2022/12/3-12/27豪州&南太平洋クルーズ25日間個人旅行

 9.マジェスティック・プリンセスのクルーズ14日間 No.1/南太平洋クルーズ

世界が「ウィズ コロナ」へ舵を切り、ようやく2022年12月、海外に旅立つことができた。ただ8月にコロナになり、後遺症も長引き、救急車事件もあり、今回は無理をしない旅を心がけた。選んだクルーズ船はプレミアムクラスの超大型船マジェスティック・プリンセス。南太平洋に浮かぶ島々を巡りながら、14日間、3食付の家事なしクルーズでのんびりと羽根を伸ばしてきた

ロイヤルクラスの巨大豪華船「マジェスティック・プリンセス」(2022/12/8−12/21

「マジェスティック・プリンセス」は2017年建造され、143,700トンで、全長330m、幅47m、高さ19階の超大型船。乗船客数は3560名。乗員を加えると4800名に及ぶ。のちに中国人ゲスト向けにカスタマイズされ、更に豪華な設備を加え、ラスベガス・スタイルの本格ショーをはじめ、世界各国の美食が楽しめる船となった。海外でいろいろなクルーズ船を楽しんだが、ロイヤル(プレミアム)クラスは初めて。イブニングドレスやアクセサリーをトランクいっぱいに詰め込んで今回のクルーズに臨んだ
いつもリスク管理が一番のnabeさんは、前日にシドニーで一泊し、翌日の乗船に備えた。前日のシドニーで、出航する港を確認したり、夕日に染まるシドニーの港を散策した。思いがけなくハーバーブリッジに夕日がかかり、見事なオレンジ色が空を染めていた
翌日の12/3、13:00に乗船のはずが16:00に急遽、延期となる。散々待たされて、夕方やっと乗船することができた。シドニー出航をデッキで祝うため、18階のデッキに上がる。どこからどこまでがクルーズ船か?と思うほど、クルーズ船はシドニーの街と同化していた。ちなみにシドニーは後方のビル群だけで、手前は全てクルーズ船「マジェスティック・プリンセス」のデッキ。出航を楽しもうと、たくさんのゲストたちがデッキに佇んでいた
ハーバーブリッジ横に夕日が沈む
船からしか見ることができないオペラハウスのもうひとつの顏 船はハーバーブリッジと高さが変わらないように見える。案の定、マジェスティック・プリンセスはハーバーブリッジを通らず、反対側から海へ出た
出航した船はゆっくりとオペラハウスの横を通り過ぎて行く。14日間のクルーズの旅が始まった
nabeさんのUチューブ◆ 「マジェスティック・プリンセスの出航」

https://youtu.be/SFPRyQ6F1Js
マジェスティック・プリンセスの目玉は「シーウォーク」。海上から飛び出た海面40m上のガラス張りの廊下をわたしは毎回ウキウキしながら渡った。ただ、どんなに誘ってもnabeさんは寄り付きもしなかった
クルーズのよさはポカリと浮かんだ海上で360℃、海や空を満喫できること。その開放感は一度ハマると癖になる。おまけに毎日やることと言えば食べることと、遊ぶこと。この二つは大の得意なので思い存分、怠け者になって、のんびり過ごした

マジェスティック・プリンセスのメイン広場「ピアッツア」(2022/12/7−12/21)

3階吹き抜けの開放的な広場「ピアッツア」。しょっちゅう生演奏などのイベントが開かれていて、いつも人が集まっている。全体を覆うクリスマスのイルミネーションのキラキラ感が半端じゃない
スローなテンポのダンスミュージックが流れると、カップルの方たちがピアッツアのホールに出てきて、踊り出す。素敵に踊るお二人を撮らせてもらった。ところで、テンポの早いラテン系ミュージックは皆無。せっかく3か月間かけて、練習したサルサの出番はなかった(涙)
乗船2日目のフォーマルナイト(12/5)の日、ピアッツアのらせん階段で記念写真を試みた。あーだこーだとnabeさんにうるさく指図していた時、nabeさんはあっけなくシャッターを押した(ーー;)
 
