入れた。
ナルス朝宮殿では切符切りの人の近くに座って待って、入場終了時間ギリギリに入れてもらうと並ばずに済む
<グラナダ> 最新のルネッサンス様式だったカルロス5世宮殿(2013.10.4)
アルハンブラ宮殿とはちょっと異質な「カルロス5世宮殿」。16世紀になって建造されたものの、途中で中断 外観の四角張った装飾や建物と正反対に、中は円柱が取り巻く丸い中庭となっている 上:鷲がくわえた青銅の環。下:ユーモアなのか、壁一面の突起の石の端にカラスの彫刻が隠れていた
「カルロス5世宮殿」は資金難から建設が中断され、屋根が付いたのは18世紀になってからとのこと。現在では1階がアルハンブラ博物館、2階が美術館になっている
<グラナダ> 軍事要塞「アルカサバ」(2013.10.4)
「ぶどう酒の門(ワインの門)」を境に、「ナルス宮殿」の居住区と、軍事要塞地区に分かれる
「アルカサバ」はローマ時代の砦跡に、9世紀、モーロ(ムーア)人がキリスト教国の攻撃から都を守るため築いた要塞。アルハンブラの中でも最も古い

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