2012年ニュージーランド個人旅行/マウントクック編
2012/1/13〜1/16
クライストチャーチからマウントクックへ
早朝、目をさまし、6:30クライストチャーチのホテルに別れを告げる。途中、横切った公園で偶然にもオーナーさんと出会って、互いに手を振って別れを告げる。きっと、後で部屋に残したお礼のメモを見てくれるだろう
何度かマウントクック行きのシャトルバスの待合せ場所が変更になり、不安だったが、バス停はすぐ見つかる。
バス停の前にはコーヒーショップ
GreatSightsのバスは7:30クライストチャーチを出発し、ティカポを経由して5時間半ほどをかけて、マウントクックへ向かう トイレ休憩のたび、水やジュースを補給する。このドライブインではパイを食べたが、温かくておいしかった
日本と違うキャップの構造に注意(^^;)。飲み口は引っ張リ出して吸う 草原か、羊や牛か(たまに立派な角を持った鹿も)、木々か、同じような風景が延々と続く。マウントクックの年間降水量は4000mmと東京の約3倍とか。そのせいだろうか、昨日のアカロアの真っ青な真夏日と打って変わって、マウントクックに近づくにつれ、無情の雨が降り始める
各家々の道路前に置かれたゴミペールはやっぱり外国サイズ そのゴミペールの番人をしている(?)サンタさん ラベンダーと見まちがえた青紫の花
Joeの故郷ティカポはあいにくの雨。満天の星空を見る計画は残念ながら断念する。またニュージーランドに来るからいいよねと、自分で自分をなぐさめる(^^;)。ティカポから45分ほどをかけてマウントクックへ午後1時に到着
ハーミテージヴィレッジ内にある郊外レストランで遅めのランチ。マルガリータ($26)とビールでひと息つく
ハーミテージ(モーテル)の宿
オーブンでパイを焼いたり、使い勝手のよかったキッチン 白で統一されたガラス張りのシャワールームは素敵 室内はベッドルームが2部屋もあり、4人が泊まれる余裕の広さ
3連泊だったため、本館の予約が取れず、ハーミテージのモーテルへ宿泊。背後から3000m級の山々が覆いかぶさる。テラスから顔をのぞかせたマウントクックも見える 隣りに宿泊していた女の子。写真を撮ってもいい?と聞いたら、Yesの返事。人懐っこい笑顔でポーズ
初日、出現したマウントクックの夕陽。まばゆいばかりの夕陽が雲をオレンジ色に染め上げていた。翌朝は、山の尾根に沿ってビッグサイズの虹がかかって、nabeさんに起こされたわたしは歓喜しながら、連写(^0^)
ビッグイベント・フッカーバレーの6時間トレッキング
今回の旅のビッグイベントのひとつ「フッカーバレーのトレッキング」。そのため、真夏のニュージーランドへ行くのに、ウインドブレーカーをはじめ、トレッキングシューズやセーターなど、冬支度の荷物でトランクは重たかった。

マウントクック到着の翌日1/14(土)、年間降水量が4000mm(東京の3倍)、降水日数149日(1年の内、40%が雨)という条件にもかかわらず、マウントクックが姿を現したので、念願のフッカーバレートレッキングを敢行。

ニュージーランド最高峰(3,754m)のマウントクックを眺めながら、フッカー氷河の下流域の渓谷を歩く、このトレッキングで、わたしたちは無謀にもツアーを申し込まなかった。ぞろぞろ歩くツアーが嫌だったことと、写真を撮りながら、ゆっくりと二人だけで登りたかったのだ。

実は旅行前、nabeさんにはガイドブックの「ムーブブリッジ(吊り橋)」の画像は見せなかった(見せられなかった(^^;))。高所恐怖症のnabeさんが事前にあんな写真を見たら(急流にかかる長い吊り橋はなんと2本も!)、絶対にフッカーバレー行きは中止になっていたから(ーー;)。