フォーマルナイトはもちろん、クルーズ船で開かれる様々なイベントはゲストたちにとっては大きな楽しみのひとつ。しかし、コロナ禍のせいなのだろうか、シャンペングラスのタワーで有名な「シャンパンパーティ」も、天井から色とりどりのパルーンが落ちて来る「ドロップパルーンパーティ」もなくて、ガッカリした。コロナ禍のまだ残る中でのクルーズ、いろいろな意味で期待が膨らみ過ぎてしまったようだ

シアターのショーはイマイチ?(2022/12/8−12/21)

こちらは12/10のショー。やっと大勢が出演する大がかりなエンターテイメントショーを見ることができた。実は事前の情報集めで、マジェスティック・プリンセスのショーはラスベガス・スタイルや、プリンセス・オリジナルの「プロダクションショー」などによる一流のエンターテイナーだと紹介されていたので、大いに期待していた。ふたを開けてみると、規模の小さいショーが多くて、これがラスベガススタイルのショーかぁ、と呆れてしまった。よっぽどカジュアル船のMSCのほうがダイナミックでおもしろいショーを毎晩見せてくれた。ああ、今回のガッカリが多かったショーもコロナ禍のせいだったのだろうか
12/13のプロダクションショー「ファンタスティック ジャーニー」も見ごたえがあって、楽しかった。こういうダイナミックなショーが毎日ないとクルーズの旅の醍醐味は半減してしまう
クルーたちによるこのショーも他の日と違って、結構、楽しめた。サンタさんが現れると、会場にどよめきが拡がり、ゲストたちはサンタさんとの2ショット写真を順番に撮っていた。実は、この画像でもおわかりだと思うが、一歩部屋から出る時は、「マスク着用」というルールがクルーズ内では徹底されていた。シアターの中でもマスクを忘れてきたゲストのために、いつもクルーが立っていて、マスクを配っていた。日本並みに、ゲストたちのマスク着用は100%守られていた

マジェスティック・プリンセスのお楽しみ(2022/12/8−12/21)
デッキ7のスタジオで開かれた「50's and 60's Music Trivia(50年代、60年代の音楽クイズ)」のイベントにはたくさんの人たちが集まっていた。曲名を当てるクイズなので、曲名がわかるや、皆さん、元気に手を上げる。わたしのほうはてっきり50年代60年代の曲が流れて、踊れるものと思っていただけに完全な肩すかしだった(涙)
屋上の「デッキ16」にある「ファウンテン・プール」で行われる「Princess Watercolor Fountain Fantasy」の噴水ショーは楽しい。10mほどに上がる噴水が音楽に合わせて、まるで水が踊っているように上がったり下がったりしながら、色とりどりに変化する
大がかりな噴水ショーを見るため、ゲストたちがデッキに並んでいた

フルコースを楽しんだメインダイニング「シンフォニー」(2022/12/10)

メインダイニングは「シンフォニー」「コンツェルト」「アレグロ」の3か所がある。この日は5階のシンフォニーを予約。レストランは違っても、出て来るお料理は皆同じとのこと。プリンセスクルーズ定番のデザート「ラブ・ボード」は有名なマスター・ショコラティエのローマン・ラブ氏がプリンセスクルーズのために考案した名物デザート。食べるのを楽しみにしていた
TomとSandraのご夫婦とおしゃべりが始まって、楽しいディナーのひとときを過ごした。オーストラリアの南西バッセルトンにお住まいで有名なワインの産地だそうだ。穏やかな話し方をされるご夫婦のお蔭で会話に付いていくことができた。この日12/10はフォーマルナイト、nabeさんも初めての蝶ネクタイでおめかししていた
メインはnabeさんがプライムリブのロースト(グレイビーソース)で、わたしはプラム(えび)のホワイトソース料理。ワインはあっという間に飲み干し、ビールを追加
この日のデザートはまるで牛みたいな角が出たチョコレートの大きなデザート。濃厚なチョコが組み合わさっていて、とてつもなくおいしかった。下の食事は違う日のディナー
最初の頃はいろいろ注文して、食べ終えるのが大変だったので、その後は控えめに注文するようにした(^_^;)。食後のデザートに頼んだチーズの盛り合わせはおいしかったものの、余りのボリュームに食べるのに苦労した(^_^;)
 
