No.1 奈良めぐり その1「奈良公園・元興寺・興福寺(薪御能)」(2017.5.19)
ジュニアの三味線の大阪の演奏会を観に行くことになり、どうせ大阪に行くなら、と奈良まで足を伸ばして、奈良の散策とともに、唐招提寺の「うちわまつり」や興福寺の「薪御能」、下御霊神社の還幸祭などを楽しんできた
奈良公園の人気者「鹿」(^^)(2009.7.19)
特に海外のツーリストに人気が高い鹿。鹿せんべいが欲しくて、人間に付いて回る。鹿せんべいを持っていないと無視される(^0^)。奈良公園には、ツーリストもたくさんいたが、鹿も半端じゃなく多かった。平成28年7月の時点で、オス236頭、メス715頭、子ども229頭、全部で1180頭だったそうだ。
ところでこの鹿たちは人間に慣れているが、国の天然記念物に指定された野生動物とは、ちょっと不思議
日本最古の本格的仏教寺院「元興寺(がんごうじ)/世界遺産)(2009.7.19)
極楽坊禅室の前に石塔や石仏がびっしりと並ぶ(浮図田(ふとでん)。浄土往生を願って、建てられた供養仏塔で、鎌倉時代末から江戸時代中頃に造られたとか。整然と並ぶ石塔が一斉にnabeさんのほうを見つめていた(^^;)
事前の知識はなかったが、自然と力強く組まれた瓦に目が惹かれる。台形のそりのある平瓦に、下が広い円筒を縦に割ったような丸瓦を重ねて葺いた日本最古の瓦葺き「行基葺き」に歴史を感じる。特にいろいろな形相をした鬼瓦がおもしろかった。奈良時代以降、鬼面をつけたものが多かったため、鬼瓦と呼ばれるようになったとか
こちらは500円のチケット。道を尋ねて、「げんこうじ」ではなく、「がんごうじ」と呼ぶことを知った
奈良時代に門前町として栄え、今も格子の町並みを残す「奈良町」(2009.7.19)
元興寺の旧境内を中心に、その一帯には昔ながらの風情を残す奈良町が続く。奈良時代、元興寺や興福寺の門前町として栄えた場所。格子やすだれを下げた家々が今なお、息づいていた
世界遺産興福寺の薪御能(たきぎおのう)(2009.7.19)
興福寺の五重塔と東金堂はともに国宝。東金堂は内部が見学可。中にある薬師如来三尊像も国宝
重なって見える鬼瓦と、複雑に組み合わさった屋根の木枠に思わず見惚れる
日本に現存する八角円堂のうち、最も美しいと言われている北円堂(国宝) 午後5時から始まる薪御能(たきぎおのう)を見ようと、既に無料一般席には人がいっぱい
野外舞台をぐるりと囲む形で有料の席が設けられている。続々と準備が整っていく
紙を踏み、芝の状態を確かめた「舞台あらため・外僉議(げのせんぎ)」。薪御能のみの儀式
薪能といえば、古来、興福寺南大門前の芝生で演じられたものを指し、その後、各地の薪能へと発展した。19日は「南大門の儀」の薪御能の金春流能「玉葛」を垣間見てきた。無料一般席からも、ちゃんと舞台が見えたが、あいにく、撮影禁止。そのため、ネットや、チラシの画像を紹介


<nabeさんのUチューブ>
「興福寺の薪御能」
 2017.5.19

※左の画像をクリックしてください。

薪御能は撮影禁止のため、薪御能の舞は観ることができませんが、興福寺の五重塔と一緒に、境内へ流れる薪御能の笛の音などを聴くことができます
興福寺に向かう道すがら、年代を忍ばせる門を発見。荒れてはいるものの、見事な瓦と鬼瓦が目を引く
興福寺近くの堀と立派な土塀。堀には柵がないので、車が通るとちょっと怖いが、昔ながらの雰囲気がいっぱいで散策も楽しい。その近くの民家は、屋根も駐車場のシャッターも、和風仕立てでさすがに奈良らしい

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