2018.9.18~2018.10.10(23日間)
ニューヨーク/ロサンゼルス/フィラデルフィア メキシコサンミゲル/メキシコシティ/イスラ・ムヘーレス/カンクン
フィラデルフィアとアーミッシュ村
現地のオプショナルツアーでフィラデルフィアとアーミッシュ村を訪問してきた。アーミッシュの馬車に乗せてもらい、農場をぐるりと回る。その後、アーミッシュの人気マーケット「kichen kettle village」で買い物。どれも安くておいしいので、マーケットは大人気だった
アーミッシュ村「ランカスター・カウンティ」フィラデルフィア2018.9.22
フィラデルフィアからバスで1時間半ほど西へ進むと、アーミッシュが住む「ランカスター・カウンティ」だ。テレビでアーミッシュを見て以来、一度は本物のアーミッシュを見てみたいと思っていた。
アーミッシュの人たちは、フィラデルフィアの人たちと仲良く共存している。車道を馬車で走り、土地を耕し、様々な物を作って販売し、地域に密着して暮らしている
ウイリアム・ベンが推奨した「宗教の自由」の考えに協賛した、ヨーロッパのドイツ系キリスト教徒のクエーカー教徒やアーミッシュらが、欧州の迫害から逃れて、ペンシルヴァニア州に移り住んできたのは18世紀。子だくさんのアーミッシュは堅実に地域に根ざし、今は飛躍的に人口を増やし、アメリカやカナダでおよそ20万以上の人たちが暮らしているという
バスの中からアーミッシュの家を見つけるのは簡単だ。電線がなく、洗濯物がはためく家がアーミッシュの住む家だ。茶色に染まったトウモロコシ畑と、草を食む牛たちと、風にはためく洗濯物。アーミッシュに育てられた牛はストレスがないので、おいしい牛乳が採れるという。もちろん、アーミッシュの牛乳で作る濃厚なソフトクリームも食べてきた。実はアイスクリームだけではなく、アーミッシュの作る食品はどれもおいしくてびっくりした
アーミッシュの人たちは「手作りの生活」を送っている。家を建てる時もアーミッシュの人たちで助け合って作るらしい。玄関にアーミッシュの印「星マーク」のついた、この家も手作りなのだろうか。ちょっとりっぱすぎて、アーミッシュのイメージからかけ離れていたが、庭に、緑と赤のペンキで塗られた手作りのすべり台が見えた
もう少し、庭が見えてくると、やっぱり高々と干された洗濯物が見えて、手作りブランコもあった。白い大きなタンクは多分プロパンガスなのだろう。アーミッシュの豊かな生活ぶりを垣間見ることができた
こちらの家はレンガ造りの素敵なお宅。広い庭に、手入れされた植木たち。実は、アーミッシュの人たちは貯蓄が多いらしい。もともと自給自足の生活なので、お金がかからない上、手作りで作る商品を売って、収入を得ているからだ。平均6~7人を出産するという子だくさんの家庭でも、それぞれの子供たちをりっぱに独立させる余裕があるという
遠くに、働くアーミッシュの姿を見た。冬に備えて、牧草ロールを作っているようだ。日がのぼると、働きに出て、日が沈むと、家路について、早く寝るという太陽と共に生活する彼ら。わたしたちの生活は、文明が発達して、いろいろ便利な生活になったが、ふと自然と共に生き、文明に振り回されない彼らの生活のほうが、ずっと豊かなのかもしれないな、などと思ってしまった
星マークのついたアーミッシュのお店。ちょうどハロウィン用なのか、カボチャと一緒にいろいろ楽しい飾り付けを売っていた
こちらのスーパーも星マークがあるので、アーミッシュ用のスーパーだとわかる。アーミッシュの馬車「バギー」から降り立った婦人は伝統のアーミッシュの白いボンネット(髪を隠すため)をかぶっている
アーミッシュの馬車「バギー」で牧場を回った折、手作りクッキーを売りに来たアーミッシュの女の子の一人も、白いボンネットを被っていた。もう一人の女の子は編んだ髪を今風に可愛くまとめていた
ランカスターのアーミッシュは、ペタルのないキックボードのような自転車を利用する。至ってシンプルだが、色とりどりにペイントされて可愛い。アーミッシュが基本、使用しないものは、商業の電気(彼らは水力や風力で電気を作り、蓄電している)、自動車、電話、テレビ、パソコンなど。ただ、LEDや電池など、彼らの思想に反しない物は生活に取り入れるという
アーミッシュのおじいさんが操る2匹の馬は、パカパカと蹄(ひずめ)の快い音を立てながら、15分ほどだろうか、のんびりとした田園風景の牧場を一周してくれた
すれ違った馬車「バギー」と手を振ってご挨拶。アーミッシュのおじいさんの真っ白なひげはりっぱ(アーミッシュは成人すると、皆ひげを生やす)。ところで、アーミッシュの人たちの結束は非常に固い。助け合っていかないと、生きていけないということかもしれない。保険に加入していない彼らは、病人が出ると、金銭的に援助し合って、医療を受けることができるようにするという
<nabeさんのUチューブ>
「アーミッシュの馬車バギー」