何も知らずに、nabeさんは意気揚々とトレッキングを開始。もし吊り橋の前でnabeさんが拒否したら、自分ひとりだけでフッカーバレーに登ればいいかなと思っていた(^^;)。
フッカーバレーの道標。ガイドブックには往復4時間と書いてあったが、わたしたちは往復6時間かかった(^^;) 元気に宿を出発。スタート地点のキャンプ場(避難場所)へ30分ほど歩いただけでなぜかわたしの足裏は痛くなった(^^;)←軟弱!(−−;) スタート地点となるキャンプ場の小屋(避難場所)。ここで、10数名ほどの人が着替えをしたり、食事やお茶をしたりして、トレッキングの準備中
水道、キッチン、テーブル、椅子が整備された小屋の室内。携帯コンロを持参して、お湯を沸かして、食事やコーヒーを作っていた トイレも洗面所も清潔。多分、トレッキングをするたくさんの人たちがここを利用するはずなのに、清掃が見事に行き届いていた クライストチャーチからマウントクックへの道路脇に群生していた青い花。ラベンダーとばかり思っていたら、違う花だった(^^;)
第一吊り橋の下を激流がものすごい轟音をあげて流れていく。ごうごうという音のせいか、わたしもちょっと怖かった(^^;) 両手でワイヤーを握り締め、一歩一歩慎重に進むnabeさん。渡り終えて、「ジェットコースターに乗ったみたいだったよ!」と興奮気味。でも、まだ第二吊り橋があることを知らない(^^;)(^^;)
ジギタリスがマウントクックの景色に愛らしい色を添える 後ろを振り返ると、青い空にぽっかりと白い雲。南の方から青い空がどんどんと追いかけてくる
一ヶ所、こともあろうか、ワイヤーの手すりの一部が欠けていた第二吊り橋。お蔭で恐怖は倍増(^^;)。
第二吊り橋手前にあった、人ひとりがやっと進める岩場の道
高所恐怖症のnabeさん伝授の吊り橋の渡り方:「思考を止めて、前方一点だけを見つめて、両手で少しずつ手すりをずらして進む」んだそうです。そして、恐るべし、息もできるだけ止めておくとのこと(^0^)。この吊り橋を懸命に渡るnabeさんの後姿をどうしても記念に残しておきたくて、手すりから両手を離し、パチリ。ちょっと怖かった(^^;)
上:山の頂きから垂れる、ブルーを帯びた氷河

左:大きな花を咲かすラージマウンテンデイジー

あいにくマウントクックリリーの時期はとうに終了
木道から顔を出していた愛らしいプラティア。花びらが片方だけに寄っているのが特徴(キキョウ科) 第二吊り橋からフッカーバレー氷河湖まではまだまだ1時間ほどかかる。木道は歩きやすくて軽快に進む
フッカーバレートレッキングの終点となるフッカーバレー湖。氷河の上には黒い土砂が積もっているが、その下にくっきりとブルー色を帯びた氷河がのぞく。ここ一帯はすさまじい風が吹いていて、吹き飛ばされそうになる
初めて目にするブルー色をした氷河。年々温暖化のために、溶け出しているという。崩れ落ちた氷河がフッカーバレー湖に流れ出て、徐々に溶けていく。

今回のフッカーバレートレッキング、二人だけで行ったので、マイペースだったこともあるが、往復4時間という行程で6時間かかった(片道4.8kmだとか)。もともと標高の高い場所からの出発のため、高低さが100mほどということもあり、登るというより、歩くコースだが、それでも、3000m級の山のせいか、天気がいきなり変化するので、服装には注意したい。「初心者コース」の割には、結構、迫力のあるコースだと思う。外国レベルの初心者コースとでも言おうか(^^;)。

きちんとした装備の人たちに混じって、短パンにサンダルという金髪の女性をつれたカップルもいたが、きっと途中までの散策だったのだろう。結局、帰り道、小雨が降ってきて、ウインドブレーカーのフードで助かった。

帰路、スタートラインのキャンプからホテルまで、雨も本降りになった中、車道をテクテクと歩いていたら、親切な若いニュージーランドのカップルが、車に乗るかと声をかけてくれた。「Thank you for your kind.We are enjoying we walk」と答えると、笑顔で立ち去っていった(^^)。

次は E全貌を現したマウントクック(2012.1.13〜16)

2012年ニュージーランド個人旅行 クイーンズタウン編(2012.1.16〜20)
@2012ニュージーランド旅行について
Gクイーンズタウンの別荘とスターウォッチング
A2012ニュージーランド旅行スケジュール表 Hクイーンズタウンの街とミルフォードサウンド
クライストチャーチ編(2012.1.11〜13) I懐かしの町アロータウンなど
B衝撃だったクライストチャーチ オークランド編(2012.1.20〜24)
Cアカロアのドルフィンウォッチングクルーズ Jあこがれのパーネルのフレンチマーケットなど
マウントクック編(2012.1.13〜16) Kバグパイプの演奏やマオリショーなど
D二人きりのフッカーバレーのトレッキング Lワイヘキ島クルーズやKELLY TARLTON'Sなど
E全貌を現したマウントクック 2012年ニュージーランドえとせとら
Fゆったりと過ごしたハーミテージの四日間 ニュージーランド人は黒い服がお好き、他

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