2022/12/3-12/27豪州&南太平洋クルーズ25日間個人旅行

 10.マジェスティック・プリンセスのクルーズ14日間 No.2/南太平洋クルーズ

フォーマルナイトでも、カジュアルナイトでも、せっせとおしゃれをして、ディナーに出かけたが、毎晩、ディナーの折の出会いが楽しみのひとつだった。「どこから来たの?」がおしゃべりのきっかけだ。「日本から来ました」「あら、オーストラリアは初めて?」などと、おしゃべりが続く。海外旅行の楽しみは人との出会いだ。ちょっと控えめなオージーも、おしゃべりが始まると、パッと笑顔が拡がった

ナンバーワンは、やっぱりビンゴおばさん(Kerri)/マジェスティック・プリンス(2022/12/19

その中でもビンゴおばさんケリー(Kerri)との出会いは強烈だった。14日間のクルーズ生活で「一番すごかったのは何?」と聞かれたら、やっぱりビンゴおばさんだ。数分ごとに私達はバカ笑いした。実はあの時の写真は一枚もわたしのカメラにはない。nabeさんいわく「あんなに二人(ビンゴおばさんと)で、はしゃいでいたら、写真撮る暇ある訳ないよ」と。あの時、わたしは写真のことも忘れて、笑いこけていた(^0^)
なにしろ日本のビンゴとまるで違う。水色のシートは3段ある内のトップラインが対象、次のシートはセカンドライン、3枚目はサードラインが対象となり、赤いシートだけはオールラインが対象なので、全部の数字が対象となる。とにかく、残りの数字が1つになったら、「リーチ!」と手を上げ、その残りの数字が見事、当たれば、ビンゴとなる
 
ビンゴおばさんは手取り足取り、やり方を教えてくれる。スタッフさんも笑いながら応援してくれる。ビンゴおばさんは自分のシートをチェック後、すぐさま私たちのシートを一瞥し、「これよ!」と言わんばかりに、さっと指をさす。それが銃弾みたいに早いのだ。まるで神業か、手品だった。わたしはあっけに取られて、笑い出した nabeさんにもわたしのバカ笑いが伝染する。手も足も出ないわたしたちは笑うしかなかった。ビンゴおばさんの指はゲームが進むにつれ、更に機関銃の連射さながらにアチコチへ飛んだ
そして、何ということだろう。最終回のゲームでビンゴおばさんは「ビンゴ~!」と叫んだ。すぐにスタッフの人がやってきて、シートを確認すると、その場で460AU$ほど(43,000円ほど)の現金をビンゴおばさんのテーブルの上に置いた(テーブルの上に賞金の札5、6枚と小銭)。すごい、すごすぎ!1人で3人分のビンゴをチェックしながら、悠々とビンゴを勝ち取ったのだ。ビンゴおばさんはわたしを「ツキを呼ぶ天使」とでも思ったのか、ぎゅっと抱きしめ、勝利の微笑みを放った

ビンゴおばさん(ケリー)のお蔭で楽しめたビンゴ。実は翌日、もう一度、ビンゴ会場へ出かけた。その時のビンゴの模様がこのUチューブ。実はビンゴのチケットは5$だと思っていたが、1枚が5$で、1冊5枚綴りだったので、1人25$ということが後でわかった(^_^;)。2日分のビンゴ代は二人で100$(13,500円)だった(^_^;)

nabeさんのUチューブ◆ 「ビンゴ大会」

https://www.youtube.com/watch?v=BQqCQuxVmaM

いったい、いくつ食べた(2022/12/7-12/21)

上:レストランでもよく食べたアイスクリーム
下:ケーキも一体、何個食べたのだろう? 
nabeさんいわく「毎日食べたとして、14個。一日何回も行ったから、20回以上は軽いね」という。大好物のソフトクリームはバニラや、バニラとチョコのミックスに、カラフルなトッピングをかけてもらうのが気に入っていた。、「アイスクリーム・バー」を通るたび、ひとつ、またひとつと食べた。アイスクリームは暑いため、すぐに溶けてコーンから流れ落ちてしまう。だから、いつも大慌てで食べていたが、途中からプレートに入れてもらって、ゆっくり味わうようになった

バカ笑い、ランキング2位(2022/12/17)

