フォロ・ロマーノ
紀元前753年ローマが建国され、この場所が公共スペースとして整備されたのを機に、紀元前509年にローマ共和国が成立し、「フォロ・ロマーノ(ローマ人の広場)」として、新築や修復、大改造を経て、約1000年に渡り、古代ローマ時代の中心として栄えたという。日焼けするほどの強い日差しの中、地に這いつくばった礎(いしずえ)が時を越え、人々に語りかけてくる・・・
高さが21mもあるセヴェルスの凱旋門。3つのアーチがあり、両脇のパルティア遠征を描いた彫刻が見事 17mのコリント式の6本の列柱が正面にそびえる皇后ファウスティーナの神殿 夕日が当たりレンガ色に染まった「聖なる火」を守る巫女たちの家。任期中(30年)、純潔を汚すと生き埋めの刑に処されるほど、重要な任務だったとか
凱旋門の横にそびえる、神殿の入り口を飾る8本の柱と「イオニア式の柱頭」。
この広場に市民が集まり、演説を聞き、自治に参加したのだという。
2000年の時を超え、古代ローマ人が歩んだ石畳を大勢の人たちが長い列をなして続く。かたわらでハトが草の下をついばみ、一方で遺跡の上でのんびり膝をかかえて休む人がいる。これこそ石の文化が持つ永遠の姿かな、とふと思う
フォロ・ロマーノを一望し、そして、足元の石畳に目を落とす・・・一刻一刻を刻んできた「歴史」の足跡を一瞬、足元に感じる

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