左が実際に出て来た「プリンセス・ラブボード・ドリーム」のデザート。事前の情報集めで見ていた形は上のようなチョコレートでカバーされたデザイン。かなりデザインが違うので、注文を間違えたのかと3日間、立て続けにオーダーしてしまった(^_^;)。食べた瞬間、思ったほどの感動がなかったのは何故だろう

ビュッフェ「ワールド・フレッシュ・マーケット・プレイス」(2022/12/8−12/21) 

「デッキ16」にある長さ130mの巨大なフードステーション「ワールド・フレッシュ・マーケット・プレイス」は、早朝から深夜まで開いていて、いつでも自由に食事ができる。地中海料理、パスタ専用カウンター、カラフルなファーマーズ・マーケット・サラダ、新鮮なフルーツ、東洋料理、西洋料理、ふたつが融合した屋台料理など、さまざまな料理が用意されていて、ずらりと料理が並ぶ様は圧巻。朝食とランチは「ワールド・フレッシュ・マーケット」で好きなものをチョイスして、テーブルいっぱいに並べては、nabeさんが呆れ顏でわたしを見るのが日課になってしまった(^_^;)
ワールド・フレッシュ・マーケットの盛り付けは思いきり楽しい。だから、ついつい取りすぎてしまう。メニューは日に5回入れ替わるとのことだが、しょっちゅう行く訳ではないので、詳しくはわからない(^_^;)
画像の日付を確認したら、12/15のランチの画像。nabeさんが取ったのは左の小さな画像の皿。後は全部わたしがビュッフェで取ってきたお皿だ(^_^;)。よくもまぁと、自分でも呆れる。たっぷり具が入ったパイとマッスルのクリームスープがおいしかった

グレードアップしてもらった部屋(2022/12/8−12/21

何故か部屋を無料でグレードアップしてくれた(^_^;)。お蔭でクルーズ船とは思えない、ゆとりの広さで快適だった。毎日2、3回、部屋を掃除してくれるので、いつもきれいな部屋で過ごすことができる。ところで、この部屋で一番驚いたのが収納の多さ。クローゼットには高さ2m強、幅40センチほどの棚があり、ハンガーのスペースも2メートルと広く、服の整理整頓がメチャクチャ楽だった
部屋が多いため、当然、廊下は強烈に長い。確か、右舷が偶数、左舷が奇数。慣れるまではウロウロ 部屋は16uほどの広さ。シャワー/洗面所/トイレ/机/ダブルベッド/ミニ冷蔵庫/テレビ/金庫/へドライヤ/アメニティが揃っていて、機能は抜群。コンセントプラグは日本と同じタイプがひとつ用意されていた

マジェスティック・プリンセスのその他(2022/12/8−12/21)

「フォトギャラリー」には、専属プロカメラマンが撮影してくれた自分の画像があり、購入するためのパソコンがたくさん置かれている。メタルで認識させると、自分の画像だけが表示される。画像を選択し、購入するが、印刷するか、ダウンロードするかを選ぶことができる。わたしたちはダウンロードを選んだが、たかがダウンロードなのに、5000円近く、取られた気がする(正確な料金は領収書を確認後に)。
デッキ6には一流のディーラーがエスコートする本格的カジノ「グランドカジノ」がある。カジノには全く興味がないので、レストランに行くために通るぐらいで、さっさと通過した

次は 10.マジェスティック・プリンセスのクルーズ14日間 No.2/南太平洋クルーズ

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