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イタリア/スロベニア/クロアチア/ギリシャ/エーゲ海クルーズ 2019.9.10~10.5(26日間)
18 クルーズ寄港地めぐり その2 「クレタ」「ケファロニア」「スプリト」<エーゲ海クルーズ>
クルーズ4日目、クレタ島で一番美しい街ハニアの港に夜明け前、到着。ハニアには7:00~17:00まで滞在。早起きをして、エーゲ海から顔を出した朝陽を拝んだ
◆クルーズ5日目◆クレタ島へ <ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
今日はクルーズ船からハニアの街までバスで行って、二人でハニアの旧市街とヴェネツィアン・ハーバーを歩くことにする。まずはおいしい朝食で腹ごしらえということで、nabeさんはお気に入りのワッフル、わたしはボリューム優先の朝食。意外に受けたのが、肝臓のために持参したしじみの味噌汁の素で、6本しかなかったので、これは、という時に飲んだ
クレタ島のハニアは2番目に大きな街。朝は通学や通勤客でにぎわう 街中で見つけたポスターと落書き フレッシュジュース店。マンダリンが2€、オレンジ・バナナは2.6€
大きなマーケットを発見<ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
街中にどーんと現われた大きな市場「ハニア・オールド・マーケット」には、地元の人や観光客がいっぱい。お土産屋さんを始め、レストラン、洋服屋さん、文房具店、ハチミツ店など、いろんなお店がずらりと並んでいる。惣菜屋さんにはオリーブ漬けや干物の魚、その他、不思議な白い粉が噴き出た缶詰も売っていた
1913年に十字型をしたナイトクラブとして造られ、その後、マーケットに改装されたとか
クレタ島の街ハニアの街の風景 <ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
街を歩いていると、観光客や大人よりも圧倒的に若い子たちが多いのに気づく。手にボリューム一杯のラジカセを持ってる若者や、大声でおしゃべりしている女の子たち。怒って爆発しそうな女の子や、ふざけあっている男の子など、見事にうるさい。ギリシャ人気質の激しさみたいなものを感じる。街で出会った、この女の子たちはおしゃべりに笑い通しだった。4月から10月はほぼ毎日快晴、冬でも温暖という地中海気候で育ち、太陽をいっぱい浴びたクレタ島の小麦肌の若い子たちは底抜けに明るかった
彼女たちと出会った場所は、旧市街の「ヴェネツィアの市壁(防壁)」。13世紀のヴェネツィア支配下で造られた壁が残存している。ハニアにはそれぞれの支配下に置かれたヴェネツィア時代、オスマントルコ時代の古い建物が残っている
布とアクセサリーを売る、カラフルでかわいらしいお店
街で見つけた看板。エーゲ海を臨むヴェネツィアン・ハーバーがハニアの一番人気の観光スポット
要塞に登って、エーゲ海を眺める <ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
子供たちの遊び場のような要塞から「オールド・ヴェネツィアン・ハーバー」を臨む。城壁の外側に平気で足を出して座っている男の子もいて、肝を冷やす。城壁の上は日差しが強く、海からの風が気持ちよかった
要塞の片隅でスマホに夢中の女の子。せっかくの遺跡も、保存状態はよいとは言えず、ギリシャの財政難を伺わせた
エーゲ海を臨む「ヴェネツィアン・ハーバー」 <ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
「ヴェネツィアン・ハーバー」の海は穏やかに透き通っていて、その海をぐるりと取り巻くようにレストランが並び、行き交う人たちも多く、にぎやかなだ。この灯台は、かつてはジャニサリーモスクのミナレット(尖塔)でモスクの横に立っていたものを移動して、灯台に造り変えたものとか
「ヴェネツィアン・ハーバー」をぐるりと囲むレストランの建物がカラフルなのもクレタ島の特色
シーフードを満喫する<ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
その「ヴェネツィアン・ハーバー」にあるシーフードレストラン「eno4ec」がおいしそうなので入る。ボーイさん(上の写真)が持ってきてくれたシーフードプラッター(海老、チーズ、イワシ、イカ、タコ、ムール貝、小魚のてんこ盛り)をひと目見て、思わず歓声。巨大なお皿に山のようにシーフードが入っていて、カラリと揚がっていて、おいしくて、夢中でかぶりつくが、量が半端じゃない。ようやく食べ終えると、今度はボーイさんが甘いマスカットをこれまた山盛り持ってきてくれた(お腹がいっぱいで食べ切れず、持ち帰る)
nabeさん、トイレ番と化す <ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
トイレ休憩とネット使用のため、いつものようにスターバックスへ入る。誰もいない2階でのんびりしていたら、トイレに来るお客さんがトイレのドアの開け方がわからず、ウロウロ。そのたび、nabeさんはナンバーとボタンの押し方をていねいに教える。でも、次々にトイレ客が現れるので結局、nabeさんはトイレ前に座って、真面目な「トイレ番」になり切っていた
クレタ島のえとせとら <ギリシャの「クレタ島」>(2019.10.1)
中学生ぐらいの女の子に道を尋ねると、きれいな英語が返ってきたので、びっくり。クレタ島のハニアは農業と観光が経済を支えている。観光が盛んで、街中の立看も英語表記が多く、ユーロ圏ということもあり、英語を使い慣れているのだろう
「ヴェネツィアン・ハーバー」に郷愁いっぱいのアコーディオンの音色が拡がっていた。ひとつ音がはずれていて、一層、哀愁がただよう。1€を寄付すると、おじいさんはたっぷり日焼けした顔に笑顔を浮かべて、目で挨拶してくれた
<nabeさんのUチューブ>
<ギリシャのクレタ島のヴェネツィアン・ハーバーのおじいさん>

