2013年スペイン&ポルトガル20日間の個人旅行
14 スペイン&ポルトガルのえとせとら
2013.9.30-10.19(20日間)

首絞め強盗!

今回の旅行準備で、犯罪予防に1/3は労力を割いたような気がする。
出発前に、スペインで「首絞め強盗」に襲われた体験談を見てしまったのだ。

旅行用品の中で真っ先に購入したのがこの貴重品入れ。
ひも部分はスチールでできているので、切断不能。
(強盗は紐を切断して、持ち去る)
パスポートなどを入れる貴重品入れとしてnabeさんが携帯した。
スペインの首絞め強盗は、突如背後から襲って、腕を回して首を絞め、
他の仲間がボディパンチをかまし、バッグをひったくるとか(T。T)。

外務省の「海外安全ホームページ」をのぞいてみると、
去年(2012年)の日本人被害は494件。
ほとんどがスリや置き引きで、首絞め強盗は2件。
2件と言えども、やっぱりコワイ。

実際、2000年にさかのぼると、652件の被害中、
首絞め強盗はなんと353件もあったそうだ(・_・;)。
去年、2件までに激減したのはスペイン政府による警備や
パトロールの成果だそうだ。

そういえば、観光地の到るところでポリスを見つけた。
背が高くて、凛々しくて、思わずカメラを向けると、
ニコッと笑顔で応えてくれるほど、スペインのポリスは愛嬌がよかった(^0^)。


強盗やスリは怖いが、バル巡りなど夜も外出せざるを得ないので、
今回、工事現場でよく見かける「反射ベスト」を購入した。
モロ、目立つ(^^;)。
「泥棒にも目立って、却って危険じゃない?」という
意見もあったが、周囲の関心を引けば、泥棒も襲いにくいと判断した。

首にかかっているのは、防犯ベル。
これは旅行中、大いに役立った。
危険地帯では、いつもわたしの後ろで、
防犯ベルを手にしたnabeさんが周囲を警戒してくれた。
実は出発前、道を歩きながら、そっと首を後ろに回して、
背後を警戒するという歩き方も研究した。

今後、怖い国に行く時はこの重装備を活躍させようかなと、もくろんでいる。
反射ベルトを着て、そっと背後を警戒するヘンな日本人がいたら、
それはわたしです\(^o^)丿。

スペインの国旗

「血と金の旗」とも呼ばれているスペインの国旗。
黄色は「大地」をあらわし、赤は「戦いで流れた血」を象徴しているとか。

紋章はスペインを構成していた5つの王国とヘラクレスの柱でできていて、
その柱には「より彼方へ」と書かれた帯が巻きついている。

8世紀初頭から始まり、600年以上もの間続いたイスラムの支配や、
世界中に植民地を獲得した黄金期の大航海時代と、
常にスペインでは、「血」と「大地」の争いが続いた。

長い間、ユダヤ教やイスラム教に奪われていた宗教や国土を
レコンキスタによって奪回したスペインにとって、
「大地」や「血」なくして、「国」は語れないのかもしれない。

シスターが宝くじ?(^^;)

スペインの守護神となっている聖母ピラールの祭りには、
スペイン国土からシスターが集まるらしく、いろいろな制服のシスターを見かけた。



お祭りが終わった10/14(月)の日、お土産屋さんでは
せっせとお土産を買うシスターたちでいっぱいだった。

実は、宝くじを買うシスターも見かけた。
ちょっとほのぼのとした風景だった(^0^)。

しかも、この宝くじ販売は身障者の仕事のひとつらしかった。
中々素敵なシステムではないかと思う

スペインのポストは黄色

ポストに描かれているのは、王冠と角笛(ポストホルン)。
ちなみに、黄色が郵便局のトレードカラー。
郵便局の車もちゃんと黄色。
ちなみに、黄色いポストの横の緑のボックスは
配達人が区分などに利用する為のポストなんだそうだ。