回りの人たちが振り返るほど、わたしたち4人は笑いっぱなしだった。わたしの隣りの老齢の婦人は子供が5人。そして、お孫ちゃんは16人いるという。「孫たちの名前、覚えられるかぁ?」とnabeさんが首をひねるので、「Do you remenber your grandchild's name?」と尋ねると、澄ました顏で「No!」と答えたので吹き出してしまった。すると、nabeさんが身を乗り出し、「Your grandchild・・・number 1! number2! number3!」と英単語を並べた。すると、意味が通じたらしく、「Oh! Good idea!」と言って、彼女も吹き出してしまった。名前の代わりに番号を付けろとnabeさんは言いたかったのだ。その後はnabeさんが乗りまくり、英単語ジョークを連発し、わたしたちは笑い転げた
最初は気取って、プラーム(えび)のカクテルを静かに食べていたのだが(^_^;)・・・ メインを食べる頃には盛り上がりすぎて、お料理なんか、どうでもよくなって・・・
こんがり焼いた魚のシーフードスープは、さっさとかき込んだ気がする(^_^;) このバナナアイスクリームは彼女たちがおいしそうに食べていたので追加。彼女たちはペロリと平らげていたが、このデザートこそ、彼女たちの原動力だったのかと思う

「ハリウッド コンサバトリー」通い/マジェスティック・プリンス(2022/12/7-12/21)

静かでゆったりしているので、後半はよく「ハリウッド コンサバトリー」へ出かけた。ちょっと会員専用のような場所で、早めに出かけると、区切りが付いた素敵なリゾート風スペースを陣取ることができた。16階のデッキ前方にあり、ちょっとわかりにくいが、一旦、外へ出てから入る 
小さいスペースはカップルにぴったり こちらは4、5人の団体用
一度ぐらい、この丸いカップル用クッションで寝そべってみたかったが、いつ来ても場所取りされていた プールのすぐそばにビニールのリクライニングチェアがあり、その後ろにソファー
屋根付きプールで、若干日焼けも防げるので、ここでせっせとクロールを練習した
 
そんな時、出会ったのがこのご夫婦。わたしのクロール練習を見ていた旦那さんは「もっと練習しなさい!」と私のコーチになり切っていた(^^) 海が見える籐の椅子でnabeさんはぐっすりと昼寝中
そして、この「ハリウッド コンサバトリー」で、パズルの青年と出会った。昔、パズルにハマったことがあるわたし。さっそくパズルのお手伝いを始めたが、この500ピースのパズルは想像を絶するほど、メチャクチャ難しかった。色も形もほぼ見分けがつかず、ヒントになるものがほとんどなかった
つい夢中になって、nabeさんの存在も忘れ、黙々とやり続けた。仲間の女の子がやってきて、下手なラップを歌い続け、わたしたちの邪魔をする。他の仲間たちは「あれま?」という顏でパズルが終わるのを待っていた(^_^;)

お楽しみのあれこれ/マジェスティック・プリンス(2022/12/7-12/21)

たまに、踊れるバンド演奏に出会った。この時とばかり、ハジケて踊る(写真右の黒ずくめがわたし)。汗だくになって席へ戻ろうとした時、仲間の人と中国語でやり取りした男性が振り返って、「You are a number one!」と声をかけてくれた。嬉しくって、思いっ切りの笑顔を返して、お礼を言った(^0^)
久しぶりにプールでダンスが始まり、この時を逃しては「アトがない!」と、わたしも柱のすき間で音楽に合わせて、1人ハジけていた。nabeさんも乗ってきたようで、それじゃあ、二人でサルサでも踊ろうかということになった。誰も見ていないので、恥も外聞もない。思いきりクルクルとサルサを踊ることができた。サルサデビューとはちょっと意味合いが違うが、3か月の猛特訓が報われた瞬間だった(^^)
「シー・ウォーク」を歩くと、ファイトが湧く。スキップしたい気分になるのだが、バカだと思われるので、ちょっとガニ股っぽく歩くぐらいにしておいた。そして、「シー・ウォーク」へ行くたび、「大丈夫だってば」と嫌がるnabeさんを誘うのが楽しみだった

「ワールド・フレッシュ・マーケットプレイス」、ばんざ~い!(2022.12.7-12/21

今回のクルーズ、やっぱり最大の楽しみは「ワールド・フレッシュ・マーケットプレイス」のビュッフェだった。好きなものを手当たり次第、取って、色とりどりの料理満載のお皿を並べる時のなんという充実感か。戦利品を品定めするように、自由気ままに好きなだけ食べられるのは最大級のご褒美だった

大好きな「インターナショナル・カフェ」(2022/12/7-12/21)

こちらはよく通った5階の「インターナショナル・カフェ」。ピアッツアに寄った時は、ついでに必ず「インターナショナル・カフェ」をのぞいた。大きなナッツがいっぱい入った「バナナ ブレッド」と「プレーン ムエスリ」がおいしかったので翌日、また食べようと行ったら、なかった。毎日同じ物が並ぶ訳ではないと知った
「インターナショナル・カフェ」は24時間オープン。ペストリー(小麦粉にバター、塩、砂糖、卵などを加えて、パイ状に焼き上げたお菓子やパン)、サンドイッチ、デザート(タピオカデザート、お薦め)、サラダ、エスプレッソ飲料、各コーヒー、ハンドブレンド紅茶などが用意されている。ドリンクのみ有料。
ここのケーキ、やっぱり、ビュッフェのものとはひと味違う。その内、しょっちゅう通うので、クルーとも顔見知りになった。ショーウィンドウをのぞくたび、「全部食べてみたいなぁ!」と思った
ある日、ビュッフェだと食べすぎるので、「インターナショナル・カフェ」でランチをすることにした。前から狙っていた、野菜たっぷりの「グリルド ベジタブル」と、木の実いっぱいの「プレーン ミューズリー」と、チョコケーキと、ふわふわの生クリーム入りパンケーキ・・・結局、ボリュームはビュッフェと変わらなかった(^_^;)

