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  イタリア/スロベニア/クロアチア/ギリシャ/エーゲ海クルーズ 2019.9.10〜10.5(26日間)
古都シエナ&サン・ジミニャーノ&トスカーナのワイナリーめぐり <イタリアのシエナなど>

美しいトスカーナ地方に点在する古都シエナやサン・ジミニャーノ、モンテリッジョーニを効率よく一日で巡ってきた。レンタカーでないと回れない場所なので、現地ツアーを利用。ワイナリーでは、キャンティワインの試飲と、トスカーナ料理のランチが楽しめ、お得なツアーだった。約12時間ほどの長いツアーだったが、時間配分や訪問先はよく考えられていて、しかも陽気なカナダ人夫婦と出会って、楽しいひとときを過ごした。オプショナルツアーは日本で予約。日本人ガイドが付いて、一人80?(9600円ほど)。日本語なしの場合は一人60?

シエナ派の芸術が花開いた世界遺産の街「シエナ」(2019.9.16)
4世紀にシエナ派の芸術が花開いたトスカーナの世界遺産の町「シエナ」。世界遺産カンポ広場や大聖堂などを3時間ほどかけ、ゆっくりと観光
まばゆい装飾のイタリアンゴシック様式の教会「シエナ大聖堂」。12世紀から200年かけて造られたという。ファザードをはじめ、天井、壁、柱、床にいたるまで彫刻やモザイクで飾られ、豪華絢爛
イタリアで一番美しいといわれる「カンポ広場」は扇型で、やや傾斜している。その広場に面して、市庁舎やシエナで一番高い「マンジャの塔」がそびえている。ただ、余りに大きくて、市庁舎と広場を一緒に写すことはできなかった。「マンジャの塔」は14世紀に建てられ、イタリアで2番目の高さで102m。カンポ広場をぐるりと囲む建物のレンガは「シエナ色」といって、この地方で採れる赤褐色の土の色
広場を囲むようにカフェやレストランが並び、街の中心らしく、若者たちや観光客たちが続々とやってきた
店先に飾られていたカンポ広場で開かれるホースレースの写真。騎手が落ちても、馬の勝負は続く
シエナにとって、街で対決するホースレースは一大重要イベント。勝利したチームは通りに高々と自分たちの旗や照明立てを誇らしげに飾り、負けたチームはひっそりと次のレースまでやり過ごすという
あちこちにホースレースにちなんで、馬の飾りがあった
奥様と二人で選んでようやく決まった帽子。とても似合っていたので、写させてもらう(^^) ジェラードの店はあちこちにあって、日差しが強いせいか、店はどこも混んでいた
中世の面影が残る歴史地区(2019.9.16)
中世の面影を残す歴史地区の、昔ながらの雰囲気を残す店
こちらも歴史地区の建物。レンガに陽が当たって、シエナ色が一層華やかに色づく 歴史地区には至るところにいろいろな形のアーチがあって、目を楽しませてくれる
建物と建物の間にあるアーチの壁は、建物の補強のためなのだそうだ
シエナは銀行業で栄えた町で世界で最も古いといわれる銀行「Monte dei Paschi di Siena(1472年)」が今もシエナに残る。ところで、1348年ペスト大流行で町の半分以上の人が亡くなり、1555年にフィレンツェに破れ、シエナの華やかな歴史は終わる。15世紀、フィレンツェでは鮮やかなルネッサンス芸術が起こり、シエナでは中世的なイタリアゴシック、シエナ派絵画が全盛となった。政治、経済、芸術、宗教の面で対立したシエナとフィレンツェは今でも仲が悪いといわれているとか
ワイナリー「POGGIO ai LAGHI」でテイスティングとランチ(2019.9.16)
ワインのテイスティングは4種類。昼の酒のせいか、nabeさんの顔はもう赤い
生ハムやサラミの前菜と、トマトソースのパスタが出る。おしゃべりに花が咲いて、楽しいランチになった。ワインはキャンティのクラシコ、トラシュコ、クレベなど、白から始まり、ロゼ、赤と次々にテイスティングさせてくれる
陽気なカナダ人夫婦ダイアンとガイ。旦那のガイはお酒が飲めないのに、やたらテンションが高くて、笑わせてばかり。しかも優しくて、ミネラルウォーターを「SAKE、SAKE」と言って、わたしのグラスに何度もついでくれた
テイスティングしたワインのリストを元に、ダイアンたちもワインを購入していた。ここのワイナリーは、20年物のバルサミコ酢を扱うことでも有名らしく、こちらもテイスティングしたが、どろりと茶色のペーストになったバルサミコ酢は、ちょっと不思議な味だった
美しい塔の町・世界遺産の街「サン・ジミニャーノ」(2019.9.16)
美しい塔が立ち並ぶことで人気の世界遺産の町「サン ジミニャーノ」。力と富のシンボルとして競うように建てられた塔は、最も多い時には70を超えたとか。現在は14本の塔が残るのみだが、坂の多い街並みも、塔も、13〜14世紀の状態をよく残している
中世の館が並ぶ広場「チステルナ広場(Piazza del Cisterna)」。名前の由来は700年前に使われた井戸「チルテルナ」から
<nabeさんのUチューブ>
<サン ジミニャーノの街並み>