ファドの女王とシャンソンの女王

ファドとは「運命」、または「宿命」の意味。
ポルトガルでファドを聴く前、ファドの女王アマリア・ロドリゲスの
CD「FADO LISBOETA」をネットで手に入れた。

歌が流れた瞬間、真っ先に頭に浮かんだのが
シャンソンの女王エディット・ピアフだった。

声、声量、節回しまで、映画でみたピアフそのものだったので、
本当にびっくりしてしまった。
片やFADO、片やシャンソン、どこでつながっているのだろうと、さっそくネットで検索。

イタリアにカンツォーネ、フランスにシャンソン、
アルゼンチンにタンゴ、ブラジルにサンバ があるように、
ポルトガルのファドも同じ民謡歌謡と書かれていた。

そうか、ヨーロッパの地で生まれた民謡歌謡なのだから、
地域によって呼び名は違っていても、
根底に流れるメロディーや想いや歌い方は昔から歌い継がれたものなのだろう。

ちなみに、「すずめ」から名づけられた「ピアフ」。
映画ですっかりファンになっていたわたしは、
ファドの女王アマリアの歌声にも魅了されてしまった

スペイン式お別れキッス

たびたび見かけて、素敵だなぁと思ったのが、スペイン式お別れキッス。

この画像はバスの座席から撮ったので、画質が悪いが、
この男性を見送るために、なんとバスを待たせて(^^;)、
4人の女性が一人一人、順番にチュッチュッとやっていた。

一体、どっちからチュするのかなと、観察していたら、
右頬からチュが始まっていた。
もし、相手が反対側のほっぺを出したら、
まちがいなく顔と顔がぶつかってしまう。
そのために長い時間をかけて、自然にどちらかに決まったのだろう

お別れのキスをしていて、こともあろうか、列車に乗り遅れた人も見かけたが(^^;)、
スペイン人にとって、親しい人とのお別れには絶対的に
お別れキッスが必須のようだった。

サラゴサの「献花式」でも、ちょうど隣で
お別れキッスを見かけて、慌てて撮影した。

ところで、しょっちゅうお別れキッスを見かけているうちに
なんだか「憧れ」みたいなものを感じ始めていた。

そんな時、「ガラスの宗教行列」で仲良くなった
スペインのおばさま二人から、お別れの時、
スペイン式お別れキッスをしてもらって、感激してしまった。

nabeさんも二人にチュをしてもらって、
「軽くほっぺたを合わせるだけだと思ってたら、
ちゃんとチュッってするからびっくりした!」
と、ちょっと興奮していた(^^)

スペインのポリスとパトカー

スペインには、行くところ行くところ、ポリスがいる。
つまり観光地には普通にアチコチにポリスが立っている。
そのポリスが背は高くて、若くて、しかもヒゲなんか生やしてたりして
それはそれは精悍で格好いい(^0^)。
思わず、カメラを向けると、これまた、ニコッと笑ってくれたりして、グッと来てしまう。
スペインに行ったら、ぜひぜひポリスを鑑賞してきてください(^=^)。

ところで、パトカーは、日本のパトカーと違って、車種も塗装もマチマチ。
こちらはマラガのパトカー。
「POLICIA LOCAL」のロゴ
グラナダのパトカー。
斜めのブルーの市松模様
ミハスのパトカー。「POLICIA LOCAL」。横のデザインはマラガ同じ
リスボンの夏スタイルの
ポリスは自転車で見回り中
こちらはリスボンのロシオ駅のポリス サラゴサのパトカーです。
かなり斬新なデザイン
マジョルカ島のパトカー。ここまで違ってもいいのかと心配になるぐらいデザインが違う 道路が混んでいるにも
かかわらず、バルセロナでは
馬に乗ったポリスが登場
バルセロナの白バイとパトカー。
バイクと白バイは統一されていた

