初日はイスタンブールで一泊 (2008.11.2)
11/2(日)成田からイスタンブールまで、トルコ航空直行便で約12時間半。イスタンブールのアタチュルク国際空港到着後、さっそくトルコリラに両替。レートは去年まで1トルコリラ90円だったものが、67円(手数料込み)と円高になってました。トランクを受け取り、出迎えのバスに乗り込み、腕時計の針を7時間巻き戻し、渋滞を通り抜け、午後9時過ぎ、イスタンブールのホテルへ到着。そのままさっそく二人で近所を散策しました。
HISはホテルが悪いといううわさも払拭。どのホテルも及第点でした 寒さ対策で挑んだトルコ旅行。ホテル内はもちろん、外も初秋のようで快適 ホテル近くにコンビニを発見。EFESビールとナッツ(約12トルコリラ)を購入 回りには近代的なビル群。高架線も下の道路も車で一杯。ほとんど東京並み
朝食はお楽しみビュッフェ(^^) (2008.11.3)
この日はオリーブだけでもなんと9種類。実も大きく食べ比べをしていたら、種が山盛り状態に(^^;) トルコではドライフルーツがよく登場します。ドライフルーツだけでもこんなに種類があるんです。特にいちじくがおいしかったですね 洋ナシ、かりかりの黒い果物(?)、メロンなど。ブドウはお替り
nabeさん転倒事件 (2008.11.3)
nabeさん転倒現場目前。売店のおじさんにトルコ語で「ビラ」を言ったら通じず、普通に「ビール」と言ったら、通じました(^^;)
旅行二日目の早朝午前5時、朝食前の散策へ。前夜、雨が降ったようで、道路はほんのりと濡れてました。
30分ほど散策を楽しみ、ホテルが目前、という地点で、突如nabeさんが転倒(>o<)。でこぼこの石畳の歩道が濡れていて、おまけに傾斜していたのと、靴が皮底だったため、すべってしまったんです。

実は今回の旅行で、何度もトレッキングシューズを履くよう、忠告してました。だから思わず、「あれほどトレッキングシューズの方がいいよ、って言ったじゃん!」とつい腹の中でブツブツ(^^;)。

それに、尻もちをついただけで、それほどの怪我とも思わず、足をひきずるnabeさんに「ちょっと足首をひねっただけだから大丈夫よ」とか、「足首を曲げないから、ちゃんと歩けないんだよ。足をひきずってると、ずっとそんな歩き方になっちゃうよ」などと、励ますというか、しごくというか(^^;)、ともかく杖がわりに手を引いて、nabeさんを余すところなく引っ張り回しました(^^;)(^^;)(^^;)。

帰国後、病院でレントゲン検査の結果、腫れもひどく、最初先生は骨折を疑ったそうです。
指先のところの黒ずみは、くるぶしで内出血していた血が流れ出たもの。こうなると、捻挫も回復段階に入った証拠なんだそうです。

シップや飲み薬、塗り薬など、処方された薬をどーんとテーブルに広げたnabeさん、「君はちょっとひねっただけだって言ったよね(−−;)。もう君の言うことは信用しない(−_−)」と宣言してました(^^;)。

ということで、罪滅ぼしにミニクーパーで駅までの道を毎日せっせと送迎をしています(^^;)。完治するまでにはまだちょっと時間がかかりそうです。
フェリーでヨーロッパ側からアジア側へダーダネルス海峡を渡る
イスタンブールからバスで南下し、ダーダネルス海峡を渡るためのフェリー乗り場へ到着。
海沿いのレストランでランチを食べ、出航までのわずかな自由時間に、一眼レフを首に下げ、港町探索に飛び出しました。

小走りに歩いていると、ベンチの下にネコを発見!ネコを目で追っていたら、ベンチに座っていたヨーロッパ系のご夫婦と目が合い、思わずにっこり(^^)。

後でわかったんですけど、トルコにはネコや犬がいっぱいいます。ほとんど人間並みに悠々としています。優しそうな観光客を見ると、なでてもらって、ゴロゴロ言ったりします。ネコや犬が完全に人間と同化してるんですね。ですから、遺跡だろうが、店先だろうが、どこでもネコや犬に会うことができます(^^)。

ちなみに、ヨーロッパ側とアジア側を区切るトルコ海峡は、西からボスフォラス海峡、マルマラ海、ダーダネルス海峡と続き、その中でも、ダーダネルス海峡は、オスマン帝国を征服するために海から砲撃したイギリス戦艦を陸から砲撃して見事撃沈した、トルコにとっては誇りある場所です。
フェリー乗り場から少し行くと、広場の奥に魚の市場を発見。キラキラ光るかたくちいわしを売るおじさん、「さぁ、撮ってくれ」と、ポーズを決めてくれました(^^) 上:港には、漁を終えたばかりなのか、小さな漁船が多数停泊
下:車の行き合う合間に野菜を載せた馬車や、観光客相手のみやげ物屋のリヤカーが道路を横切ります
市場ではかたくちいわしの売れ行きも好調(^^)。ちょっと古いデータですが、かたくちいわしを獲る国はペルー、チリ、中国、トルコ、日本だそうです(1997年) 一艘、小さな漁船が穏やかなマルマラ海に向かって、出航していきました
トロイ遺跡
実は旅行説明会に出かけたnabeさんから、トロイ遺跡の前評判を聞いてました。

なんでも、旅行説明会の折、現地ガイドさんが「こんなこと言うと怒られますが、トロイの遺跡はあまり見るところがありません」と言ったそうです(^^;)。

たまたまトロイの遺跡を発掘したシャリーマンの映画を見たばかりのわたし、見事に出鼻をくじかれましたが(^^;)、でもそのお陰で、期待していなかった分、欠けた大理石の彫刻や刻まれた紀元前2000年以上も前の文字に、しばし見とれました(^^;)。

ただ、「トロイの木馬」は、正直大きさにはびっくりしましたが、なんだかビッグサイズのオモチャって感じがしたのはなぜでしょうか(^^;)(^^;)(^^;)。塗り替えたばかりのように木肌がつやつやしていて、年代を感じられなかったせいでしょうか(^^;)。

パプリカと言えども、もう少し渋い色にするなど、年代を感じさせるような工夫をすればいいのに、なーんて思ったのはわたしだけでしょうか?(^^;)
紀元前3000〜2000年の間、古代文明の中心地として栄えたトロイは繁栄や侵略、戦争や火事や地震により、建築と破壊が繰り返され、ひとつの遺跡で9つの層を持つ貴重な都市遺跡です。
遠くを見渡せば、はるかかなたにエーゲ海が。自然に流れ出た土砂が積み重なり、海沿いにあったトロイの町が徐々に海から遠ざかっていったんだそうです。
トロイの木馬を見たとたん、皆さん、階段をよじのぼって行きました。窓から出ている顔をガイドさんが順番に撮影。「あ、違う人を写しちゃった」などと、言ってました(^^;) 遺跡の上で眠りこけるワンちゃん。みごとに遺跡に溶け込んでました。
このワンちゃん、何千、何万の観光客をながめてきたんですね(^^)
依然まだ発掘途中のトロイ。9層に積み重なった遺跡を発掘するのは費用面でも技術面でも至難の業とか

次は世界最大級の都市遺跡「エフェソス」

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