昨夜は雨だったナポリも、旅のハイライト「アルベロベッロ」へ向かう日は見事に晴。
イタリア人運転手さんとイタリア在住7年の日本人ガイド・岩井みや子さんがベンツがお出迎え。
丸1日のこの費用はちょっと高めの5万円(^_^;)。でも、車中でのガイドさんの興味深い話は大収穫でした。
「アルベロベッロのこのあたりは畑を耕すと石が出てくる地盤で、その石は叩くとパーンと割れるんです。
大きさや形によって、塀や家造りに使うので、このあたりの建築材料費はただなんですよ(^^)。」
イタリア人の運転手さんにしょっちゅうクッキーを手渡しながら、岩井さんが
いろいろと貴重なイタリア事情を話してくれました。その話は後述に(^_^)
おとぎの国、アルベロベッロ
真っ白な壁ととんがり屋根が愛らしい「トゥルッリ」の群落は、現在では1000軒ほど。左画像にとんがり屋根の集落が見えますか? 建物は、石を積み上げ、石灰で塗り固めた壁と、平らな石を円錐形に積み重ねた屋根でできていて、外壁と内壁の二重構造の壁の間に雨水道があり、屋根をつたって落ちる雨水を床下の貯水槽にためるんだそうです。ただアルベロベッロの町は見事に小さいです。ぶらぶら歩いていたら、いきなり住宅が途切れて、トゥルッリの屋根の材料となる石置き場の前へ(右画像)。まだ未使用の石は白っぽい色のままでした(^^)
 
トゥルッリの屋根に描かれた鳥や魚やラテン文字は宗教的な意味合いをもつとか。「ひとつの屋根にひとつの部屋」を意味するイタリア語のトゥルッロの複数形がトゥルッリだそうです アルベロベッロは観光化されたモンティ地区と、生活感あふれる住宅地アイア・ピッコラ地区に分かれてます。お店の立ち並ぶモンティ地区では日本人とみるや、「こんにちは〜!」の連呼で興ざめ(^^;)
屋根は背丈ぐらいの位置から石が積み上げられていて、目を近づけると、石と石の間に小さな草が生えていたりします。お店の人が「おいでおいで」をするので、中に入れてもらうと、家の中の井戸をご披露。でも、何も買わずに帰りました(^^;)オイ まるで塗ったばかりのように真っ白な壁。家々は思い思いに植木を置いたり、レースを下げたりとおしゃれ。
「小さな麦打ち場」の意の「アイア・ビッコラ地区」を歩いていたら、 どこからか教会のミサが流れてきて、一瞬、時が止まってしまいました(^−^)
アルベロベッロへ行ったら、ぜひこちらのレストランへ(^−^)。こんな小さな町なのに、店内はちょっとかしこまった感じの正統派のお店。
名前は「La Foggia」。素敵なウエイターさんがいます(^^)
メニューが読めずに困っていたら、優しく相談にのってくれて、魚のカルパッチョとパスタを無事注文。最初にオリーブの実と、中にチーズの入った餃子みたいな前菜が出て、気合の入ったカルパッチョや魚介類のパスタに大いに感激していたら、デザートを薦めてくれたので、エスプレッソと一緒に注文(^−^)。
ガラスケースにさっき食べたドルチェがきれいに並
らんでいました。後で知ったんですけど(^_^;)、ドル
チェというのはお菓子の名前じゃなくて、食後を
甘いもので締めくくるデザートの意だったんですね
ラム酒に漬け込んだババのようなケーキ。程よくチョコとラム酒が交じり合って、まろやかな口当たりが最高でした 電子辞書でお礼の言葉を見つけて、指さすと、なんとわざわざコックさんを呼んできてくれて、一緒に記念撮影。あ、素敵なウエイターさんも写しておけばよかった・・

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