2013年スペイン&ポルトガル20日間の個人旅行
9 街ごと世界遺産の古都「トレド」
Pあこがれのパラドールに宿泊(2013.10.10-11.11)
2013.9.30-10.19(20日間)
<トレド> あこがれのパラドールに泊まる(2013.10.10-10.11)
トレドの街の朝の目覚めから、ライトに照らし出される夜の顔まで、トレドの街の移り変わりを見たくて、パラドールに宿泊。それにスペインへ行くなら、一度はパラドールに泊まってみたかった。パラドールとは、古城や修道院など、歴史的な建物を改築して、ホテルに仕立たスペイン国営のホテルで、料金は通常のホテルより高くなるが、その分、調度品や部屋の広さ、雰囲気が素晴らしく、特に「トレド・デ・パラドール」はトレドの街並みを一望できるパラドールとして人気が高い。ただ、予約できた部屋はトレドを一望する部屋ではなかったため、カフェやレストランで、タホ川に囲まれたトレドの街のパノラマを大いに楽しんだ。 宿泊費1泊2人で126ユーロ(朝食別)
トレドの城壁を思わせる造りのパラドール。
交通がちょっと不便なのが唯一の欠点。トレド駅の往復はタクシーを利用
階段の側面には絵付きタイルのアズレージョが貼ってある 部屋はゆったりと落ち着いていて、大きなバスタブが一日の疲れを癒してくれた
トレドの街にポチポチと明かりがともり始めたので、慌てて、暮れゆくトレドを写すため、ひとりで散歩に出る。振り向くと、糸杉の先にパラドールの建物が見える。出かけた時はそんなに暗くなかったのに、パラドールへ戻ってきたら、どっぷりと日が暮れていた。ライトアップされたパラドールはちょっと城壁のように見える
空に赤みが差し、家々に明かりがともり始めて、トレドの街は夕方の顔になる
夕焼けが山の尾根の稜線をくっきりとあぶりだすと、街は刻々と闇の中に落ちてゆく
こうして、日の落ちた空と、町の暗がりが交じり合うと、本格的な夜の顔へと変貌する
パラドールのオープンカフェで、刻々と明かりに照らし出されてゆくトレドの街並みをじっくり鑑賞した。ほぉ〜っと長いため息をついて、ディナーをとるために、レストランへ向かう。せっかくなので、トレドの郷土料理のタパス盛り合わせと、おもしろがって何か変わったものを注文する(名前不明(^^;))。ビールやワインを飲みつつ、翌日の予定(マドリッド)をnabeさんがレクチャー。酔った耳には定番の程よい子守唄としか聴こえない(^=^)
翌朝、トレドの街並みを見ながら、パラドールで朝食を摂る。
昨夜同様、隣りの席で白髪の老夫婦が曲がった背で少しうつむき加減になりながら、静かに食事を摂っている。時々、彼らはおしゃべりをするが、隣りの席なのに、まるで声は聞こえない。
昨夜から素敵なカップルだなぁと眺めていた。こんな風に年老いても、海外の素敵なレストランで夫婦水入らずで物静かに食事を摂りたいものだと思う。ただ、つい大声で笑ってしまうわたしは、まだまだ修行が足りない(^^;)
スペインでよく見たのが、この飛行機雲。この日も飛行機雲が2本、トレドの街を縦断していた
ビュッフェスタイルの朝食は1人11.45ユーロ(税込み)。郷土料理や果物も豊富でお薦め。爽やかな朝のトレドの街を眺めながら食べる朝食は格別 
<トレド> トレドの駅も雰囲気抜群(2013.10.10-10.11)
ちなみに、トレドの駅も凝っている。壁の造りは城壁の壁に仕立ててあるし、中の造りも教会のようで、アーチあり、アズレージョありで、観光客の目を楽しませてくれる

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9 トレド 10 マドリッド 11 ピラール祭り・サラゴサ 12 マジョルカ島
13 バルセロナ後編 14 えとせとら 15 空港ラウンジ紹介

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