札所などというところにはとんと縁のないわたしが、ふらりと金昌寺に寄る気になったのは、1314体もの石仏のならぶ姿に興味を持ったからだ。おまけに、禁酒地蔵まであるという(^_^;)。秩父三十四札所の四番札所「金昌寺」へは、温泉宿「新木鉱泉」からのんびり歩いて5、6分のところだった。

◆田舎みち

一人のんびりと田舎みちを歩いていると、普段なら見過ごしてしまう景色が飛び込んでくる。壁をつたうツルの葉っぱの色あいに思わず、歩みが止まる


懐かしさを感じさせる旧家の漆喰の白い壁と年代を経た木の塀が目を引いた 小さい山のせいだからだろうか、背後の山さえ、住まいの一部のように見える。それにしても、なんと背の高いススキなのだろう


札所めぐりのための道しるべ まちがっていたらごめんなさい(^_^;)。この紫の実は紫式部ではなかったかしら(^_^;)


◆金昌寺

寺の門をくぐると、すぐに石垣に並ぶ石仏が飛び込んでくる 子育観音の周りには「子供が元気の育つように」と
いう願いを込めた絵馬が下げられていた
思い思いの方向に顔を向け、静かに祈る石仏たち。誰が置いたのだろうか、石仏たちの膝元には親指ほどの小さな石仏が所せましと並べられていた 定かではないが、左端の石仏が多分禁酒地蔵ではないかと思う(^_^;)。今年は日本酒断ちをしたが、来年は洋酒断ちもいいかもしれない(^_^;)
本堂へ上る道の両脇にもきちんと石仏がならぶ 本堂の後ろの石垣にならぶ石仏。どれひとつとっても同じ石仏はない

◆新木鉱泉

文政10年に発見されたという温泉で、この辺りでは有名。ちょっとぬるめの含硫黄アルカリ泉の湯は肌にまとわりつくようになめらかで、湯上りの肌がしっとりとする。「美人の湯」と言われる所以かも 宿の上がり口を見上げると、天井に、野の枝がまるで柱をはうように、生けてあった


奥秩父三峰山山頂に鎮座する三峰神社

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