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トルコ旅行に向けて |
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西洋と東洋の文化が交りあい、独特の文化が開花した国「トルコ」。
紀元前約1万年前から人の痕跡が発見され、古代文明やギリシャ・ローマ時代、アナトリア、オスマン帝国と、文明の層は幾重にもまたがり、予備知識なしでトルコを訪れると、「頭の中がぐちゃぐちゃになる」んだそうです(^^;)。
そこで勉強のために出かけた「トルコ遺跡の勉強会」で、トルコ人の夫と結婚し、現在トルコ美術史を教えている大学教授から興味ある話を伺いました。
※画像はエフェソスのシンボルともいえるセルスス図書館 |
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トルコは人種のるつぼ |
※目玉のお守りナザールポンジュウ |
トルコは人種のるつぼで、黒い目に黒い髪や赤毛、青い目に黒い髪や金髪など、 「血が混じる」ことが自然に行われてきたため、生粋のトルコ人は今は皆無と言ってもよいそうです。むしろ日本人の顔立ちのほうが生粋のトルコ人に近いと、夫に言われた、とその教授は話していました(反対に血が混じらないのがユダヤ人)。
トルコ人の発祥は中国のウルグイ地区のトルコ人。そのウルグイ地区の遊牧民たちが西へ西へと広がり、異文化を吸収して、どんな文明でも取り入れる寛容さと順応性の高さで、独特のトルコ文化を開花させていきました。 |
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トルコ人は日本語が上手(^^) |
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異文化を吸収する力に優れているせいなのでしょう、トルコの人たちはすぐに外国の言葉を覚えてしまうそうです。なるほど買い物をしていると、店員さんはほとんど流暢な日本語を話し、時には「こんにちは〜、見るだけタダよ」「もってけ、どろぼー(^0^)」などと、とんでもない日本語にも出くわしました(^^)。
トルコの人は日本人が好きなんですね。滞在中、日本人だとわかると、一様に親しみのこもった笑顔が向けられました(^^)。
※ダーダネルス海峡を渡るフェリー乗り場の港 |
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意外なトルコと日本の関係 |
※アヤソフィアから出たところにある、噴水の公園からブルーモスクを臨む
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これが結構、意外なんです。
日本への輸出品目の1位はマグロ、2位は衣料品。どうです?意外でしょ?
また、日本からの輸入品目の1位は乗用車で、2位は自動車用部品なんだそうです。トルコの人が日本人を好きなのは、「頭のいい国民」だからだと、現地ガイドさんギョクチェさんが教えてくれました(^^;)。
ところで、車ですが、高額な自動車税や高いガソリンのため、自家用車の普及は遅れていると聞いてましたが、実際にトルコに来てみると、ガソリンがリッター300円と高額にもかかわらず、街中に乗用車があふれていて、日本並みの渋滞にもしょっちゅう巻き込まれました。 |
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今回の旅のテーマ |
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今回のトルコ旅行は、いつもの気ままな個人旅行と違い、初めての団体ツアー。自由行動がごくわずかな上、バス移動の長さが半端ではなく、車窓から流れる景色を必死でカメラで追う、というストレスだらけの撮影となりました(^^;)。
世界遺産は、その地を訪れれば、誰でも似たような画像が写せるはず。
ならば、わたしはわたしなりに現在のトルコの人たちの暮らしぶりや表情を捉えよう、と今回の旅のテーマを決めました。
それにしてもトルコの人たちはカメラが大好き。おかげでレンズを通して、たくさんの笑顔のコミュニケーションを楽しんできました(^^)。
東京と遜色のないほどに近代化しつつある町並み、高速道路と言ってもおかしくないほどの整備された道路と車ラッシュ、日本以上に普及しているソーラーシステムなど、トルコの急成長ぶりや活気などを画像で紹介したいなと思っています。
※画像はまだあどけなさの残る22歳の軍人さん。でも背中には機関銃(^^;)。 |
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トルコの受験戦争と女性の地位 |
※カッパドキア走行中の車窓風景 |
今、トルコでは、どの国でも見られるように、受験戦争も存在し、塾に通う子供たちも珍しくないそうです。ただ100%の就学率の男子児童に比べ、女子児童の非就学率は高く(男女共学であることや、ヘッドスカーフ着用禁止の初等教育学校に通わせることを宗教的観点から拒否する親が多いので)、国をあげての非就学女子児童のキャンペーンが実施されているものの、依然、問題は解消されていないそうです。
地方に行くとわかりますが、カフェや酒場でたむろするのは男性群だけ。男女平等が一般的になっている中、トルコの女性の地位は田舎を中心にまだまだ低いようでした。 |
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変貌する女性と車と町並み |
※アイヴァリクからエフェソスへ向かう車窓の風景 |
ただイスタンブールなどの都心では、敬虔なイスラムというイメージのヘッドスカーフも、髪を包む小粋なファッションの一部となっていました。
実は颯爽と闊歩するモデル張りの真っ赤なスカーフをした美貌の女性を見つけたんですけど、彼女の輝きに圧倒されたのか、nabeさんと二人、姿が見えなくなるまで目で追うのが精一杯でした(^^;)。
田舎の女性たちも、欧州連合(EU)の加盟が実現すれば、一気に生活スタイルも変貌するのかもしれません。空港の免税店では既に値札はユーロに統一されていました。
特に道路整備がすごい勢いで進んでいます。住宅もマンション並みの近代的建造物が続々と建てられています。要所要所に設置された巨大な長距離バスターミナルは、大勢の行きかう人々で活気にあふれかえっていました。 |
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