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 イタリア/スロベニア/クロアチア/ギリシャ/エーゲ海クルーズ 2019.9.10〜10.5(26日間)
10 「水の都」ヴェネツィアをめぐる <イタリアのヴェネツィア>

「アドリア海の女王」と称えられるヴェネツィアは大小の運河が巡る「水の都」。年間3000万人が訪れ、仮面カーニバルや、ゴンドラレースなど、独自の文化が花開く世界でも有数の人気観光地だ。ヴァポレットに乗り、刺繍の街ムラーノやカラフルな街ブラーノへも足を伸ばし、最後の夜は運河沿いの名物酒場バーカロで若者にまじって、スピリッツとアペリティーボを楽しんだ

「水の都」ヴェネツィア(2019.9.11&2019.9.20-9.22&2019.9.26)
細い運河を音もなくすべって来るゴンドラ。最盛期には1万もあったというゴンドラも現在は観光用に約500程度に。ゴンドラの櫓をこぐ縞々シャツのゴンドリーエはヴェネツィア独特の前向きで櫓をこぐスタイル
<nabeさんのUチューブ>
<細い水路から流れるようにやってくるゴンドラ>

ゆったりと水の上をすべりながら、こちらにやってくるゴンドラ。ゴンドリーエの櫓を漕ぐ姿もじっくりと見ることができます
ゴンドリーエは建物の壁を足で蹴って、細い水路を通って行く。仕事は父から子へ引き継がれ、それぞれ家庭によって、漕ぎ方にも違いがあるそうだ
サンタルチア駅に到着し、ホームから出ると、いきなり飛び込んでくるのがこの景色。思わず、言葉を失う。サン・シメオン・ピッコロ教会の大きな緑のクーポラと、ゆるやかにとうとうと流れるグランデ運河、そして、行き交う活気ある舟たち。この景色に立ち止まらない人はまずいないと思う(^^;)
大小さまざまな運河が張りめぐるヴェネツィアは車はもちろん、自転車さえ通行禁止。「ヴァポレット(水上バス)」、「水上タクシー」、「トラゲット」、「ゴンドラ」が運河の上を自在に走り回って、人や物を運ぶ。まず、ヴェネツィアに着いたら、スカルツィ橋に上がって、グランデ運河をじっくりと眺めよう。ヴェネツィアの全貌がわかるはずだ
どの建物も水面からスックと立っている。まさしく「水の都」という言葉の意味を実感できる
ヴェネツィアはどこを歩いても絵になる。ただし、細い路地だらけなので、nabeさんのスマホのグーグルマップがなかったら、迷子の連続だったに違いない
サンマルコ広場に次いで人気の「リアルト橋」。大運河の4つの橋のうち、一番大きい。長さ48m、幅22mという規模の大きさ。木造の橋だったものが崩壊し、後に大理石の橋に変わった。その大きな橋に常時、鈴なりの人
「リアルト橋」の片側の石段。両側にはずらりと店が並ぶ。とても橋とは思えない広さだ
ため息橋に続く牢獄は裁判所として、今も鉄格子を付けたまま、残されている。建物の前は運河のほとりの道になっていて、いつもすごい人の波だ
ドゥカーレ宮殿のすぐそばにある「ためいき橋(Ponte dei Sospiri Bridge of Sighs)」。牢獄に投獄される囚人たちがこの橋を渡り、最後の見納めの景色にため息をついたことから名付けられたという ナポレオンが「世界一美しい」と絶賛したサンマルコ広場。スックと立つのはサンマルコの鐘楼。一瞬、ここが運河の上だということを忘れてしまう
サンマルコ広場にあるサンマルコ寺院。どうやってこれだけの巨大な建物を造るための大理石を運んだのだろうと考え込んでしまう。同時に、想像を絶するほどのヴェネツィアの繁栄ぶりが想像できた
最初は鉄の橋だったが、後年、木造に造り変えられた「アッカーデミア橋」。カナル・グランデに架かる4つの橋のひとつだが、幾何学的に組み合わさった木組みがグランデ運河によく似合う
ヴェネツィアのよさは、どこにいても運河の景色を楽しむことができることだろうか。あくせくと歩き回らずに、のんびりと運河を眺めるのもぜいたくな時間の過ごし方だ
市民の足「ヴァポレット」(2019.9.11&2019.9.20-9.22&2019.9.26)
大運河や周囲の島々を運行する「ヴァポレット」は運河を行き来する足として欠かせない。ヴァポレットの切符は乗船口の切符売り場で購入できる。1回券は7.5ユーロと結構高い。一日に何度か利用する場合は一日チケットが得になる場合もある。チケットは乗り場の機械にピッとかざすと、入口のバーが開き、刻印される。ところで、ヴァポレットはいつも混んでいるので、トランクがない場合は歩いたほうが断然早いと思う
ヴェネツィアで電車に乗る(2019.9.11&2019.9.20-9.22&2019.9.26)
電車のチケット販売機は余計な画面(電車の時刻指定画面など)が多いので、時間がかかる。しかも出てくるチケットが大きくて、大げさ(^^;) つい忘れるのが乗車前に必須のチケットの刻印(入れたら左に少しずらす)。一度、電車に飛び乗り、刻印を忘れて、降りるまでヒヤヒヤした ヴェネツィアからルッカに向かう列車はトイレ完備で、きれいなトイレ。駅に無料のトイレがないことも多いので、列車利用が便利
ホテル Villa Costanza(2019.9.11-9.12)
今回、ヴェネツィアには3回宿泊。最初の宿泊は、翌日の早朝、ルッカへ移動となるため、メストレ駅近くの交通の便のよい場所に決めた。部屋も快適で、朝食もおいしく、旅のスタートにぴったりのホテルだった。食事中に出会ったのがバンクーバー在住のアンドリューとダニューシャさんご夫妻。学校の先生をされていたそうで、京都、奈良、神戸を旅行されたことを穏やかな口調で話してくれた。「ルッカの光祭りに行くんです」というと、光祭りのことを知らなかったので、説明しようとしたが、うまく英語で説明できなかったのがちょっと心残りだった

次は 11.カラフルな街ブラーノと、ヴェネチアングラスの街ムラーノ

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