美しい壁の建物が続く世界遺産の街並み「サン・ジミニャーノ」をぐるりとご覧ください
チステルナ広場のすぐ横の「ドゥオモ広場(中央広場)」。聖堂、ポポロ宮殿、7つの塔に囲まれている
街の中にはお土産屋さんが多い。特に食材が豊富。名産の白ワインも安くておいしいらしい。ポルチーニ茸やドライトマトもお土産にはお薦めとか
アーチや坂の多い街並みも、13〜14世紀の状態をよく残している
眼下には、赤茶けた屋根の街がのぞめる ガイドのジュンコさんが教えてくれた地元ジェラードの店。ここのジェラードは世界一にもなったことがあり、有名。ジュンコさんと列に並んで、食べた
 
町を歩くと、イノシシのはく製が目に付く。イノシシ料理が名物なのだ。イノシシのハムやサラミもある。丘陵地のサンジミニャーノは、ハムやチーズなど、山の幸が豊富とのこと
城壁に囲まれた町「モンテリッジョーニ」(2019.9.16)
まるで城壁が王冠のように見える小さな町「モンテリッジョーニ」。徒歩20分程で歩き回れる程の小ささ 小さなモンテリッジョーニ教会に入る。ここでも寄付をして、ろうそくをともして、祈りを捧げる
カナダ人夫婦ダイアンとガイに会って、ひとしきり、nabeさんの適当な英語ジョークで笑う
古い建物は石を組み上げた独特の壁で味わい深い
ガイドのジュンコさんとバールでお疲れ会(2019.9.16)
フィレンツェの現地オプショナルツアーで、日本語ガイドを担当してくれたジュンコさんはカラカラと笑う、陽気なガイドさん。せっかくなので、ツアー終了後、バールに誘って、一緒にお疲れ会をした。私たちはジュンコさんがオーダーしてくれた「スピリッツ」が気に入って、おかわり。その日からレストランに行くたびに、スピリッツを注文した(但し、スピリッツが出ることも、出ないこともあった(^^;))。

店のショーウィンドウの上のアペリティーボをつまみに、ジュンコさんのイタリア生活や不思議な運命話を伺う。人には「運命」があるのかもしれないと、ジュンコさんの話を聞きながら思ってしまった。

ジュンコさんは「イタリアは日本みたいに魚が新鮮じゃないんです。平気で血が出てたりするんですよ」と言う。nabeさんは魚が生臭くならないため、日本では魚を獲ったらすぐに急所に包丁を入れて、血が回らないようにすること、また日本の冷凍輸送が進んでいることなどを話していた。

イタリア人のバスドライバーによると、「血が出ているからこそ、新鮮な証拠なんだ」と言われたそうで、ジュンコさんは呆れていた。これぞ、まさしく国民性の違いなのだろう(^^;)
好立地のフィレンツェのホテル「ホテル ウニコルノ」(2019.9.12-9.15)
創業は1600年という老舗のプチホテル(オーナー婦人が日本人とか)。駅から徒歩7分の道路沿いの好立地。フィレンツェの中心にあるので、観光にも買い物にも便利だった。大聖堂、ヴェッキオ橋にも徒歩10分以内。設備はリニューアルされていて、モダンな内装。バスタブが付いてたのが嬉しかった。手動式エレベーター。朝食はパンやハム類、卵、ヨーグルト、フルーツなど、ビュッフェ式で満足

次は 7.最先端のファッションの街「ミラノ」

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