2013年スペイン&ポルトガル20日間の個人旅行
8 ポルトガルの首都リスボン(2013.10.8-10.9)
Nジェロニモ修道院やリスボンの街
2013.9.30-10.19(20日間)
<リスボン> マヌエル様式の最高傑作の世界遺産「ジェロニモ修道院」(2013.10.9)
イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルの各様式が融合された世界遺産「ジェロニモ修道院」。最終的には300年かかったとされ、大航海時代の香辛料で得た膨大な富が注ぎ込まれたという
メトロの「ロシオ駅」からグリーンラインで「カイス・ド・ソドレ駅」へ行き、路面電車に乗り換えて「ジェロニモ修道院」へ。バスも平行して走っていて、せっかくなので行きは可愛い路面電車で、帰りはバスを利用した。
路面電車に乗車中、ジェロニモ修道院の降りる駅がわからなかった時、チェックの縞模様のワイシャツのおじいさんが、言葉は通じないものの、路面電車のルートを指差して、親切に教えてくれた
特に修道院の中庭を四角く囲む55メートルの回廊が、「マヌエル様式の最高傑作」と言われている
<リスボン> 世界遺産「ベレンの塔」と「発見の記念碑」(2013.10.9)
路面電車で「ベレンの塔」の駅で下りて、海岸方面へ歩く。真ん中に電車のレール、両サイドに3車線という大きな道路に出る。陸橋の先が「ベレンの塔」だが、このあたりの「ベレン地区」は、ポルトガルが最も華やかだった15〜16世紀の大航海時代に、拠点としてにぎわった主要港町だったところ。
リスボンの坂だらけのギュウギュウ詰めの街を見てきた目には、白い壁とレンガ色の屋根が平らにゆったりと拡がる様は新鮮に写る
ただ、とてつもなく広くて真っ直ぐで利便のよいこの道路、実は観光客にとっては非常に不親切。「ジェロニモ修道院」は、「ベレンの塔」や「発見の記念碑」のある道路の反対側。陸橋が必要なのに、ほとんど歩道橋ないのだ。

だから、「発見の記念碑」まで行き、「ジェロニモ修道院」へ向かうとすると、「ベレンの塔」まで、またすごい距離を舞い戻らなくてはいけない。やむなく「発見の記念碑」の近くまで行って、望遠で写して、慌てて引き返して、陸橋を渡って、「ジェロニモ修道院」へ向かった。

画像の先に見える赤くて、長い橋が、1974年に独裁者を倒した無血革命の日にちなんで名づけられた「4月25日橋」。テージョ川にかかる、ヨーロッパ一の吊り橋だ
ベレンの塔は、テージョ河の河口を守るための要塞として建設。石灰岩で築かれた高さ35メートルの塔は、マヌエル様式の優雅な窓枠やバルコニーがあるので、要塞というより、海の上の小さな城のように見える
夏並みの日差しでほてった身体を、海からのそよ風が冷ましてくれる。気持ちがよくて、海の見えるベンチに腰掛けて、ぼぉーっとしていたら、さっそうとスペイン女性4人が目の前を通り過ぎた。ハジケそうな若さに圧倒されながらも、「あ、またタバコを吸ってる!」というのが真っ先に浮かんだ感想だった(^^;)。見事に4人中、3人が指にタバコをはさんで、何事もないように歩いていた。この女性たちは現代のスペイン女性の典型なのだろうか
ヨットハーバーのところまで行き、望遠で「発見の記念碑」を捉える。本当は、インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマを接写したり、エレベーターで高さ52mの屋上に上って、4月25日橋やデージョ川を眺めてみたかった
<リスボン> 7つの丘の街と言われる、坂の多い街「リスボン」(2013.10.8-10.9)
スペインで白壁の家ばかり見てきたせいか、カラフルな家が印象的だ
ちょっと路地に入ってしまうと、道が上下したり、曲がっていたりして、コンパスがないと方向感覚がなくなる どうやって干すのだろう?(^^;) ポルトガルは、到るところで、はためく洗濯物を見かける
こちらは海岸近くのまるで統一されたみたいにレンガ色の屋根が続く一帯
<リスボン> 古い町並みを残す「アルファマ地区」(2013.10.8-10.9)
ムーア人が支配していた時代は市の中心だったアルファマ。その後、漁師や貧民が多く住むようになり、1755年のリスボン地震で被害を受けなかったことから、アルファマ地区には狭い路地や小さな広場がそのまま残った
<リスボン> 名物ケーブルカー「グロリア線」(2013.10.8-10.9)
「7つの丘の街」と言われるほど、坂の多いリスボン。そのため、「グロリア線」「ビッカ線」「ラヴラ線」の3線のケーブルカーがある。こちらは「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」へ行く「グロリア線」。半端でない急坂のため、電車自体が斜めの不思議な構造。車体や壁面の落書きはポルトガルのお茶目なイタズラぐらいに思えばいい
脇を歩く人を轢きそうなほどに狭い線路を走るケーブルカーが互いにすれ違う瞬間はドキリとさせられる。一般客や観光客で満員の車体がゆっくりと上がってくる。乗車時間は5、6分だろうか 「サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」から黄金色に輝くリスボンの夜景を眺める

次は  8 リスボンO街全体が世界遺産のトレド

1 スペイン旅行情報 2 バルセロナ前編 3 マラガ 4 グラナダ
5 白い村ミハスなど 6 コルドバ 7 セビージャ 8 リスボン
9 トレド 10 マドリッド 11 ピラール祭り・サラゴサ 12 マジョルカ島
13 バルセロナ後編 14 えとせとら 15 空港ラウンジ紹介

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