2012年 徳島阿波踊りと徳島めぐり No.2 (2012.8.12-17)
大歩危(おおぼけ)の舟下り(2012.8.12)
大歩危駅へ下り立つと、大歩危の妖怪駅長(児啼爺:こなきじじい)と、助役の「虎太朗」君がお出迎え。ちょこんと頭に載せた駅帽のかっこいいこと\(^o^)丿。それからここにいた駅員さん(ボランティアさん?)が話好きでとっても親切でした! 大歩危駅に飾ってあった「かずら橋」の模型。
かずら橋はシラクチカズラ(重さ約5トン)で造り、長さ45m・幅2m・水面上14mで、3年毎に架替えされます。
高所恐怖症のnabeさんのため、やむなくパス
大歩危駅のロッカーは妖怪だらけで楽しい 舟着き場まで20分ほど、猛暑の中、歩く(^^;)。眼下には澄んだ吉野川 途中にあった足湯で、しばし足の疲れを癒す。nabeさんは初の足湯体験
吉野川の舟下りは人気のアトラクションらしく、次々と乗客が集まってくる。年中無休で1人1050円。39名乗りの遊覧船で、驚いたことに往復してくれる。
ところで、遊覧船の前のほうに乗っていたスペイン人家族と、奇遇なことに後日徳島の車中で遭遇。幼児と、おじいさん、おばあさんを連れて、家族で四国旅行をしているんだそうで、スペインのバルセロナに住んでいるとのこと。次の海外旅行はやっぱりスペインに行けっていうことだよね、とnabeさんと納得
白褐色の斜めに重なった岩肌の間をゆっくりと舟は下る。 秋の紅葉の時がベストシーズンとか。
揺れが殆どないので、身を乗り出して、一眼レフを構えてみる
このエメラルド色の透き通った川面、ご覧いただけますか?水深は6mで、深いところは20mもあるとか。川が澄んできれいなので、アユ、ウグイ、鯉など、川魚がたくさんいますよと、船頭さんがガイドしてくれました
大塚国際美術館(2012.8.15)
せっかく徳島に来たのだからと、特に見たい絵画があった訳ではないけれど、大塚国際美術館へ。原寸大の、陶板名画美術館には1000点余りの絵画が網羅。それこそ、有名な絵画がずらりと並んで見るものを圧倒してきます。入場チケットが3150円とちょっと高めなのも入場すれば納得できます。さて、とてつもなく長いエスカレーターを上がると、目の前にシスティーヌ礼拝堂が飛び込んで来ます。イタリアで見た現物にも負けない迫力に息を飲む
下の椅子に座っている人たちと見比べると、システィーヌ礼拝堂(天井画と壁画はミケランジェロ作)の大きさがおわかりだと思います。とにかく巨大です(原寸通り)。
システィーヌ礼拝堂はローマ教皇の公邸であるバチカン宮殿にある礼拝堂で、現在も使用。この大きさ、厳粛な雰囲気など、今回やはり、大塚美術館の中で一番に印象に残った場所でした。
ツアーのガイドさんを見つけたら、ついでにくっついて行って、説明を聞くとよいですよ(^^;)
都市国家ローマの北のトスカーナ地方に住んでいたエトルリア人の鳥占い師の墓。エトルリア文化はローマ文化の礎となる貴重な存在
1000点余りの西洋名画は古代、中世、ルネッサンス、バロック、近代、現代へと進んでいく。ちょうどガイドのロボットがいて、絵画の説明をしていました
ラファエロの「アテネの学堂」 「最後の晩餐会」。修整前の絵画と、修整後の絵画が向かい合わせに飾ってあって、修整前後の違いが見てとれる
あっという間にお昼タイム。そこで、本館2Fのオープンスペースで窓から外を眺めながら、のんびりと持ち込みのお弁当で昼食。このオープンスペース、まだ知られてないらしく、この広いスペースをわたしたち二人だけで独占
日本にいながらにして、座ったまま、ゆっくりとゴッホの絵を堪能する。大塚国際美術館ならではのぜいたくな時間のすごし方かもしれません(^^)
阿波十郎兵衛屋敷(2012.8.17)
徳島の義母から、「徳島で一番は阿波踊りじゃのぉて、ほんまは人形浄瑠璃なんよ」と言われ、人形浄瑠璃のお弓の話を伺った。そこで、瀬戸内寂聴が大変気に入ったという「お弓」の顔が見たくて、急遽、阿波十郎兵衛屋敷へ(入館料1人400円)。

阿波人形浄瑠璃は農村舞台や小屋掛けによる野外公演がほとんどだったため、文楽とは違って、一回りも二回りも大きな、光沢のある塗りの人形が使われたそうです。

ちょうど人形浄瑠璃開演まで時間があり、先に阿波木偶人形会館へ立ち寄り、人形師さんから木偶人形の制作について話を伺いました。幸運にもお客が3人だったので、普段は触ることのできない木偶人形にもたっぷりと触らせてもらいました(^^)
題目は、傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」。徳島藩のお家騒動に絡んで、盗まれた主君の刀を詮議するために、阿波の十郎兵衛、お弓夫婦は名を変え、盗賊に身をやつしていた、その家に、巡礼姿の娘お鶴がはるばると阿波から父母を尋ねて来る。我が子と知ったお弓は、我が子に災いが降りかからないよう、涙を飲んで、別れます。
境遇ゆえに名乗れない親心の辛さに胸が裂かれる名場面です
語り手である太夫(たゆう)と三味線。情のこもった語りのせいか、場内はシーンとして、物語の中にぐいぐいと引き込まれていきます。
定期上演は平日・土日祝日は11:00と14:00。徳島にいらした折にはお薦めの場所です
人形遣いは3人。人形の首、表情、右手を操作する「主遣い(おもづかい)」のみ、舞台下駄をはく 徳島のもう一つ有名なものは藍染。こちらがタデ科の一年草の藍。江戸時代より藍染が盛んに行われました 阿波十郎兵衛屋敷には、人形浄瑠璃の資料や藍染の作品が展示されています

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