2018.9.18~2018.10.10(23日間)
ニューヨーク/ロサンゼルス/フィラデルフィア メキシコサンミゲル/メキシコシティ/イスラ・ムヘーレス/カンクン
13 巨大都市テオティワカン遺跡と、屋台と、メキシコシティのえとせとら
ピラミッドで象徴される巨大都市遺跡「テオティワカン遺跡」。月と太陽のふたつのピラミッドの頂上に立ち、人がアリのように見える死者の道を見下ろしてきた。メキシコシティでは大好きな屋台めぐりをして、地元の人たちに交じって、トウモロコシやタコス、テキーラアイスクリームなど、手当たり次第に頬張ってきた
謎に包まれた巨大都市テオティワカン遺跡(現地ツアー)メキシコ 2018.10.3
実は、このテオティワカン遺跡は、紀元前2世紀頃建造され、8世紀頃に滅亡。20万人以上の人々が暮らした大都市だとわかっているが、その人々がどんな民族で、なぜ滅亡したのか、謎に包まれている。テオティワカンという名は発見したアステカ人がつけたもので、広大な土地を見て、テオ(神の意)が住む地、巨人が住んでいた都市、と名付けた
月のピラミッドの中腹より太陽のピラミッドを臨む。アステカ人がこの地を発見した時、人の姿は消えていたという。そのため、道の両側の建物を墓だと思い込み、この道を「死者の道」と名付けた
こちらが月のピラミッド。太陽のピラミッドが65mで、月のピラミッドが43mと大分低いが、実は重要な役割を果たしていたのは月のピラミッドのほう。4段の内、ちょうど中腹辺りの最初の1段目が広場のようになっていて、ここで宗教儀式が行われたという
月のピラミッドの階段を一歩一歩のぼりながら、どこからこれだけの石を運んだのだろう、一体どれくらいの月日がかかったのだろう、などと思い巡らす
死者の道から月のピラミッドを遠く眺めると、改めて、死者の道の巾の広さが身に染みる。20万もの人たちが行き来する姿を思い描いてみる。発見したアステカ人が「巨人が住んでいた都市」と呼んだのもうなずける
nabeさんが太陽のピラミッドは上らない!と言い張る。仕方ないので、気合を入れて、一人で上ることに
太陽のピラミッドの頂上に立ち、月のピラミッドの全貌を眺める。さえぎる物のない頂上で、さわやかな風が汗ばんだ身体をすり抜けていった
驚いたことに、太陽のピラミッドの頂上に犬が寝転んでいた。上って来た男の子が「死んでるの?」と父親に聞いている。結構、頂上まできつい傾斜だったが、この犬は一体どうやって上って来たのだろう
このメキシコの夫婦からメキシコの古代のカレンダー模様の大判ショールを買った 黒曜石を売っていたおじいさん 薄くした黒曜石なら、太陽を見ることもできるという
観光客が集まるところには・・・麦藁帽子を被った物売りの人たちがずらりと待ち伏せしていた(^^;)
壁絵に残るテオティワカン遺跡メキシコ 2018.10.3
20万以上の人々が忽然と消えてしまった古都テオティワカン。疫病のためだったのか、殺し合いによるものだったのか、今もって、明らかになっていない。文字を持たない文明だったため、紐解く材料がないのだ。今、残された多くの壁絵から少しずつテオティワカン遺跡の謎が解明されている
石の間の目地に小石を入れ、修復部分がわかるようにしてある。発掘は依然、3割程度しかできてない
ホラ貝を吹く羽毛のあるジャガーの絵。

ジャガーの頭には羽毛飾りが付けられ、背中から尾にかけては巻貝が付き、らせん状に渦巻いたケツァル鳥の羽毛のホラ貝を吹くと、鳥の口から雨水が流れ出るという雨ごいの壁絵だ
緑色の鳥の行列の壁画。

