「片耳にティッシュを詰めると、車酔いにいいんです」と早朝4:30のバスで迎えに来たツアーの小柄な女性スタッフが言った。わたしは期待で胸がふくらみ、酔うどころか、眠気も吹っ飛んでいた。着陸時のランディングポジションの説明を聞きながら(膝を軽く曲げ、頭を下に向け、着陸時の衝撃をやわらげる姿勢)、ニュージーランドで乗ったバルーンを思い出していた。雲の上に上りつめて、巨大なオレンジ色の太陽が拝める!その光景が一番の楽しみだった。

後発のメンバーは、風で流れるバルーンを車で追いかけ、着陸した地点でメンバー交代をするという。バルーンの離着陸を間近で見れるとはラッキーだ。

大きなガスバーナーを点火させ、それぞれのバルーンに熱い空気を送り込み、バルーンが勢いよくふくらんでいく。バルーンもかごもニュージーランドの時よりも一回り大きい。かごに6人づつ計12人が乗り込んだ。
さぁ、先発のバルーンの出発だ。ゆっくりとひとつ、またひとつと、バルーンが空にのぼっていく。
右前のバルーンは気球の上部のひもを二人がかりでひっぱり、上部を絞っていた
2度体験していてもバーナーの点火時の音は恐い(^^;)
メンバーチェンジをしたのは、牛や馬のウンチが散らばっていた牧場だった(^_^;)。強大な炎の柱がバルーンの中でひとしきり燃え、わたしたちのバルーンも音もなく浮き上がった。

早朝の高原にたたずむ牛や馬に長い影のシルエットがくっついていておもしろかった。そよ風もここちよく、緑の草原や牧場が広大な絵葉書のようだ。

残念ながら、雲の上までのぼりつめてオレンジの朝日を拝むことはできなかったが、空の上にぽっかりと浮かんだまま、30分近く神妙にあれこれ考えをめぐらしていた。


●シャンペン+ビュッフェ付きのバルーン半日ツアー $145

これもお薦めツアーだ。4:30〜8:30 但し強制的に$25の強制保険が追加される。上空でのバルーンの写真は$30 帰国後郵送される。気に入らないと交換してくれるとのことだが、どんな風に交換するのか、ちょっと不思議な気がする(^_^;)。

次は フィッツロイ島での初ダイビング

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