2022/12/3-12/27 南太平洋クルーズ25日間個人旅行

 2.メルボルンの人気スポット/メルボルン

オーストラリアは、「ケアンズ一人旅(2003)」「シドニーのニューイヤー花火(2009)」「ケアンズファミリー旅行(2010)」「ゴールドコースト&タスマニア旅行(2013)」と今までに4回訪れているが、メルボルンは初めて。トラムを利用して、行きたい場所を効率よく回り、あとは、「オペラ座の怪人」のオペラを観賞し、メルボルンの人気スポット「ドッグランズ」や「フィッツロイ」、「ウェブ・ブリッジ」、「カールトン公園」などへ出かけた
メルボルンのクリスマス風物詩「クリスマスショ―ウィンドウ」(2022/12/7)
メルボルンのクリスマスの風物詩といえば、クリスマス期間中に繰り広げられるデパート「マイヤー」のディズニーの機械仕掛けの人形劇「クリスマスショーウィンドウ」。ショーウィンドウで展開する人形劇の見物客は毎年100万人を超えるとか。1956年から始まった「クリスマスのショーウィンドウ」は今年で66回目
毎年ストーリーが変わるので、メルボルンの子供や大人たちはその年のストーリーを楽しみにしている。特に今年はディズニー100周年がテーマなので、長蛇の列もなんのその、たくさんの人たちが順番待ちをしていた
おんぶに抱っこ、ベビーカーなどと共に、車椅子の方たちの姿も目立った
偶然、人垣の間からひょっこりとディズニーの人形劇が見えた。ウィンドウの中では、ディズニーのお馴染みの曲と一緒に、ピーターパンや女の子、赤ちゃんたちが次々に窓から飛び出し、楽しげに空を飛んでいた
おしゃれなエリア・ウォーターフロント「ドックランズ」(2022/12/5-12/6)
ちょうど滞在するホテルの西側がメルボルンのウォーターフロント開発地区「ドックランズ」。このマリーナ界隈はおしゃれなエリアということで、歩道沿いにデザイナーブランドなどが立ち並び、人気のスポットだとガイドブックに書いてあった
実際にドッグランズに立ってみると、コロナ禍のせいなのだろうか、人出は少なく、賑わいには程遠い。妙に立派な建物や設備だけが目立っていた(^_^;)
 
桟橋の杭にサンタの帽子。ユーモアたっぷりの飾り付け
と思ったら、今度は大きな牛が木の幹に逆さづり。え? これ、なに? スタジアム前のコリンズ・ストリートの立派な歩道にはノーフォーク松が林立。クリスマスツリーでできた歩道だなんて素敵
元気なペイント発見。そういえば、ドッグランズはサイクリング推奨のエリアなのか、わたしたちを自転車の人たちで次々に追い越していく
ドックランズらしいオシャレなショッピングセンターを見つけたが、肝心の行きかうお客さんたちの姿がなくて、拍子抜け(^_^;)
日が沈んで、ただでさえ寒かったのに、更に気温が下がって、寒さが強烈に身に染みる。それでも、何かおもしろいものはないかと、ショールで首をグルグル巻きにして、しばらくドックランズをうろついた(^_^;)
寒いから一層、白い彫塑が浮き立つ。とうとう人通りはほとんどなくなった
人気のレストラン「CARGO」事件!(2022/12/5)
寒いし、お腹も減ったので、地元で人気のレストラン「CARGO」へ入った。一面ガラス越しなので、海に沈む夕日を眺めながらロマンチックなディナーを楽しむことができるとガイドブックに書いてあった。テーブルへ案内するウエイトレスの後からいそいそとついて行く。窓際の海が見えるテーブルに案内してくれた
しばらく、メニューが届くのを待つが、いくら待ってもメニューを持ってくる気配なし。テーブルにポツンと付いたバーコードの黒いメタルに気づく(バーコードの画像はビールの画像の中)。そういえば、席を案内した女性は受付へ行ってください、と言ってたっけ。なんだか様子が変だ。何はともあれwifiにつなごうということになった。nabeさんは受付へ行って、wifi接続のパスワードを聞いてきた
さぁ、それからが大変だった。隣りの席のパーティ連中がどんちゃん騒ぎをする中、nabeさんはスマホと格闘。バーコードを読み、メニューを出し、ビールやピザ、マッスルの盛り合わせを注文する。さて、決済という段階になって、本人認証ができない。パスワードのやりとりをショートメール(国際電話)でやりとりしなければならなかった。本人認証ができないと、決済の手続きが完了しないのだ。難航すること、40分以上。本人確認やカード登録も終え、ようやく注文ができた頃には、混んでいた店内からお客さんたちの姿はほぼ消えていた
ビール(カールトン ドラフト ミディアム$12×2)、ピザ(The CARGO$23)、マッスルズ($20)はどれもお腹に染みるほどおいしかったが、精神的に疲れすぎていたせいか、変に興奮して、店を出て、歩き出しても夜の寒さを感じなかった。それにしても、類(たぐい)まれなる体験だった(^_^;)・・・「Never give up!」。くじけそうになるたび、nabeさんは心の中でこの言葉をかみしめたそうだ