ひとつ、音がはずれていて、哀愁がただようアコーディオンの音色が澄み切ったインクブルーのおだやかなエーゲ海に拡がっていった
◆クルーズ6日目◆ 「ケファロニアのメリッサ洞窟」<ギリシャの「ケファロニア島」>(2019.10.2)
2万年ほど、誰にも知られずに存在していた地底湖だったものが、1953年の大地震で地表に穴が開き、発見されたのが「メリッサの地底湖」。港から遠い場所にあるので、オプショナルツアーに参加する(4時間1人72.99€)。ギリシャというと、エーゲ海のサントリーニ島やミコノス島が有名だが、イオニア海に浮かぶケファロニア島は碧さがひときわ目にまぶしかった
クルーズ6日目、昨夜食べすぎたので、今朝はデザート重視。レストランはビュッフェ形式でオムレツを作ったり、ローストビーフを切り分けたり、と嬉しいサービスがいっぱい
ツアーバスから眺めたケファロニアの見事な白いビーチ。何より人が少ないのがいい
ケファロニアの「メリッサ洞窟」 <ギリシャの「ケファロニア島」>(2019.10.2)
可愛いチケットを出して、真っ黒な地下へ下って行くと、地表の穴から差す陽の光で半分ほど照らされたメリッサ洞窟が忽然と現れた
「妖精の棲む洞窟」と名付けられた「メリッサの洞窟」。インクを流したような透明で真っ青な湖水が湖底をゆらゆらと揺らしていた。長さ160m、幅40m、高さ36m、深さ39m
小舟は細い洞窟の中にも入って行く。何やら、わたしたちの船頭さんは口ずさむが、掛け声ばかりで適当な歌だということがわかる(^^;)。船を下りる時、案の定、チップチップと言う。他の人たちは無視していたが、nabeさんは律儀に2€渡していた
<nabeさんのUチューブ>
<神秘のメリッサの洞窟>

ぽっかりと空いた天井の穴や、メリッサの洞窟の状態がわかります。
港町ケファロニア <ギリシャの「ケファロニア島」>(2019.10.2)
エーゲ海を目の前にした港街は思い切りカラフル。花盛りのブーゲンビリアや、ペイント画もよく似合う
逞しそうなおじさんたちにご挨拶
美しい海辺の街を散策。観光客も少なく、改めてケファロニアの海の美しさをじっくりと堪能する
ギリシャのケファロニアの街 <ギリシャの「ケファロニア島」>(2019.10.2)
東ローマ時代の古い教会。建物は再建されたもの ここから、山の上に城壁が臨めた
内部に入ったのは新設の教会のほう。小さいながらも豪華な装飾で、特にランプは真鍮の貴重品とか
◆クルーズ7日目◆ 宮殿跡「スプリト」<クロアチアの「スプリト」>(2019.10.3)
古代ローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスの宮殿が街となったスプリト。クロアチアの首都ザグレブに次ぐ大きさで、アドリア海に面する港町。長い歴史をもち、旧市街全体が世界遺産となっている。3世紀末から~4世紀初頭にかけて建造された宮殿跡をnabeさんと二人、歩き回ってきた
死ぬかと思った「聖ドムニウス大聖堂」の鐘楼 <クロアチアの「スプリト」>(2019.10.3)
上のスプリトの街を一望する画像は、この「聖ドムニウス大聖堂」の鐘楼のてっぺんから写したもの。スプリトの鐘楼は高さが60mなので、85mのフィレンツェの「ジョットの鐘楼」と比べれば楽勝、と思い、上り始めたのだが、急で狭く、おまけに一段一段の石段の高さが高くて、足を持ち上げるのが大変なのだ。しかも突風のような風に体ごと吹き飛ばされそうなので、恥も外聞もなく、四つん這いになって階段を上った。恐怖におののいている私を見て、若い外人女性がずっと声をかけてくれた。こんな怖い思いは後にも先にも初めて。そろそろ年だなぁと、実感した瞬間だった
ディオクレティアヌス宮殿の中庭「ペリスティル」を飾る12本のコリント式の石柱。人間と比べると、その石柱の大きさが見てとれる。最初にここへ到着した時はどしゃぶりの雨だったのに、幸運にも、青空が拡がって来たので喜び勇んで、先ほど回った道をまた歩き直した
5世紀にローマ帝国が滅亡すると、一旦、宮殿は廃墟となってしまうが、7世紀頃から人々が住み始め、やがて、宮殿はスプリトの人々が住む街へと変貌していったとのこと
新旧が見事にマッチしているのも、スプリトの人々の逞しさの表れなのだろう
逞しいといえば、ペイスティルから南の「青銅の門」への地下通路をさまざまな店が並ぶアーケードにしてしまったのもいい意味でも、悪い意味でも、なんだかすごいなぁと思ってしまう
アルゼンチンの元気なおば様たちと仲良くなって、毎回、会うたび、nabeさんは専属カメラマンと化す スプリトでは隙間があれば、店ができ上がる 観光地でよく見かける撮影ポイントのロゴ
◆クルーズ5日目の艦内◆ 月初めの陽気なイベント <10月1日のレストランにて>(2019.10.1)
10月1日のディナー中、突然、陽気な一団がレストランに突入してきた。派手な音楽に合わせて、白いナプキンを振り回しながら、テーブル席の間を練り歩く。すると、食事をしていたゲストたちも白いナプキンを頭上で振り回して、大歓迎。これは月初めに行われるMSCの陽気なイベントだった
この日もインドネシア出身の給仕のアランが薦めてくれたシーフードやシチュー、魚のフリッターなどに大満足

次は 19.イタリア船「MSC」のクルーズの旅で大いに楽しむ

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