主に5月3日から5月6日に行われる「くらやみ祭り」。東京都指定無形民俗文化財。
期間中には約70万人の人出で賑わうとか。
3日間、とうとう通い詰めてしまった(^_^;)
            2014.5.10up 渡辺京子

府中の町は祭り一色(2014.5.4撮影)

六の宮の杉山神社

約150本、全長約500mのりっぱなケヤキ並木は天然記念物

大國魂神社にはたくさんの参拝客がお参り
大國魂神社の境内には、静かに出番を待つ神輿が鎮座していた
早くも大國魂神社の鳥居前には、「大太鼓の饗宴」前で試し打ちが始まった。大太鼓に乗った警固役が大太鼓の真ん中まで下ろした警固提灯を、「オーライ」の掛け声とともに上げると、ド〜ンとお腹に響く音が鳴り響く。昔は暗闇の中での太鼓打ちだったので、太鼓の中心を教えるためと言われている
この太い縄が子供や若者、大人、お年寄りを1本に結びつけるのだろうか。今の日本ではとうに忘れられた情景かもしれない。
各宮(みや)の大太鼓が各町内から、随神門内と拝殿前に送り込まれ、午後2時半から午後3時半まで、威勢のよい大太鼓の音が鳴り響く。それにしても落ちないのだろうかと心配になるほど、大太鼓の上に人がたくさん乗っている
そんな中で、この大太鼓の上が一番混み合っていた。特に、威勢がよかったのはこのおじいさん!
烏帽子(えぼし)の下に結んだきりりとした鉢巻姿がりりしい。
「烏帽子」をネットで調べたら、平安から近代にかけて、和装での礼服着用の際に成人男性が被った帽子と記されていた
ひょっとして、この女の子はおかめのお面で踊る踊り手さんなのだろうか?
nabeさんのビデオ編:「大太鼓の饗宴」(4日17時〜18時撮影)
5月4日の「山車(だし)の行列」(2014.5.4撮影)
提灯の明かりを先頭に、山車(だし)が曳かれてくる
笛、締め太鼓、大太鼓、鉦(かね)、拍子木で奏でる府中囃子は、長い伝統と歴史をもった郷土芸能。屋台では、府中囃子の軽やかリズムに乗って、愛嬌たっぷりのお面をつけた踊りが披露される
西の山車(山車)は目黒流の府中囃子。ちなみに、本宿は、昔は、街道の宿場町だったとか

2014.5.14追加
実はこのホームページをご覧になった方から貴重なメールをいただきました(^^)。
メールの主は、府中にある、無農薬や減農薬の玄米を使ったこだわりの米店「てんち米店」の店主・小澤さん。
「府中囃子は目黒流と船橋流があり、目黒流は、小金井経由で、府中に伝えられたといわれています。」とのこと。うわっ、まさか府中のくらやみ祭りに、小金井の名前が出てくるとは思ってもいませんでした(^_^;)。

4日は東西から22台の山車(だし)が巡行。府中囃子に合わせて、小さな手のひらをくるくると動かして踊る姿が愛らしい。全員子供が踊るのかと思っていたら、赤いマネキュアをした手がのぞいて、びっくりしたりする
時折、旧甲州街道の沿道で、山車と山車がすれ違う。向かい合って、互いにあおり合ってる場面も観た(^^)
見事な彫刻がほどこされた「押立」の山車。踊りもやはり大人だからか、かなりうまい!
こちらは「屋敷分」の山車。旧甲州街道に続々と山車が集結する
旧甲州街道に、22台の山車(だし)が勢ぞろい。
nabeさんのビデオ編:「大太鼓の饗宴」(4日17時〜18時撮影)
上の画面の上をクリックすると、ユーチューブが開いて、ぜひ太鼓の音を聴いてください>all

次は 5月5日の「例大祭」

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