鳥の頭はオウム。彩色がいまだ、きれいに残っていることに驚く
丸い目が可愛い「雨と豊穣の神トラロック」 立体的なケツァルコアトル アステカ神話の羽毛ある蛇「ケツァルコアトル」
メキシコの伝統料理がいっぱいメキシコ 2018.10.1-10.4
ランチはビュッフェスタイルのレストランへ。早めに到着したので、用意された料理はどれもまだ手付かずのまま。伝統料理の、もの珍しいプレートが並ぶ
ビールのジョッキ
色とりどりの料理を取り分けて、ビュッフェを楽しむ。プレートの数も多くて、珍しい伝統料理に舌鼓。ところで、nabeさんの横で写真に納まっているのはこのレストランのオーナーさん。余りの若さにびっくり!
テオティワカン遺跡の道中で見つけたワンショットメキシコ 2018.10.3
テオティワカンに向かうバスの車窓から、山肌に貼りついた、朝陽に浮かぶカラフルな街並みが見えた。政府が街の景観向上のため、ペンキを無料配布した結果だそうだ。思い思いのペンキで家を塗った人たちを思うと、なんとも微笑ましくなる
テオティワカンからメキシコシティへ戻るバスの車窓から、道路を飾るパペルピカドを見つけて、慌てて、カメラを取り出す。パペルピカドはメキシコの伝統な切り絵で、お祭りの時の飾りつけだ
花屋さんの軒先で、道路に飾る花飾りと、メルカドバッグを売っていた。どちらも超カラフル!
メキシコシティの屋台を楽しむメキシコ 2018.10.1-10.4
ホテルから徒歩5分もかからないアラメダ公園はいつも人出が多く、テントの常設屋台を始め、小さな屋台もいっぱい出ていて楽しくて、ちょくちょく出かけた
屋台の中でも圧倒的に多いのが、トウモロコシの屋台。茹でたてのトウモロコシからただよう湯気と香りに思わず引き寄せられる。nabeさんが「買うなら、焼きトウモロコシ!」と言うので買ってみたが、香ばしいものの、ちょっと固くて、半分でギブアップ。後で買った茹でトウモロコシのほうが断然おいしかった
このお兄さんの店が繁盛していたので、タコスをひとつ注文。中身を何にするか聞いているらしかったので、お兄さんが何か言うたび「yes! yes!」と言っていたら、でき上ったのがこのタコス。トマト、キャベツ、アボガドはわかったが、透き通った野菜もどきが何かわからず(^^;)。味はないが、歯ごたえがあって、おもしろい感触。後で、サボテンだったのかなと納得。屋台のものは大概50ペソだったが、これが観光客価格だったかは不明(^^;)
もう一度食べたかったテキーラアイスクリーム。さっぱりしているのに、絶妙な味わいがあって、旅する先で必ずアイスクリームを食べるわたしをうならせた。一気にパクついてしまったため、画像なし(^^;)
本当は地元の人たちと一緒に座って、ローカル満載の屋台料理を味わいたかったが、安全第一主義のnabeさんは首を縦に振らない。どこで何を食べてもお腹を壊さないわたしとは作りが違うのだ(^^;)
お菓子満載の屋台をよーく見ると、土台は乳母車。若いママさんも頑張っている こちらはバナナを揚げたお菓子。最初は物珍しくておいしかったが、半分ほど残してしまった 3本目の茹でトウモロコシ。チーズをたっぷりかけてもらって、サルサソースはパス
ポリスがおしゃべりしながらタコスを頬張っている。ポリスが寄る店ならおいしいはず、とさっそく注文。メキシコの伝統の豆料理がたっぷり入った家庭的なタコスはちょっと味が薄かった。サルサソースをかけるのを断ってはいけなかったのだ
カラフルなお菓子の前で、パパをじっと見つめて、おねだりする女の子
屋台テントには、小さなお店がぎっしり。まるっきり統一性のない品々がずらりと並ぶ(^^;)
リコはアイメイクをしてもらって、気に入った化粧品探しに余念がない。ベルーサも買い物となると、ぐっと熱が入る
ソカロの下に眠るアステカ時代の神殿跡テンプロ・マヨールメキシコ 2018.10.1-10.4
侵略者スペイン人はアステカ王国の首都テノチテイトランの中央神殿を埋め立てて、新たな街を建造した。それが今のソカロだ。ソカロの下に眠るアステカ時代の神殿跡「テンプロ・マヨール」をのぞくと、なんとも無残な姿しか残っていなかった
発掘された「テンプロ・マヨール」は、ソカロのほんの一部にすぎない。ソカロには国立宮殿やメトロポリタン大聖堂など、たくさんの建造物があり、テンプロ・マヨールの全貌を発掘するのは不可能だ
唯一、テンプロ・マヨールの模型が在りし日のアステカ時代の神殿の整然とした姿を偲ばせる
メキシコシティのえとせとらメキシコ 2018.10.1-10.4
ホテルから5分もかからないペジャス・アステル宮殿。一歩建物に入ると金ぴかのゴージャスな装飾
後ろにいるのはバンジョーを持ったゴリラのモニュメント。ベルーサたちはおもしろいものを見つけるや、自撮りが始まる メキシコの屋台よりも、スターバックスのほうが好きなベルーサ。スターバックスを見つけて、さっそくコーヒー&おしゃべりタイム
アラメダ公園で、おじさんたちがチェスに興じていた。ラテンアメリカではチェスは人気で、驚いたことに、メキシコの学校では、授業でチェスを勉強するとか(・0・)
メキシコシティのソカロはアステカの都市を埋め立てた地盤の上に造られた。地盤が軟弱なため、メトロポリタン大聖堂は傾いている。いろいろと修復をしていたが、地盤が軟弱では無駄な抵抗のように思える
ソカロに向かう道すがら、名も知らぬまま、立ち寄った教会の素晴らしさに感動してしまった
ファザードは見事だし、祭壇も素晴らしくて、しばし座り込んで眺めてしまった。後で、サンフランシスコ教会だとわかった。にぎやかなメイン通りマデロ通り沿いにある。教会の名を調べていた時、伊達政宗の使者、支倉常長(はせくら つねなが)の一行が立ち寄り、この教会で洗礼を受けたと知り、驚いてしまった

次は 14.カリビアンブルーの美しい島イスラ・ムヘーレス

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