世界遺産の迷宮都市フェズへ2017.10.23-25Fez
世界一の迷宮都市フェズは、モロッコで一番歴史があり、物作りをする職人の街だ。フェズで連泊し、旧市街メディナなど、イスラムの文化や伝統に触れてきた。シャウエンとフェズ間にあるメクネスの世界遺産ヴォルビリスの古代遺跡で、ローマのフォロ・ロマーノを彷彿
フェズFezシャウエンからフェズへのドライブで見つけたもの2017.10.24
シャウエンのホテルを出発したのは8:30。フェズまでの280kmをバスで移動する。途中、雨が降るのを待つばかりの丘陵地帯の農地を眺める
車道わきで朝の放牧中の羊たちを発見。羊飼いは二人
時刻はちょうど通学時間帯。学生たちが座り込んでおしゃべりを楽しんでいる。ヒシャブをかぶった女の子は半々ぐらいだろうか。皆さん、バスを待っているようだ
小さな村はずれの店先。薬屋さんの前に腰かけているおばさんは具合が悪いのか。赤ん坊をおんぶしているお母さんは店の人とおしゃべり、腕を回して歩いている若者など、何気ない日常のひとコマ
フェズFezザクタの青空市場2017.10.24
地元の人で大混雑のザクタの青空市場。1週間に1回の市場なので大混雑。野菜から生活用品まで商品がわんさか
ここにいるということは、この羊たちも売り物なのだろう
バスの上から興奮しつつ連写撮影。本当はこういう市場こそ、わたしが出歩きたい場所だ
フェズFez城壁で囲まれた旧市街メディナ「フェズ・エル・バリ」2017.10.24
南の丘ボルジュショッドの砦のある展望台からフェズの街のパノラマを一望。建物に埋め尽くされて、道路も隙間も見えない。複雑に入り組む路地はなんと1000筋だそうだ。「迷子になったら、絶対に動かないでください」と、コンダクターの上田氏が念を押す
旧市街メディナ「フェズ・エル・バリ」の入り口のフェズ最大のブー・ジュルート門(外側がフェズの色の青。内側がイスラムの色の緑)。アーチの中に2つのミナレット(塔)が入るように撮影。シディ・ルッザース・モスクとブー・イナニア・マドラサの塔だ。門をくぐると、食べ物や雑貨などが所狭しと並ぶにぎやかなスーク(市場)が続く
フェズFez旧市街メディナのスーク(市場)2017.10.24
朝は8時から夜22時頃まで開いているスーク(市場)は年中無休とのこと
両側から品物が迫ってくるので、すれ違うのもままならない。スークは平日だというのに大にぎわい
旧市街のスーク(市場)には階段もあるので、もっぱら荷物運びはロバやラバが活躍
地元ガイドさんのザイードさんがプレゼントしたチーズを店主がネコに上げている。その様子をじっとロバが見つめている。モロッコの人たちはネコをとても大切する
ファティマの手などのドア飾り フェズは皮製品が豊富で安い 型取り中の銀細工の職人さん
ラクダの肉を売る店。店頭にはラクダの頭が丸ごと。実にわかりやすい(^-^;。1キロ55DH(約700円)ほど 銅板を大きな槌で叩いて、鍋作り。小気味よいカンカンという槌の音が広場に響く。ここは鍋職人の地域
驚いたことに現地ガイドのザイードさんが先生にお金を払うと、先生が幼稚園の教室へ招き入れてくれた。ほんの数分の出来事だったので、慌ててしまい、ピンぼけ。子供たちは元気に挨拶してくれた
スーク(市場)を歩くと、農業国だということを改めて感じる。恵みの野菜や果物がふんだん
フェズFez革なめし職人地区のタンネリ2017.10.24
革なめし職人地区のタンネリ。臭い防止でもらったミントをかぐ位では、役に立たない
樽の中に入っている染料に何度も皮を入れては、足でかき回す。その作業の繰り返しだ。汚れる仕事の上、重労働なので、若い人には不人気らしい。この工場では780人が働くという。1人、二十代とおぼしき男の子が一生懸命、作業に打ち込んでいて、頭が下がった
nabeさんのUチューブ
<皮染色工場タンネリ―> 2017.10.24
