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イタリア/スロベニア/クロアチア/ギリシャ/エーゲ海クルーズ 2019.9.10〜10.5(26日間)
16 国立劇場ドラマ観賞と、展望台360度と、農家の祝祭料理など <クロアチアのザグレブ>観光地

19世紀の姿をそのまま残す豪華なクロアチア国立劇場で、新鋭ドラマを観賞してきた。劇が終わった時、余りの感動に、力いっぱい拍手を続けた。また、意外におもしろかったのがザグレブ展望台360度。ガラス張りでさすがのわたしも足がすくんだが、素晴らしい展望に恵まれた。ザグレブでは特に観光地に出かけたりしなかったのに、とても楽しんだ気がする。方向音痴のわたしが一人で歩き回れたほど、見どころが小さくまとまっていたからかもしれない

クロアチア国立劇場の「新劇観賞」(2019.9.24)
通称「HNK(ハー・エヌ・カー」と親しまれるクロアチア国立劇場(Hrvalsko narodno Kazaleste)。建てられたのは、オーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあった19世紀の頃で、19世紀の昔のままの姿をとどめ、120年以上、クロアチアの人々に愛されてきた
座席数は709席。黄金色に輝くドームに散りばめられた彫像や彫刻にしばし見とれる。座席はなんと真ん中の最前列(1-11と1-12)一人90クロアチアクローネ(およそ一人1440円)
ドラマは幕が開いたとたん、クロアチア語でテンポよく進む。言葉はわからなくても、役者たちの思いや情熱がぐいぐいと伝わってくる。実はザグレブの滞在中に国立劇場でドラマがあるのを発見し、中身もよくわからないまま、チケットを購入。劇を観終わった時、二人とも胸いっぱいになり、手を叩き続けていた※上と左の画像はパンフより
ドラマはクロアチア映画史上もっとも話題となった映画をもとにメドヴェセクが演出。タイトルは「悪を歌う男の想い(Tko pjeve zlo ne misli」。笑いがいっぱい散りばめられ、音やリズムの効果を最大限に生かし、テンポよくドラマは進む。主だった役者は、将校フランホ(青いスーツ姿の男性)と、その妻アナ(真ん中の花模様のワンピースの女性)、主人公のフリル(白い縞々のスーツの男性)、ミナおばさん(花嫁姿)
アナはフランホと不幸な結婚生活を送っていて、そこへフリルがやってきて、アナへの愛をささやく。笑いを呼ぶのは、そのアナとフリルの間に割って入って、勘違いをする三枚目のミナおばさんの存在だ。徐々にアナはフリルの愛を受け止めていくが、最後の最後まで、ミナおばさんはフリルに横恋慕をして、観客を笑わせた。ミナおばさんの強烈なキャラがメチャクチャドラマに味付けをしていたと思う。彼女の演技に、nabeさんもわたしも、言葉はわからないまま、爆笑していた
ザグレブの展望台360°(2019.9.23-9.25)
イェラチッチ広場の近くにあるビルの16階にあり、エレベーターで行けるので、外へ出なければ大丈夫ということで、nabeさんも渋々一緒に展望台へ行った。料金は6000クロアチアクローネ(およそ4200円ほど)。何回も入れるので、夜景も見る予定だったが、ドラマ観劇で遅くなり、残念ながら行けなかった
大聖堂と共に、イェラチッチ広場が眼下に丸ごと眺められて圧巻。外の展望スペースには全面に格子がついているので、レンズを格子の中から出して、撮影。スリルを感じたい人には不向き
格子があるから絶対に安全!と何度誘っても、nabeさんは赤いソファーから動かず。展望スペースはモダンなインテリアに囲まれたおしゃれな空間。夜、ザグレブの夜景を見ながら、カクテルを飲んだら、ムード満点だと思う
展望台の上から、360度、ザグレブの街を見下ろす。後ろに山を控え、雨に濡れたお陰か、色鮮やかになった赤茶けた屋根がちょうど出て来た太陽に照らされて、際立っていた
最後の宿はリッチに「パレスホテル」(2019.9.23-9.25)
いつも最後のホテルはランクアップして、くつろぐようにしている。今回のパレスホテルも創業111年の歴史ある重厚なホテルで、リニューアルされ、内部も部屋も設備がよい。中央駅にも近く、マトロスマエレ広場前にあり、入口にはクロアチア国旗がはためいていた。旧市街には、目の前の通りを5分ぐらい歩けば行き止まりの所がイェラチッチ広場。お陰で、道もわかりやすく、方向音痴のわたしも一人であちこち歩き回ることができた(写し忘れのため、一部画像をネットより拝借)
朝食は種類が豊富でおいしく、朝からシャンパン、ワインも無料で飲み放題。特にデザートの種類の豊富さに大満足 イェラチッチ市場で買った果物
ホテル前のストロスマエル公園(2019.9.23-9.25)
ホテルから出ると、目の前は大きな公園。気持ちがいいので、いつも公園側の歩道を歩いた
夜遅くホテルに向かっていると、公園がライトアップされて、ライブ中の演奏が流れていたのでのぞきに行く
お昼のリハーサルでも、早くも女の子たちが集まっていた ライブは夜中まで続いていた
ザグレブ大学(2019.9.23-9.25)
ザブレグ大学をちょっとのぞきに行くと、校舎前にはすごい列。待ち合わせをしているのか、教室に入るにはまだ時間があるのか、ともかくたくさんの学生が校舎前でおしゃべりをしていた。右下画像は大学近くで見つけたポスター。クロアチアのミスユニバースのポスターのように、色白でスタイル抜群の美人な女の子はクロアチアでは本当にたくさん見かけた
拷問博物館「Museum of Torture」(2019.9.23-9.25)
雨宿りのついでに、拷問博物館へ行ってきた。2015年夏にオープン。タブレットを使って、説明を聞ける。2Fに上がると、壁一面にもう雰囲気いっぱい。博物館にはおよそ70点の展示品があり、これらは全て、中世の資料などを参考にして、地元のアーティストたちが手作りしたレプリカとのこと。大人40cc
実は映像で現在でも世界のどこかで実際に使われているという拷問の映像が流れて、考えさせられた
クロアチアはネクタイ発祥の地(2019.9.23-9.25)
店の扉ほどのネクタイが店先にぶら下がっていたネクタイショップ
染み入ったクロアチア人の優しさ(2019.9.23-9.25)
世界でいろいろ親切な人に出会ってきたが、こんなに優しくしてもらったのは初めてだった。バスターミナルに降り立って、目指す「中央駅」とはかなり離れた場所にいることを知って困った。どうやって中央駅に行けばよいのか、この女性に聞いた時、彼女はわざわざチケットショップまで連れてきてくれて、チケットショップが閉まっているのを知ると、彼女は自分の回数券から2枚、私たちにチケットをプレゼントしてくれた。そして、どこに乗ってどうやっていくのか、親切に教えて、そして、手を振って、笑顔いっぱいに帰って行った。余りの出来事に、わたしたちは興奮して、今度、私たちも困った人がいたら、彼女みたいに親切にしようね、と話し合った 彼女からもらったチケットを手に、無事地下鉄に乗車。刻印の時、切符を逆に入れたため、わざわざ運転手さんが寄ってきて、親切に入れ直してくれた。そして、「中央駅までいくつ乗るのか?」とおばさんに尋ねると、そのおばさんは「大丈夫、教えてあげるわよ」と言わんばかりに何度もうなずいて、私たちをずっと見守ってくれた(バス入口の女性の後ろのおばさん)
そうなのだ、クロアチアの人は誰もがみんな親切だった。そう言えば、リュブリャナのホテルで出会った日本女性もクロアチアを旅して、「クロアチアの人は本当に親切よ!」と何度も言っていた。機会があったら、もう一度、クロアチアに行ってみたいなと思っている
クロアチアのえとせとら(2019.9.23-9.25)

