オリエンタル号で知り合った台北の女性。彼女は変な日本語を話す。でも、私の英語はもっとひどいに違いない 郵便局の人が書いて、手渡してくれた記念の迷子札。この札がなかったとしたら…と考えると、ぞっとする(^_^;)

迷子はその場ではちょっとしんどいけれど、旅を終えた後では懐かしい思い出となる。
人の優しさに触れ、嬉しくなるのも迷子のお陰。

地図の上を行ったり来たりする相手の指の動きで、ようやく自分がとんでもない
場所にいることがわかって、目と目がぶつかり大笑いになったこともあります。
言葉を越えて気持ちが通じた瞬間です。

迷子が多い分、わたしは小さな出会いが多い。
犬の散歩中のおばあさんや制服を来た高校生、ネクタイを締めたビジネスマンや
子連れのお母さん、わたしはその国の普通の人たちと何気ない出会いをして、
ささやかな思い出を心の中に貯めていく。

迷子が好きなのは何気ない出会いを味わえるからかもしれません

記 念 の 迷 子 札

一人で「オリエンタル・リバー・クルーズ」(1900バーツの豪華客船 8:00〜18:00
 船内では台北やアメリカの女の子たちと知り合いになれた)でアユタヤめぐりをした帰り、
オリエンタルホテルから自分のホテルまで見当をつけて歩き出したわたしは
町中の雑踏で迷子になってしまった。

「モンティエン・リバーサイドホテル?」と中学生、高校生(彼らはほとんど英語が話せなかった)、
デパートガール、セールスマン、果てはトゥクトゥクの運転手と片っ端から尋ねてみるが、
みんながみんな首をかしげる。後でわかったことだが、距離が遠かったことと、
新築のホテルだったので知名度が低かったのです。

7時、8時と刻々と時が過ぎ、わたしはようやく事の深刻さに気づき、呆然としました。
やっとのことで「MAIL」と書かれた郵便局を見つけて飛び込んで、
「Do you know モンティエン リバーサイド ホテル?」と
尋ねると、たちまち職員が集まってくる。
散々集まった人同士で話し合った結果、驚いたことに答えはなんとNOでした(ToT)。
思わず、棒立ちになったわたしを見かねて、更に職員たちが続々と集まってくる。

その時、外から帰って来た職員が中の職員に話し掛けられ、
わたしを振り向くと、大きくうなずいたんです。
わたしはこうして救われて、迷子の子供よろしくメモ書きを渡され、無事ホテルに戻ることができました。

この「迷子札」だけは、なくさずにずっと持っていようと思ってます。
あそこまで深刻な「迷子」は後にも先にもないだろう、と思うからです(^^;)。
それにしても、この迷子札、一体何と書いてあるのでしょう?

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