レストラン「アレグロ」のクルーはメチャ愉快(2022/12/7-12/21)

せっかく3つのレストランがあるなら、全部を見ようと、14回のレストラン通いを「シンフォニー」「コンツェルト」「アレグロ」と3回に分けて通った。でも、一番楽しかったのはもちろん「アレグロ」!
アレグロでは入り口の段階から、ものすごい。「こんにちは~!」「こんばんは~!」「いらしゃ~い!」「お元気ですかぁ?」と何人ものクルーたちが知ってる限りの日本語で口々に出迎えるものだから、大変な騒ぎ(^_^;)
その中でも、フィリピン人のフェルナンドは冗談好きのnabeさんにぴったりのおもしろい人だった。彼のお薦めはどれもおいしかったのでその内、メニューも任せた フィリピンには奥さんや子供がいて、たまに真面目な事も言う。日本語はテレビで覚えたそうだ。今度、日本発のプリンセスに乗りますと嬉しそうに言っていた
アレグロには特別席もあったが、いつも空席 コロナビールの乾杯からディナーが始まる シーフードのアペニティ。プラムのプリプリが美味
この夜は、シーフードにこだわってみた。大きなホタテが入ったぜいたくなシーフード料理がおいしかった。もちろん、フェルナンドお薦めのお料理

   
いつもはアペニティとメインだけを注文するが、この日は二人だけ離れた席だったので、フェルナンドが薦めるままいろいろ注文したら、大変なことになってしまった。でも、どれもおいしくて、結局、全部食べ切った(^_^;)。時々、二人だけの離れた席だったり、お隣りさんと席が開いていたり、また、隣りの人が苦手な国の人だったりすると、おしゃべりは次の機会に回して、ディナーに集中した

素敵な出会い(2022/12/7-12/21)

ディナーの席で素敵なご夫婦、イアンとシャロンに会った。おしゃべりに花が咲き、オーストラリアのワインはおいしい、という話になったので、メルボルンでワイナリー巡りをした話をした。すると、サウスオーストラリアの「Baross Valley(バロッサ バレー)」には、「シャルドン」や「イエーリング」よりもおいしいワイナリーがたくさんあると言う。シャロンは「赤、大好き」とニッコリ笑った。

帰国後、ネットで調べて、ようやくイアンたちが熱く語っていた「バロッサ」について、深く理解することができた。
「バロッサ バレー」は世界有数のワインの生産地で、150以上のワイナリーがあるという。世界最古のシラーズ、カルベネ・ソービニョンなどを今も生産している。シャロンが「赤、大好き!」と言っていたが、やっぱり濃厚な赤ワインが有名だと書かれてあった。

ところで、何かのはずみで年齢の話になった。わたしの年齢を教えると、シャロンは目を丸くして、「わたし、日本に行きた~い!」と叫んで、みんなを笑わせた
17歳の息子クリス(Chris)と二人旅の父子。わたしたちが日本から来たことを告げると、お父さんはニッコリ笑って、「息子は日本語を勉強してます」と、教えてくれた。息子さんはただニコニコ笑うだけ(^^)。日本の食べ物は好きですか?と尋ねると、「Sushi、Tenpura、Sashimi、Yakitori・・・」など、たくさんの日本料理を知っていた。父親が、自分の友人で日本を研究している先生がいます、とその友人の話をする間も、息子さんはニコニコ笑って聞いていた。優しい父親と、物静かな笑顔の息子クリス。二人はnabeさんの英単語のおしゃべりにも終始笑顔で耳を傾けていた
ディナーで会ってから、彼とはプールでよく会ったが、いつも他人の子供たちを遊ばせて、いいお兄さんぶりだった。実は彼は海軍兵士。ママとの二人旅だった プールでもママの姿は見なかった。ママの姿を見たのはこの時だけ。ひょっとして静養の旅だったのかなと思う
この日はクルーズで日本を回ったことがあるという年配のオージーご夫婦とレストラン「コンツェルト」で出会った。いろいろな方とお話ししたが、クルーズ船で出会ったせいなのか、クルーズ船を利用して、あちこち日本を回った方が多かった。アジア経由のクルーズだと、台湾や東南アジアを経て、日本の都市、博多、大阪、東京、札幌、新潟、金沢など、点々と巡るらしい。クルーズの盛んな国オーストラリアらしい
クルーズではご夫婦参加が圧倒的に多い。ひょっとして座席の配置は、大人数のファミリー、ご夫婦、カップル、団体さんという具合にある程度、エリアが決まっているのかなと思う。レストランは、知らない者同士のおしゃべりが始まる大切な場所だ。おしゃべりが弾むよう、同じような環境の人たちを一緒にしているのかなと思う。子供さんが4人という、このご夫婦に、nabeさんは「wife die, husband die, and we marriage.」と、わたしたちの状況を説明していた(^_^;)