後日談だが、ワイナリー巡りでお世話になったメルボルン在住のガイドの上田さんによると、「他のレストランはネット決済と共に、通常の支払いにも対応していますよ」という。ネット決済しか応じないレストランはよりによって、「CARGO」だけだったのだ。地元の人でさえ、ネット決済には苦労するという。まして、wifiしか使えない観光客にとって、ネット決済は困難の極みだ。ただ、苦労した分、いつの日か、どこかの国で役立つ日も来るのかなぁとほのかな希望を持っている(^_^;)
夜景に浮かぶ「ウェブ・ブリッジ」(2022/12/5)
ビクトリア・ハーバー側とヤラズ・エッジ(Yarra's Edge)にかかる橋「ウェブ・ブリッジ(Web Bridge)。アボリジニのうなぎ漁の仕掛けがモチーフだそうだ
夜景に白く浮かぶ姿に引き寄せられ、光の輪の中に入っていくと、白鳥に扮したバレリーナがクルクル回っていて、びっくりした。わたしたちが震えあがっているこの寒さの中で、肩も背中も丸出しにして、凛として踊っていた。撮影が中断されるたび、慌ててアシスタントたちがバレリーナにコートをかけていた。プロ根性とはこういうものなのかぁと、妙なところで感心してしまった
 
マクレイ・ストリートからスポーツジムの先をヤラ川側へ曲がると、「ウェブ・ブリッジ」の光の輪が見える
メルボルンの流行発信地「フィッツロイ」(2022/12/5)
フィッツロイは、メルボルンのボヘミアン文化発祥の地。特に若者たちに人気のエリアで、流行の発信地にもなっている。古めかしい建物が多く残され、ストリートアートを見ながら歩くだけでもおもしろい。ただ、フリーゾーン外で、マイキーの残高に不安があったので、シティから歩いたが、ちょっと遠かった
ボヘミアン文化を彷彿とさせる屋根、緻密なレースのようなアイアンの柵など、古めかしい建物が目を惹く。住民たちは建物の外観を変えることができないのだという。「外観のリフォームはできませんが、中はリフォームされて、モダンなんですよ」とメルボルンのガイド上田さんが教えてくれた
レースのような飾りを残した古い建物の壁には一面のペイントアート。ストリートアートを追いかけながらの散策もフィッツロイの楽しみ方のひとつ
過激なペイントで埋め尽くされたビルと、所狭しと書かれた落書き。治安は大丈夫なのかなとちょっと不安になる
一歩、道をそれると、静かな佇まいの家と出会う
物静かなストリートアートも見つけることができた。緻密な絵で可愛い! 昔の面影そのままの黄色いアイアンの飾りやタイルが心憎い 外観全部が赤味がかったタイル張りの家
フィッツロイからの帰り道、キング・ウイリアム・ストリート沿いのカールトン・ガーデン近くで素敵な建物を発見。重厚な見事な外観にしばし見入ってしまった
世界遺産「カールトン・ガーデン」 (2022/12/5)
「フィッツロイ」へ歩いて行くなら、ついでに、「カールトン・ガーデン」にも寄って行こうかということになって、ビクトリア・ストリートを歩き始めた。カールトン・ガーデンと記された看板を見つけて、公園の中へ入る。見事な樹々の間を歩いていたら、突如、真っ白な建物が木立の間から現れた
2004年に世界遺産に登録された王立展示館だ。1880年のメルボルン万博の折、建造され、オーストラリア初のヨーロッパ風の建物で、ビザンチノやルネサンス、ロマネスクなど、さまざまな建築様式を取り入れている
実はオーストラリアは園芸が盛ん。中でもメルボルンは別名「ガーデンシティ」と呼ばれるほど、緑豊かな街として知られている。広大な庭園を持つカールトン・ガーデンはその代表格だ。広大な庭園には噴水や池などが配置され、市民の皆さんがのんびりと散策していた。わたしたちはざっとカールトン・ガーデンを見て、次なる目的地に向かった

次は 3.蒸気機関車パッフィンビリー、ヤナ・バレーのワイナリー、オペラ座の怪人

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