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 イタリア/スロベニア/クロアチア/ギリシャ/エーゲ海クルーズ 2019.9.10〜10.5(26日間)
11 カラフルな町「ブラーノ」とヴェネチアングラスの「ムラーノ」 <イタリアのヴェネツィア>

旅行前の資料集めで画像を目にしたとたん、絶対に行きたいと思ったのが、カラフルな小さな港町ブラーノ島。ヴェネツィアからヴァポレットで1時間足らずと気軽に行ける。実はレース編みで名が知られていて、ヴェネチアングラスで有名なムラーノ島と一緒にめぐって来た

カラフルな町「ブラーノ」をめぐる(2019.9.21)
ブラーノは漁業で栄えた町。漁を終えた漁師たちが冬の霧に覆われた中、迷わずに自分の家にたどり着けるよう、自分の家を目立つ色で塗ったのがカラフルな町の始まりだという。コペンハーゲンの「ニューハウン地区」やノルウェーの「ベルゲン」など、港町にカラフルな街が多いのは、そういう意味があったのかと気づく
漁業が盛んだったので、漁のネット作りや修繕で培った、繊細で美しいレース編みの技術が生み出されたという。ブラーノ島の女性たちは家でレースを編みながら、漁に出た男たちの帰りを待っていた
あちこちにレース店が並び、刺繍された小物や日傘、洋服類が売られている。もちろん店もカラフル色
路地を歩いていて、ブラーノで一番カラフルな家「カザ・ディ・ベピ(Casa di bepi)」を発見。「カッレ・デル・ビストル通り」に立つ。写真を撮る人がひっきりなし来るので見つけやすい 刺繍やお菓子など、手作り品も素朴で、可愛いらしいものが多い
どこへ行っても、パレットの中のように、さまざまな色で塗られた建物が続く。奥に見えるのが、サン・マルティーノ教会の裏に建つ、斜めに傾いた鐘楼
鐘楼に近づてみる。サン・マルティーノ教会の色あせた優しいピンクの色合いが却って、目に優しく写った
ブラーノ島は人口3000人ほどの小さな島。そのブラーノ島を闊歩しているのはほとんどが観光客。そんな観光客向けにレストランやお土産屋さん、カフェなどが立ち並ぶ
観光スポットではなく、地元の人たちの住むエリアをのぞいてみたが、花を飾ったり、白いシェードをかけたり、とやっぱりお洒落。雨どいまでピンクにきちんと塗られていた(^^;)
散歩から戻った地元の人を発見。ブラーノ島の日常を一瞬、垣間見た気がした
ヴェネチアングラスの島「ムラーノ」(2019.9.21)
ムラーノ島は橋でつながる7つの小島から成り立っていて、縮小版ヴェネツィアだ。ヴェネチアングラスの産地として有名で、ヴェネツィアのラグーンの中でも一番の人気だ。工房や店などに飾られた繊細なガラス細工を眺めながらの散策が楽しめる
色鮮やかなガラス細工の果物
サント・ステファノ広場には、大きなベネチアングラスのオブジェが飾られていて、絶好の記念撮影ポイント ベネチアングラスとは、鉛を含まないソーダ石灰を使用したガラス工芸品のこと。鉱物を混ぜることで、色鮮やかなガラス工芸品ができ上がる
船を横付けして、野菜などの食品を並べ始めるご夫婦。準備が整うと、お客さんがどんどんと集まって来た
今も現役で頑張っているムラーノ島の灯台 (上)ガラス工房 (下)颯爽と現れた赤いボート
サンタ・マリア・エ・ドナート教会。7世紀に建てられたビザンティン様式の建物。赤茶けたレンガのアーチを支える2本の白い柱列が印象的
海の幸がおいしかったムラーノの人気レストラン「コラーロ」(2019.9.21)
川沿いのテラス席にもお客さんがいっぱいで、入口にも既に列ができているレストランを発見。「トラットリア アル コラーロ」(TRATTORIA AL CORALLO)」、シーフードもあるということで、この店でランチのコースを注文
テーブルの前に座って、プレートを待つ間も、地元の人がどんどんと入って来る。お客で混んでいるせいか、プレートが出てくるまで、ちょっと時間がかかったので、ワインを飲んでしばし待つ。待った甲斐があって、熱々のイワシも、鶏のステーキも、シーフードパスタも大満足の味だった
お客様が帰ると、さっと白いテーブルクロスを丸めて、新しい紙のテーブルクロスを掛ける。忙しい分、手際がよかった(^^)

次は 12.ユダヤ人居住区ゲットーと、名物酒場「バーカロ」と、ふたつのコンサート

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