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イタリア/スロベニア/クロアチア/ギリシャ/エーゲ海クルーズ 2019.9.10〜10.5(26日間)
12 ユダヤ人居住区ゲットーと名物酒場バーカロと2つのコンサート<イタリアのヴェネツィア>

ゲットーはもうひとつのヴェネツィアと言える。建物や店先を見ていると、自己主張しているように見えるのだ。手の中の一眼レフカメラが勝手に動き、シャッターを押していた。ヴェネチア文化のバーカロも楽しかった。夕方、若い人たちが集まる運河沿いのバーカロに行き、運河を眺めながら、若者たちに混じって楽しんだバーカロは素敵な想い出になった

もうひとつのヴェネツィア「ユダヤ人居住区ゲットー」(2019.9.11)
「ゲットー」はユダヤ人隔離を目的とし、神聖ローマ帝国(ドイツ)の頃、移り住んできたユダヤ人たちをヴェネツィアから隔離した。日中は商売はできたものの、夜はユダヤ人たちをゲットーに閉じ込め、重いユダヤ人特別税を課したという。ゲットーを歩いていると、もうひとつのヴェネツィアを主張しているように感じたのは気のせいだっただろうか
サンタルチア駅からスペイン通りを北東に向かって歩き出す。クーリエ橋を渡れば、ゲットーだ。結構、観光客たちが行き来していて、そのにぎやか雰囲気と、余り手入れされていない建物との間のギャップを感じる
店先も、レストランのアウトサイドも、やっぱり華やかなヴェネツィアとは違っていて、独特
1人でも多くの人に見てもらえるよう、ユダヤ人迫害の銅板が並ぶ 花をいっぱい飾った窓から年配のおばさんが顔を出し、笑顔いっぱいに、子供たちに話しかけていた
路地で元気に遊ぶ子供たちの声が聞こえた。一瞬迷ったが、子供たちの弾けるようなエネルギーに呼応して、シャッターを押した。これからの未来を担う子供たちの元気な姿を残すことができた
ヴェネツィア名物の酒場「バーカロ(Bacaro)」に潜入(2019.9.26)
「バーカロ」はヴェネツィアならではの特別な場所。日本でいうところの大衆食堂のカウンターのような感じで、夕食前のおつまみ&お酒「アペリティーボ」が楽しめる。ヴェネツィア最後の日、バーカロをのぞきに行った
アッカデーミア橋から5分ほど歩くと、橋のたもとに、情緒たっぷりの酒場バーカロが見つかった。店の外も中も若い人たちがいっぱい。だから、店内に入るのに若干勇気が必要だった。ガラスのショーウインドウのチケット(cicchettoヴェネツィア名物の小皿料理、ひと口サイズのつまみ、アペリティーボ)を指さしして、6個注文。お酒も無事、「スピリッツ」を手に入れて、清算を済ませて、店外へ出る
チーズや具材がたくさん載ったチケットの皿と、赤い色のスピリッツを周りの若者たち同様、運河の手すりに乗っけて、運河を眺めながら、バーカロ文化を味わった 店内には、ワインなど、お酒類がずらり。それぞれ価格も表示されていて、ボトル購入をしている人もいた
ヴェネツィア市民はバーカロが大好き。特にこの店先には学生たちが多かった。運河の向こうには小さな教会?なのか、学校なのか?その建物から人々が次々と出て来る。その集団が橋の真ん中で立ち止まって、にぎやかなおしゃべりが始まったので、なんだか微笑ましかった
バロックコンサート「イ・ムジナ・ヴェネツィアコンサート」(2019.9.21)
中世のヴェネチアを思わせる華麗な衣装が楽しい、バロックコンサート「イ・ムジチ・ヴェネツィアコンサート」を観てきた。オペラでありながら、笑いがいっぱい散りばめられていて、気軽に楽しめた。チケットは日本で予約。二人で9936円
席は前だったが、前の人の頭が邪魔して、せっかくの衣装が写せなかった。こちらはネットより拝借した画像 彼女の美声もよかったが、演奏が聴きごたえあって、1時間半、楽しめた
<nabeさんのUチューブ>
<バロックコンサート「イ・ムジチ・ヴェネツィアコンサート」>

最初、みんながスマホでビデオを撮っていたので、nabeさんも一緒にビデオ撮影をしていたら、途中で「No video」と言われたため、かなり短め(^^;)
ちょっと残念だった教会コンサート(2019.9.26)
アッカデーミア橋たもとにある「サン・ヴィダル教会」で開かれるコンサート「ヴェネツィア室内合奏団サン・ヴィダル教会コンサート」を日本で予約して観に行った(1人25?)。毎年6万人もの観客を感動させるという人気コンサートだ ※一番上の画像はパンフレットから、左の小さい画像2枚はネットより拝借
楽しみにしていた演奏が始まって、一気に緊張する。静寂な中、バイオリンの音色にぐいぐいと引き込まれる。ただ、座席の背もたれが3つ連結されていて、誰かが背もたれに寄りかかると、わたしの背中をぐいと押す。演奏がクライマックスになるにつれ、演奏と、背もたれの不快感がせめぎ合い始めた
そして、突然、吐き気がして、頭がクラクラとする。「吐きそう」とnabeさんに告げ、1曲目の演奏が終わると同時に、口をハンカチで抑えたまま、会場を後にした。ヴェネチア最後の日の演奏を楽しみにしていただけに、なんとも残念な結末だった ※上の画像は、たまたまリハーサル中の姿を見つけて、撮影したもの
ヴェネツィアの新名所「カラトラヴァ橋」(2019.9.26)
鉄道駅サンタルチアとローマ広場を結ぶ新しい橋「カラトラヴァ橋(憲法の橋)」。長さ94mのガラス張りのモダンな造り。但し、階段なので、トランクを持っての移動は無理だったため、実際には利用できなかった。橋は300ものガラス階段と90枚ものガラスの欄干からできていて、夜はライトアップされるらしい。ヴァポレットがいつも混んでいるので、橋を利用してローマ広場まで行けるのは便利だと思う

次は 13.スロベニアの首都「リュブリャナ」 <スロベニア>

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