大きな塗料の壺が並ぶ様は圧巻
左画像や、上の青いタイトル文字をクリックすると、nabeさんのUチューブが開きます。
フェズFez唯一、入場できるプー・イナニア・マドラサ神学校(2017.10.24)
ジュルード門からメディナに入ってすぐ。騒がしいメディナから一歩入ると、静寂が広がる。壁面の細やかな彫刻やモザイクタイルなどが見事なイスラム建築
フェズFez光輝く金箔と緻密なモザイクのフェズブルーの王宮 (2017.10.24)
モロッコ国旗がはためく王宮正面。元はスルタンの居城。現在はモロッコの国王がフェズに滞在するときに使用。内部は観光客は立ち入り禁止。銅製の王宮の門が見事だが、レモンやオレンジで磨くらしい
フェズFez陽気なハリドさんのティータイム2017.10.24
ハリドさんのお宅は、アラビアンで素敵。わたしたちをもてなすティータイムのセレモニーも、「ハリドショー!」みたいに演奏まで披露して、楽しかった。口癖の「シャシン、ドジョ!」をnabeさんは後日マネていた
ハリドさんのティーセレモニー。急須を高々と持ち上げ、湯を注ぐ 「シャシン、ドジョ!」とハリドさんが持ち上げたのは砂糖 見事な演奏を披露して、「シャシン、ドジョ!」と笑わせる
フェズFez伝統料理パスティーリャ2017.10.24
ランチはモロッコでお祝い事などがある時に食べる特別料理パスティーリヤ。パイ皮で肉、卵、アーモンドを包んで焼き、シュガーパウダーなどをあける。パイがサクッとして、中のひき肉の歯ごたえが絶妙 レストラン「MNEPBI」のテーブルセットは素敵。モロッカンサラダが色とりどりに丸く並べられる
レストランは超豪華。昔は大臣の家だったそうだ
メクネスMeknes世界遺産ヴォルビリス遺跡2017.10.23
モロッコ国内に残る最大級のローマ遺跡。ヴォリビリスはローマ属州の州都として、2〜3世紀に栄え、およそ2万人が暮らしたという。ふいにイタリアのフォロ・ロマーノを思い出す
城壁は全長2359m。四方はのびやかな畑が拡がる。8つの門と40の塔があり、トリブナーレのバジリカ(バジリカ礼拝堂)、カピトリウム(ユピテル神殿)、カラカラ帝の凱旋門、公共広場、浴場、オリーブ油の製油所など、主だった遺跡は修復され、公開されている
特に広い遺跡内に残る30ほどのモザイクが保存状態がよくて、有名。こちらはギリシャ神話ヘラクレス12功業の家。ヘラクレスの武勇伝のモザイク画がタイルで見事に表現されている
デザルタ―の家。ギリシャ神話の魔術師デザルタ―が馬から馬へ飛び移る曲芸を披露 さまざまな魚のモザイク絵が描かれている 騎士の家。ギリシャ神話、バッカスと恋人アリアドネ
古代の柱やカラカラ帝の凱旋門
パシリカ礼拝堂。修復部分は茶色のレンガで補修されていて、修復部分がわかるようになっている
メクネスMeknes伝統料理イカ飯を楽しむ2017.10.23
イカ飯を見るや、歓声。輪切りしたイカの中に肉などがぎっしり。レモンのようで彩りが楽しい レストラン「COLLIER」。魚のスープも臭みがなく、おいしかった
店内の装飾も高級店並み スープの器もおしゃれ デザートの大きなプディング
メクネスMeknes貯水槽跡ヘリ・スアニ2017.10.23
貯水槽跡に入るとひんやり。貯水槽跡を抜けると穀物倉庫跡。アーチ型の石組みが延々と続く
フェズFezフェズのホテル「ザラー パークパレス」2017.10.24-26
ホテルは高級感があって、部屋の設備も万全。ホテルから徒歩10分のところに大型スーパーがあって、買い物に便利。HISのツアーで旅行中の女の子たちとおしゃべりをしながら朝食
朝食は種類はそれほど多くはないが、満足。ゆっくり食べて、メルズーカへ出発

次は 6.フェズからメルズーカの480キロのアトラス山脈移動ドライブ

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