「ピラール祭り」のトレードマーク


サラゴサのピラール祭りでよく目にするのが
この赤黒のギンガムチェックの三角スカーフ。

ピラール聖母教会や聖母ピラールの花台のイラストや
「ZARAGOSA」のロゴが入っている。
老いも若きもこの1枚2ユーロのスカーフを
首に巻いたり、バンダナ代わりにしている。

わたしも1枚買って、巻いてみた。

すると、ピラール祭りの一員になった気になるから不思議だ(^0^)

ところで、わたしが買ったスカーフは1枚1ユーロ(約160円ほど)。
中東人らしき物売りの人たちが懸命に売り込んでいた1枚だ。

サラゴサのホテルに戻り、その夜も地元ワインで乾杯〜!(^=^)

スペインの若者も携帯依存(^^;)

日本では電車の座席1列の乗客がずらりと携帯を
操作しているという情景も今では普通の景色となった。

スペインでも、やっぱりたむろしていた若者が
全員黙々と携帯を操作した。

ちなみに、スペインで狙われるベスト3は、
1位がパスポート、2位がカメラ 3位が携帯だ。

と書いていたら、日本でも今、スマートフォンの引ったくりが
急増しているとニュースで言ってた(^^;)
マジョルカ島の「とっ手」

この取っ手(以下、「とっ手」と表記(^^;))を初めて見たのは
マジョルカ島に着いて、ホテルへ向かう時。

ニョキッと手が出ていて、思わず、道路で吹き出してしまった。

そして、ショパンが恋人とひと冬を過ごした「パルデモサ」へ出かけた時、
あるわあるわ、たくさんの「とっ手」に出会った。
これはマジョルカ島の伝統なのか、はたまたハヤリなのか、
それとも避暑にやってきたヨーロッパの人たちの趣味だったのか・・・まだ調べていない

旅に役立つグッズ


今回の旅、世界遺産など旧市街地をめぐることが多かった。
たいがい旧市街は路地あり、迷路ありで、コンパスが手放せなかった。
もし、コンパスがなかったら、多分、行き着けない場所がたくさん出たと思う。
数100円のコンパスは、何万円もの力を発揮してくれた


このルーペは、開くと同時にライトが点灯する。
ライトもLEDで明るく、暗がりでも地図がよく見えた。
バルセロナのホテルの停電事件の時も
大いに活躍してくれた(^^;)


こちらは、今回の旅行準備の段階で購入した。
実は今回、飛行機に7回も搭乗した。
そのため、トランクや機内持ち込みのバッグを計量するのに重宝した。

通常、機内持込みは10キロが多いが、カタール航空は7キロだった。
搭乗口で、手荷物が重いとか、サイズがオーバーしているとかで
乗務員と乗客が幾度か言い争いをしていた。
結局搭乗せずに怒って帰ってしまったお客もいて、びっくりした。
海外は結構、重量にはシビアなので、注意が必要だと思う


この直径25センチ四方の折りたたみのビニールバケツも
大いに活躍してくれた。今後、手放せない旅の必須品だ。

今回、中型トランク(多分55リットルだと思う)とリュック式バッグの2つで出かけた。
生徒さんと道端で出会ったが、荷物が少ないので、海外へ行くとは思わなかったそうだ(^^;)。
荷物を大幅に削減できたのも、このバケツでせっせと洗濯できたからだ。

熱いお湯を入れて、「足浴」をして、歩き回った足の疲れを取るのにも、大いに役立った\(^o^)丿


次は  15 26 各空港のラウンジ紹介

1 スペイン旅行情報 2 バルセロナ前編 3 マラガ 4 グラナダ
5 白い村ミハスなど 6 コルトバ 7 セビージャ 8 リスボン
9 トレド 10 マドリッド 11 ピラール祭り・サラゴサ 12 マジョルカ島
13 バルセロナ後編 14 えとせとら 15 空港ラウンジ紹介

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