<480kmの大移動ドライブの行程>景色に変化があり、車窓が楽しめる大移動のドライブ フェズ→モロッコのスイス・イフレン→中アトラス山脈を越え、アトラス杉の森を越える→リンゴの産地・ミデルト→モロッコのグランドキャニオンと呼ばれる岩山の連続→エルフード→メルズーカ ※アトラス山脈はオート(高)アトラス、モアイヤン(中)アトラス、アンチ(低い)アトラスの3つ |
早朝のフェズの街。朝陽を浴び、きれいに整備された交差点の緑がまばゆい | さっそく、若者たちと目が合って、朝の挨拶!う〜ん、モロッコの男性は気さくでかっこいい |
街中では、通学する子供たちや、会社に向かう人など、朝から活発な人の流れ。こういう朝の活気が大好きだ |
郊外に出ると、農業国モロッコらしく、赤土を少しずつ覆っていくように、オリーブなどの緑の農地が広がっていく |
小さな街へ入ると、朝市が開かれているらしく、大勢の人たち。新鮮な食べ物にこだわるモロッコでは、市場が最も重要な場所のようだ |
暑い日差しをさけ、朝から日陰でおしゃべりを楽しむ人々。一歩、街から離れると、女性たちは都会とは一変して全員ヒシャブをかぶり、裾までの長い服で身体を隠している |
まばゆい朝陽をあびて、草原の家では、洗濯物がずらりと並び、玄関で母親が立ち働いている |
だだっぴろい平原に見えるのは、放牧された羊と羊飼いだけ。モロッコはオーストラリア、ニュージーランドについで、第三の羊の国。羊毛業がさかんだそうだ。わたしたちのバスはかつて、ラクダが行き交ったキャラバンのルートをアトラス山脈に向かって進む |
周りには何もない一直線の道路が続く。古びた家が見えたと思ったら、家の前に掘っ立て小屋らしき化石売り場が作られていた |
干し草がたくさん保管されているこの家は、放牧を生業(なりわい)にしているのだろうか。朝の準備のためか、みんなが外に出ていた |
モアイアン(中)アトラス山脈の裾野。生命をはぐくむズイズ川に沿うように、放牧された羊や植林の樹が並ぶ |
◆ミデルトMideruto◆カスバ風レストランでシーフードを食べる2017.10.25 | |||
ミデルトのカスバ風レストランでランチ。門がとにかくすごい。店内も凝っていて、宮廷風。ミデルトとは、中間の意で、リンゴの名産地だ。また、川魚のマスでも有名 |
野菜スープに名物のマスのホイル焼き、ミデルト特産のリンゴのアップルタルトをおいしくいただく |
◆大移動ドライブAtorasu◆480キロの車窓を楽しむ2017.10.25 | ||
街道には、ミデルト名産のリンゴを売る店が点在する | はみ出すほどに大量の牧草に、トラックは押しつぶされそうだ |
アトラス山脈の山越えを終え、平原に差し掛かった頃、ふいにポツンと青い湖がのぞいて、びっくりする。この先にはズィズ川から作られたダムがある。澄んだ青緑の湖面が美しい。モロッコはアフリカ大陸の中で、もっともダムが多い国だそうで、お陰で、モロッコでは水不足はほとんどないそうだ |
nabeさんのUチューブ | |
<中アトラス山脈越え> 2017.10.25 | |
中アトラスの集落ズィズ渓谷のオアシスの町を車窓より撮影 ※左画像や、上の青いタイトル文字をクリックすると、nabeさんのUチューブが開きます。 |
◆オアシスOasis◆オアシスの街タフィラルト2017.10.25 |
赤い土ばかりだった景色が一変する。いきなりモロッコ最大のオアシス都市タフィラルトが出現する。ナツメヤシの濃い緑を取り囲むように土造りの家が立つ。畑も作られているが、ナツメヤシに覆われて、全く見えない。ナツメヤシの木の下に畑を作るのは、ナツメヤシの木陰がなければ、灼熱の太陽にさらされ、作物がすぐに枯れてしまうからだ |
オアシスの撮影ポイントにバスが到着すると、2人の少年が現れ、ナツメヤシの葉で折ったラクダを売り始めた。でも、すぐに壊れそうな代物だったので、買わずに、その代わりにボールペンを上げた。でも、なぜか少年たちには余り喜んでもらえなかった。あの暗い表情を思い返して、品物を買ってあげればよかった、と後悔した | トゥアレグ族のトゥアレグブルーの民族衣装を着たモロッコ人。顔はトゥアレグ族らしくなかったので、にわか仕立てのデーツ売りか?モロッコの人気土産のデーツの箱詰めは至る所で売っている | 刈り取られたばかりのナツメヤシの実を間近に見ることができた。ナツメヤシを1週間ほど乾燥させるとデーツになる。ナツメヤシには鈴なりの実がつくので、1本のナツメヤシからたくさんの実が採れる |
オアシスの街を見下ろしていたら、突如、ロバに乗った女性が現れた。慌てて、350mmの望遠レンズでのぞく。これから収穫しに行くのか、緑の大きな籠はカラ。ピンクのヒシャブから、女性が若いことが伺える |
今度は反対側から、あふれんばかりの収穫したナツメヤシのふさを積んだロバが通る。今がナツメヤシの実の収穫最盛期。暑い日差しがロバとデーツと女性と、ロバにのる男性をくっきりと照らしていた |
◆エルフードErfoud◆化石の街エルフード2017.10.25 | |||
砂漠の入り口の街エルフードに到着。街のビル群に夕陽が当たって、まぶしい | |||
街中は、結構にぎやかな様子。アウトサイドのテーブルに座って、人々がくつろいでいる |
この一画は、カスバ(城塞)のような形をした建物が多かった |
ここでも、ナツメヤシの実の収穫中。小さな子供もお母さんのお手伝い。ひとつの房からたくさん採れるナツメヤシの実を区分けしているようだ。熟す度合いによって、ナツメヤシの実の色合いは異なる。若い実はオレンジ色で、熟すと、赤くなる |
エルフードで4WDに乗り換え、メルズーカにあるサハラ砂漠の傍らに立つオーベルジュ「トンブクトゥ―」ホテルへ向かう。放牧されているラクダがわたしたちの車の前をのっそりと横切って行った。ホテルに向かう途中で日没になる。水平線のかたなに見事な夕陽が刻々と沈む様をしばし見入った |
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