ぴょんぴょんとバウンドしながら疾走したジープ

今回のニュージーランドの旅が特に想い出深く心に残るのは、ローライン(Lorraine)との出逢いがあったお蔭。ローラインとはシドニーからクライストチャーチの機内で隣り合わせて、話がはずみ、牧場に招待されることになった。

クイーンズタウンでの2週間の滞在を終え、クライストチャーチに戻り、さて電話という段になって、うまく電話が通じず、諦めかけてしまった。でも、ひょっとして、と送ったEメールをたまたまローラインが見ていて、その場でEメールの返事が入ったのだ。

それからはまるでチャットのように、リアルタイムにメールをやりとりして、二人は奇跡的に再会する事ができた。きっと神様の粋な計らいだと思っている(^0^)。

ローラインは牧場のジープにまたがると、フルスピードで牛や羊を追いかけて、牧場中を疾走し、私はローラインの腰にしがみついて悲鳴を上げ続けた。

2匹の犬も大喜びで伴走する。牧場中を探検し、電気の通った鉄線も手と足でぐっと押し広げると、いたずらっぽい目をしながら「くぐれ」と言う。
かなりビビッたが、スリルがあっておもしろかった(^_^;)。

競走馬や羊、牛を育てている旦那さんのオウエン(Euan)は子供のように、はしゃぐ私たちを終始おだやかな目でながめていた。

年代物の木製のピアノ。ピアノの横には羊の毛をつむぐ木製の糸つむぎがあったピアノの上に美人の娘さんと息子さんの写真。 巨大なタイヤのトラクター。
納屋には農機具が所狭しと置かれている
農場の湖に、犬は思い切りジャンプして飛び込んだ。電気の通った電線だって、猛スピードでジャンプし、鉄線の狭い隙間で体をくるりと斜めに回しくぐってしまう。ほとんど、サーカス芸だ。 Euanが飼葉をやると、親子の馬は黒いシルエット姿でゆっくりと食べ始めた

ホテルまでの帰り道、二人はわざわざまだ観光していないクライストチャーチの海を見せようと、長いドライブをしてくれた。車中、何度か英語力のなさで、聞きたいことや言いたいことが言えずヤキモキする。もっと英語が話せたら、もっとお互いがわかりあえるのに!

そして、とうとうお別れのウインザーホテルに着いてしまった。
「See you next time,Lorraine!」 「Come back here,Kyoko!」
再会の約束をしながら、もう二度と逢えないかもしれないと思いがこみ上げ、私はローラインと抱き合ったまま泣いてしまった。忘れがたい想い出のひとつである。

次は 3 ぽっくりポタポタ乗馬体験

1 バルーンで360度パノラマ 2 ローラインとの想い出 3 ぽっくりポタポタ乗馬体験
4 ホームステイで得たもの(未) 5 ブランチパーティ(未) 6 英語学校に挑戦(未)

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