No.1 宵山めぐり「駒方ちょうちん」と「屏風祭」(2009.7.16)
32基の山鉾を全部見ようと意気込んでスタートした宵山めぐり。でも、到底全部は見切れず、ついつい祇園の旧家の人々が1年に1度、代々伝わった屏風や着物など所蔵品を披露する「屏風祭」に引き寄せられて、道草ばかり(^^;)。点々とともる駒方ちょうちんと、「コンコンチキチン、コンチキチン」の鉦の涼しげな祇園囃子の流れる中、迷子をしつつ、6時間近くもさまよってきました。
駒方ちょうちんのお披露目No.1(2009.7.16)
ハイライトの山鉾巡行は7/17、その山鉾巡行を前に、14日を宵々々山(よいよいよいやま)、15日を宵々山 ( よいよいやま )、16日を宵山 ( よいやま ) と呼び、祭りのハイライトに向かって一日一日と熱気が高まっていきます。
祇園の町を飾る駒方ちょうちんがおもしろくて、たくさん写してきました
宵山めぐりと屏風祭(2009.7.16)
祇園祭に欠かせない粽(ちまき)は各山鉾町で7月14日から16日の宵山の間だけ売られます。玄関の軒先に飾ると、厄除けとして、1年間家を守ってくれるんだそうです。この粽、本来は食べられないんですが、近年、山鉾のひとつ、黒主山が食べられる粽を販売しているとか。残念、買ってくればよかった(^^;) 京都市指定有形文化財の「紫織庵(川ア家)」では「町家の屏風飾りと長襦袢展」を開催
まず、家紋を染め抜いた幕に興味しんしん。その幕から首を突っ込んで、室内に飾られた旧家の所蔵品を披露する「屏風祭」を楽しんでいる観光客の皆さんにつられて、ついつい山鉾32基画像制覇の目的も忘れ、幕から首を突っ込んで、「屏風祭」を楽しんでいました(^^;)。毎年15ヶ所以上の屏風祭が開催されるそうです
りっぱな屏風に山鉾飾り。奥まった部屋では粛々と宴が遂行中 屏風や絨毯や書などを1年に1度披露する屏風祭には、「虫干し」の意味もあるんだそうです
「八幡」と書かれた幕をくぐると、「欄縁の飾り金具」など、金箔の豪華絢爛な装飾の数々が展示
京屋は間口が狭く、奥行が広い。その間口の狭さに幕がしっくりマッチして、立体的な奥行を作っていました
「菊水鉾」の会所で披露されていた金箔色の絵巻物に京の雅やかさが充満
誉田屋創業270年記念の270匹の鯉たちが描かれた巨大な鯉の暖簾(^0^)。今年は271年目、新たに金の鯉が一匹描き加えられたそうです 「役行者山(えんのぎょうじゃやま)」の会所。修験道の開祖、役行者が一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝説を題材にした山。左より一言主神、役行者大菩薩、葛城神(写ってません(^^;))の三体を祀る
すみません、どこの山鉾の会所で見せてもらったものなのか・・・(^^;)。刺繍をほどこした絨毯や山鉾の懸装品(けそうひん)の数々には目をみはります。絨毯の中には遠く中国、ペルシャ、ベルギーなどから来たタペストリーもあります

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