PART2 




御旅所に4台の屋台と2台の笠鉾が集結する。囃子手や曳き手たちが小休止して暖をとる。
午後10時を過ぎると、御旅所の交通規制が解除されるので、団子坂下りを見るため、また観衆が集まってくる

第二幕は数トンもある屋台の団子坂下りから始まる。
群集でひしめく団子坂を上下の綱を引っ張り合い、屋台を曳き下ろす。
危険なだけに、その迫力に息を飲む。

まずは出発前に、屋台で、屋台芝居の子供歌舞伎が披露される。

この女の子は子供なのにやたらと色気があって、後ろでおじさんが何度も「色気があるねぇ」とうなっていた(^_^;) 1年をかけて、踊りの特訓がされるという。祭りの時に翌年の子供歌舞伎の人選と出し物が決まるらしい

左は黒漆塗りの宮殿風の中近笠鉾(なかちかかさほこ)。屋台との区別は、屋根に赤い垂れ幕があるのが屋台だと思えばよい こちらは6台の屋台の中で横幅が一番広い上町屋台。後幕は見事な鯉の滝登りだ 秩父屋台の中でも最も端正な形をしていると言われている宮地屋台。この後幕は、中国の想像上の霊獣、猩猩(しょうじょう)


団子坂下り(右に向かって下る)。屋台を推し進める者、屋台を押さえる者など、力を配分しながら少しずつ下っていく

ぎっしりと埋め尽くされた団子坂。屋台囃子のリズムが高揚し、屋台は歯車の音をきしませながらゆっくりと群集をかき分けて下っていった

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