No.4 下御霊神社の還幸祭を写す(2017.5.19-5.21)
下御霊(しもごりょう)神社の還幸祭(かんこうさい)の神輿(みこし)巡行(2017.5.21
京都の春の風物詩「下御霊神社の還幸祭」。宝永6年(1709年)、東山天皇の寄付による神輿が本体となり、修復を重ねた大宮神輿は京都金工の粋を集めた名作と言われ、台輪(土台)が170cmもあり、全国でも最大級の神輿だとか。ただ、巡行するのは、こちらの若宮神輿。若宮神輿も台輪(土台)が142cmあり、金銅装方形神輿の体裁を整え、堂々とした、まばゆいばかりの神輿。神輿巡行は、神幸列の後に行われる
交差点で若宮神輿を3回まわし、「差し上げ」が行われる。舗道で必死になってカメラを向けていたら、目の前に担ぎ手の人たちの大きな体が迫ってきたので、思わずカメラを腕の中に抱え込んだ

<nabeさんのUチューブ>
「下御霊神社の還幸祭」の神輿行列 2017.5.21


※左の画像をクリックしてください。

交差点は通行止めになり、若宮神輿が高く掲げられたかと思うと、担ぎ手の掛け声と共に3回まわされる「差し上げ」という、一番の見どころが展開される
還幸祭の神幸列(2017.5.21
「祭儀鳳輦(ほうれん)列」の華麗な衣装と、王冠、剣のりりしいいでたちの男の子の稚児行列 舞殿に鎮座するのは、大宮神輿(左)と若宮神輿(右)。天保年間に鋳造された鏡には見事な龍の彫刻
還幸祭は先太鼓の音とともに巡行が始まり、中世の衣装をまとった「祭儀鳳輦(ほうれん)列」の長い神幸列が次々と進む


<nabeさんのUチューブ>
「下御霊神社の還幸祭」 2017.5.21


※左の画像をクリックしてください。

年に一度、御祭神の部分霊が鳳輦(ほうれん)や神輿に乗って、氏子地域を巡行するお祭りで、特に男子が扮する稚児行列が可愛い
還幸祭で見かけたワンショット(2017.5.21
立派な衣装を着てはいても、そこはやっぱり子供。釣の屋台の可愛いサワガニに目が釘付け 準備を終えて、ママの隣りで出番を待つ男の子。出番間近のくつろいだひととき(^^)
長い柄の先には大きな提灯。その重い提灯棒を、中学生らしき女の子たちがしっかり支えていた 贅沢に金が使用された「消鍍金(けしめっき)」という技術で造られた大宮神輿。年代を感じさせる装飾だ
下御霊神社は、御所のすぐ南東にあり、平安時代の貴人の怨霊を祀って、疫病災厄から都を守る神社だったという。還幸祭の時には、下御霊神社前の通りに、80ほどの屋台がずらりと並んでにぎやかだ。境内の中にも、数点屋台が入っていた。ちょうど下御霊神社に到着した時、神幸列に参加する人たちの記念撮影が行われていた

次は No.5 ジュニアが大活躍の「和奏伎」演奏会

2017年奈良・京都・大阪めぐりのTOP 旅いろいろTOP アイビーネットTOP