nabeさんいわく、思い切り、馬車から腕を伸ばして、iPhoneに角度をつけて撮影したから、大変だったとか。

蹄(ひずめ)の心地よい響きが聴こえます。

※下の画像をクリックして、Uチューブをご覧ください。
アーミッシュの作るアイスクリームは信じられないほど濃厚。容器の手作りのワッフルもおいしい アーミッシュのおじいさんは帽子、白いひげ、メガネなので、みな同じ顔に見える。そこで、洋服で識別(^^;)
大人気のアーミッシュ村のマーケット「Kichen Kettle Village」フィラデルフィア2018.9.22
ビーフジャーキー、チーズ、ジャム、アロマオイル、バージンオイル、石鹸、チョコレート、アイスクリーム、お人形、アーミッシュの服など、アーミッシュの手作りの商品がたくさん売られていて、そぞろ歩きが楽しい。食品類は試食ができるのも嬉しい
わたしも食べたハンドメイドのアイスクリームの列にアーミッシュの女性たちも並んでいた。黒いエプロンの紐は、地味なワンピースの上にキリリと結んであるのに、髪を覆う白いボンネットからは、無造作に長い紐が垂れていたのが印象的だった
試食したらおいしくて、まだ旅の始まりだというのに、ついビーフジャーキーを買ってしまう rina宅のお土産として、クリスマス用のアーミッシュ手作りのエンジェルのオーナメントを購入。写真を撮ってよいですか?と尋ねると、快く承諾してくれた。彼女は服装からアーミッシュではないのかもしれない
食品はおいしい上に、無農薬で安全だし、何より「安い」。洋服や人形は、アーミッシュ独特の品なので、ここでしか買うことができないプレミアム品訳だ
ナッツ類を混ぜたアツアツのチョコレートを大きなヘラで練り上げる過程を見せてくれた。実はバスツアーのじゃんけんで勝って、そのチョコをガイドの夕子さんがブレゼントしてくれた。添加物ゼロのナッツの入ったチョコは程よい甘さで帰国後、毎日少しずつカジって、ほとんど一人で食べてしまった(^0^)
「Kitchen Kettle Village」は小さな店が寄り集まっていて、規模も大きい。アーミッシュが育てた濃厚な牛乳を使ったアイスクリームと、新鮮でリンゴ本来の甘さが抜群のアップルサイダーは絶対にお薦め!
建国の地フィラデルフィアフィラデルフィア2018.9.22
フィラデルフィアはアメリカ合衆国独立時の首都で、建国ゆかりの地。こちらは建国記念館 自由の金(リバティ ベル)には大きなヒビが入っている。独立宣言、奴隷解放、女性解放の都度、鳴らされたという。1776年にアメリカ合衆国は独立宣言した
アメリカ合衆国建国の父・ベンジャミン フランクリンが執務した部屋。フランクリンは政治のみならず、科学や発明にも造詣があり、伝説のガラス製楽器も発明したことがあるという
アメリカ最古の住宅街「エルフレスの小径」フィラデルフィア2018.9.22
アメリカで現存する最も古い住宅街「エルフレスの小径」。1713~1836年に建設された約30軒ほどの家並みと石畳が美しい。レンガの壁、電柱、木製の扉など、昔ながらの面影が色濃く残っている
最初に星条旗を縫ったというベッツィ・ロスの家の窓辺 赤く塗られた扉や窓、星条旗の鉢飾りなど、可愛く飾られていた
フィラデルフィアの名物フィリーズを食べるフィラデルフィア2018.9.22
ガイドの夕子さんが、フィラデルフィアの名物グルメ「フィリーズチーズサンド」を食べに、レストラン「Steaks」へ連れて行ってくれた
フィリーズチーズサンドと、サラダバーの野菜+パスタ+果物と、ビール&オレンジ。アウトサイドのテーブルで素敵なランチを食べることができた
偶然、店の前に消防車が止まったので、慌てて写す。火事の通報は誤報のようだったが、ビルの中に入った消防士ファイアファイターは中々車に戻って来なかった
ロッキー人気は永遠?フィラデルフィア2018.9.22
階段を上るや、真っすぐ伸びる道の先にそびえる市庁舎のタワーに向かって、腕を振り上げ、ロッキースタイルをする女の子。アメリカでは不屈な精神で再びトップに返り咲いたロッキーが今なお人気なのだ(^=^)
フィラデルフィアとアーミッシュ村のガイドをしてくれた夕子さん。偶然にも旦那さんは、わたしたちが前日観に行ったミュージカルシカゴの照明をされているとか。ベンシルバニアに在住されていて、アメリカのおもしろい話をいろいろ伺った。「12月のNYにぜひ来てください」と、真剣に薦めてくれた(^=^)。右の画像はフィラデルフィアから戻ったNYで一瞬道路から垣間見えたマンハッタンの夜景だ

次は 5.サンジェナーロ祭と、慰霊碑と、空中公園ハイラインと、ヤンキースMLB観戦など

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