アフタヌーンティー(2022/12/7-12/21)

3時のおやつに、アフタヌーンティーに出かけてみた。レストランのソファーに座って待っていると、ケーキやサンドイッチなどをトレイに載せた人が回って来る。あれと、これを、と選んで、プレートに載せてもらう
 
でも、こんなことなら「インターナショナル・カフェ」に行って、さっさと好きなケーキを取ってもらった方がよっぽど早いと気づいた。せっかちなわたしは二度とアフタヌーンティーには行かなかった

イスラムのクリスマス「(2022/12/18)

「ハヌカ」が何なのか、よくわからないまま、暇なので出かけた。会場をのぞいて、様子がちょっと違うのに気づく。皆さん、頭にちょこんと白や黒の帽子を載せている。ようやくユダヤ教関連だと気づく。nabeさんは「関係ないから帰ろうよ」と言うが、何をするのか、見たくて粘ることにした。
ワインが配られ、砂糖菓子のようなものまで頂いた。もう、すぐに帰る訳には行かない(^_^;)。さて、何が始まるのかなぁと眺めていたら、冊子が配られ、歌が始まった。
2曲ほど口をパクパクしてたら、歌が終わり、またワインを飲んだり、お菓子を食べたり、何やら不明な食べ物を食べたりと、自由時間になったので、退散した。

後で調べたら、ハヌカとは、ユダヤ教の年中行事のひとつで、エルサレム神殿の奪回を記念する行事だという。この祝いには必ず燭台が必要とのこと。そういえば、燭台と一緒に記念写真を撮っている人もいた。
現在では、キリスト教のクリスマスのように、子供たちが両親からプレゼントをもらう日になっているそうだ

ズンバとラインダンスで発散(2022/12/7-12/21)

デッキ18のセンターコートで朝9時からズンバをやっていて、参加していた。ズンバの次にはラインダンス(足を上げるダンスじゃなくて、みんな一緒にラインのように踊るダンス)がある。カンカン照りなので、影のあるところで踊っていたが、ひとり、モーレツな踊り方をされる方がいて、その方が意外にも日本人だった。その女性はシドニー在住の方でよくおしゃべりをした。そして、「どうしてゼロコロナ政策中なのに、こんなにたくさんの中国人が船に乗っているのか」というわたしの疑問を解いてくれた。
実は海外に脱出した中国人は、「香港経由で出国したり、わいろで国外脱出をしてる」そうなのだ。妙に納得できる回答だった

果物や野菜のカーヴィング

中国の人がよくやっているカーヴィング。実際に作るのを見たのは初めてだった。スイカなど、刺繍のように細かくカットして、見事に切り刻んだ彫刻を見たことがある。しかし、今回のカーヴィングはすごくダイナミック?だった。ブスブス串でそのままナスやキュウリを差す。あれなら、ちょっと練習すれば、わたしにもできそう?(^_^;)
船内のマップ16階(2022/12/7-12/21)   
16階はなにかとよく行く場所なので、マップを載せてみた
   
16階デッキ前方には、全天候型ファウンテン・プールやジャグジー、ヌードルバーやロブスター・グリルがある。真ん中にはシーウォーク 16階デッキ後方には、ビュッフェの「ワールド・フレッシュ・マーケットプレイス」、「ベーカリー」、「アイスクリームバー」がある
親切&優しい日本人クルー(2022/12/7-12/21)
すっかりお世話になったmisuzuさん。お隣りは夜勤勤務のyasuhikoさん。わからないことがあるたび、nabeさんはmisuzuさんのいるゲストサービスデスクへせっせと通った。わたしはyasuhikoさんから日の出、日の入りの時間を教えてもらった 背の高いnabeさんと同じ背の高さということは、misuzuさんは170cm以上。ピアッツアでダンスするゲストたちを眺めていた時、misuzuさんは踊り出しそうだった。今回は日本人クルーが5人で、日本人ゲストは8人、などという情報を教えてくれたのもmisuzuさんだった

次は 11.乗船前のシドニー1泊/オーストラリア

豪州&南太平洋クルーズTOP 「旅いろいろ」TOP  「アイビーネット」TOP