2018.9.18~2018.10.10(23日間)
ニューヨーク/ロサンゼルス/フィラデルフィア メキシコサンミゲル/メキシコシティ/イスラ・ムヘーレス/カンクン
9 街中、大騒ぎの「サンミゲル祭」
9月中旬から下旬に開かれるサンミゲル祭は「死者の日」に行われ、死を祝福し、死と向か合うための祝祭だ。サンミゲル・デ・アジェンデの街は民族衣装を着た人たちであふれ返り、ガイコツや巨大な紙の人形モヒガンガスと共にパレードが延々と続く。街中こぞって、祭に熱狂するのだ。29日が本祭で、30日が最終日。祭りのクライマックスの二日間を満喫した
延々と続く華麗なパレードメキシコ 2018.9.29-9.30
9月29日、30日は祭もクライマックスで、たくさんの見物客や、延々と続く華麗なパレードの人たちで街の沿道は埋め尽くされる。特にアステカに起源をもつ「コンチェロス」のまばゆい衣装の行列は人気だ
力強く足を踏み出す「コンチェロス」の踊り。ステップを踏みながら少しずつ進む。信じられないほどの長蛇のパレードが続く
美形のコンチェロスが登場!レンズ越しに目が合って、もう目が離せなくなってしまった!
頭いっぱいに花を付けたお面の一行。どの面も表情が違っていて、お面族とでも呼んでおこうか(^^;)
可愛い民族衣装を着けた一行がやってくる。女の子がカメラ目線で微笑みかけてくれた
やっぱり人気はガイコツや悪魔たち。死の世界から来たおどろおどろしい悪魔たちは、今にもかみつきそうな勢いで近づいてくる
こちらはダチョウの羽根なのだろうか、巨大な羽根飾りをつけた王冠がひときわ目を引く
戦さに向かう一行なのだろうか、若者は太鼓を激しく叩き、タトゥーが彫った一行が叫びながら前進する
この変なお面をかぶった一行は、やはり350ミリの望遠レンズを付けた一眼レフカメラがもの珍しいのか、レンズめがけて迫って来る(^^;)
ステップを踏むごとにチャラチャラと金属音を立てながら、するどいクチバシの鳥の一行が行進する。その中に、真剣に大人たちの踊りを見つめる少女が印象的だった
愛らしい子供たちのコンチェロスの一行がやってきた。一生懸命にステップを踏む姿が微笑ましい。足を踏み出すごとに足首につけた木の実がコロコロと鳴る
巨大な紙の人形「モヒガンガス」が登場すると、大人のわたしも胸が高鳴る。よく見ると服のお腹辺りに穴が繰り抜いてあって、中にいる人の顔がのぞく。カメラを構えていると、たびたび服の中の人と目が合った
モヒガンガスの中でも、やっぱり人気があるのは、おどろおどろしいガイコツや悪魔たち
こちらは音楽に合わせて、くるくると踊る陽気なモヒガンカスたち
次に現れたのは、4メートル近くもあるノッポの行列。シルクハットのノッポさんが見物客と踊り出して、拍手かっさい
刺繍に、チロルのようなテープ、ビーズの腕輪、羽根飾りの帽子、カラフルな傘など、色とりどりの民族衣装が華やかだ
同じマスクを被った男たちが入れ替わり、立ち代わり、わたしのカメラの前にやってきて、カメラ目線で色気をまき散らす
肩をちょっとイカラせて、スカートを思い切りひるがえしては、カルメンのような踊りを見せる。刺繍をほどこした白いブラウスと、スパンコールがたくさんついた赤いスカート、赤と白の髪飾りが可愛い
時折、飾り立てられたトラックも行列に加わる。車上には、横たわる姫とハートを持つ王様か。多分、何かを表現しているのだろうが、皆目、見当がつかない(^^;)
独特の素敵な民族衣装を着て、戦いのダンスを披露する若者たち
コンテストで見事女王の座を射止めた美女も登場し、笑顔を振りまく
パレードのグループによって、出てくるガイコツや悪魔たちの姿や形もさまざまで、興味深い
花飾りの帽子の上には、ピンと立った飾り物。この民族衣装の人たちがパロキア教会前の高い木から紐でぶら下がってクルクル回るという曲芸を見せてくれた 水兵にしては帽子の後ろの白い長いマントが不思議。時に刀と刀で決闘をしながら、ステップを踏んで、進んでゆく
アパッチのような化粧をほどこした小さな戦士たち。インディアンのルーツなのだろうか?
おとぎの国から現れたような不思議な姿の王様たち?独特の衣装にお面と帽子。ツンと前にせり出たヒゲがおもしろい
道の路肩に座わり込んで、サンミゲル祭の行列を見たが、とにかく行列の長さも数も半端じゃなくて、一体、いつまで続くのだろうと思ったほどだ。途切れることなく続く大行列を前に、8GBのメモリカードを次々に取り換えては、シャッターを押し続けた。それにしても、どうしてこんな小さな街で、こんな大規模なお祭りができるのだろうか?
<nabeさんのUチューブ> ※残念ながら動きが激しいせいか、画像の乱れが気になります(^^;)
サンミゲル祭のパレード1
パレードの中から現れた悪魔は、わたしにハートのプレゼント(^0^)。お返しに日本式お辞儀
サンミゲル祭のパレード2
民族衣装に身を包んだ女性たちが陽気な音楽に合わせて、スカートをひるがえして踊ります。
サンミゲル祭のパレード3
画像が乱れていますが、コンチェロスの一行やガイコツ、水兵などのパレードの雰囲気が味わえます
サンミゲル・デ・アジェンデのレストラン「Glena San Migul」メキシコ 2018.9.30
店内にはメキシコ伝統の切り絵の飾り「パペルピカド」や、十字架などの壁飾りがあって、楽しい雰囲気
サンミゲルのソカロ(広場)に面した店で、休憩をかねて、ランチを食べた。ビール(セルべサ)はいつものように地元ビール「モデロ」と「ビクトリア」。ビールと一緒に出てきたタコスに、スパイシーなソースや野菜を載せて、食べるのも慣れてきた。香ばしくグリルした白身魚と、海老のタコスをおいしく食べた
サンミゲルのホテル「Hotel Casa Don Quijote(ドン・キホーテ)メキシコ 2018.9.29-10.1
歴史地区にある小さな可愛いホテル「ドン・キホーテ」。街の中心のソカロから徒歩10数分ほど離れているので、ちょっと迷ったが、設備や部屋の造りが気に入って、予約。部屋の名前は「menta(メンタ)」。ミント(menta)色に統一された部屋は広くて、調度品も凝っていて、部屋にあるサイフォンで炒れたコーヒーを飲んだりして、くつろいだ
ホテル内も部屋も気配りが行き届いていて、素敵。階段横の石には水が流れる。タオルは可愛く畳まれ、バスローブはnabeさんが重宝していた
朝、レストランへ行くと、スタッフさんが何を食べたいですか、と聞くので、メキシコのローカル料理が食べたいとお願いすると、こんな素敵な朝食エンチラーダスを作ってきてくれた!トルティージャチップスにサルサがかかっていて、その上からたっぷりチーズがのっていておいしい!写真を撮るのも忘れて、ついパクリ。このホテルは何から何まで最高だった!
ホテルは歴史地区にあるので、ホテル前は素敵な建物が並んでいて、雰囲気も最高。なにより治安がよいので、夜遅くても安心だった

次は 「サンミゲル・デ・アジェンデ」のロマンチックな街並み

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