◆クロアチア美女にかかせないもの◆

※ネットより画像拝借
クロアチアの夏に欠かせない果物はプラム。
便秘やむくみに効き、健康や美容にお薦めの食べ物。
日本人は乾燥プラムを食べるが、クロアチアでは夏に出回る生のプラムが大人気。
生のプラムを毎日5、6個、皮ごと食べるのが、クロアチア美女の美の秘訣とか?

◆クロアチアのチップについて◆
クロアチアはチップ必須の国ではない。
だが、お世話になったりと感謝の気持ちを伝えたい時は、
レストランなら10%ほどを、タクシーなどはお釣りなどを
「フヴァラ(クロアチア語でありがとう)」と笑顔で渡すと喜んでもらえそうだ

◆可愛いナンバープレート◆
車のナンバープレートにクロアチアの紋章。
ちなみに、マンホールも紋章だった

◆クロアチアはユーロ加盟国なのに貨幣はクローネ◆

※ネットより画像拝借
今回の旅行でイタリア、スロベニア、クロアチア、ギリシャの4カ国を回ったが、
唯一、クロアチアだけがクロアチアクローネだった
余ると困るので、お金の管理で元銀行家のnabeさんは力量発揮。
またクロアチア国内では銀行や両替所はあちこちにあり、
日本円からも気軽に両替できる。ATMも多く、キャッシングも便利だった

◆クロアチア人は日本が好き◆

※ネットより画像拝借
日本人だとわかると、親切にしてくれるクロアチア人。
但し、中国人にはよい感情がないので、日本人アピールをして、
気持ちの良いにしてみませんか(^=^)

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