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わずか200人ほどの住民しかいない火山の島「ドラヴニ」。海も村も自然のまま。村の人たちは働き者でボートで島一周やマッサージ、ヘアー編みなど、手作りツアーを用意している。観光客たちは手つかずのビーチやシュノーケル、ドラヴニ島の頂上トレッキングなど、自然を満喫できる |
手つかずの美しい小島「ドラヴニ」(2022/12/16) |
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マジェスティック・プリンセス号からテンダ―ボートでドラヴニ島の桟橋に到着した。桟橋からドラヴニ島を初めて見た景色がこの一枚の画像だ。驚きは海の透明度。半端じゃない透明度なのだ。この透明度が世界で4番目に大きなサンゴ礁を守っているのかと納得する。もちろん、この海はコーラルケイ保護区となっている。実はこの島、誰でもが訪れることができる訳ではない。この島を訪れることができるのは特約したクルーズ船だけなのだ | ||||
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島に到着して、今度は沖に目を向ける。視線の先にマジェスティック・プリンセス号が浮かんでいた。さえぎるものが何もないからだろうか、ほんのちょっと先に停泊しているように見える。右手の小さな桟橋が今、下りてきたドラヴニ島の桟橋 |
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ドラヴニの白いビーチはだだっぴろい。遠浅の海だからだろうか。この白い砂浜が一層、海の透明度を際立たせている | ||||
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一歩ビーチから離れると、芝生のような草が一面に覆っていて、大きなヤシの木の木陰が素敵な憩いの場を作ってくれる | ||||
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波間を揺らす模様さえ、白いビーチは光の模様として、映し出す。美しい自然の中で心が洗われていく |
ドラヴニの人たちは働き者(2022/12/16) |
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ドラヴニの大人はもちろん、子供たちも働き者だ。観光客のために歓迎の歌を歌ったり、商品を並べたり、売り子になって道行く人に声をかけたりと、実によく働いていた | ||||
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お兄ちゃんたちはココナッツジュース売りで頑張り、この小さなおチビさんは隣りの小さなお兄ちゃんと一緒にアクセサリー売りのお手伝い | ||||
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ココナツが売れると、ナタでココナツの実を割る。そして、新鮮なココナツジュースを飲んでもらう | ||||
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せっかくの笑顔が逆光で見えなくなってしまった(涙) | マッサージの店を手作り中。のんびりと金づちで布を柱に打ち付けていた。屋根の材木があちこち思い切りはみ出しているのはお愛嬌?(^_^;) | |||
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こちらは机と椅子を置いた緑いっぱいのレストラン。タロイモなどの現地料理を出すのだろうか |
1人、ドラヴニの頂上に登る(2022/12/16) |
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こちらが島で一番高い、丘のような頂上。既に登っている小さな人影も見える。40分ほどの道のりということだったので、なめてかかったら、途中から息が切れ、苦行となった。ぎらつく太陽がそのままグサグサと身体に突き刺さってくる。何度もくじけそうになっては、行きかう人たちから励まされて、どうにか乗り切った |
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道の途中で豚小屋があって、豚の親子が鳴いていた | ||||
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ヤシの木の遊歩道に魅せられて、道が平らの間は元気にグングンと歩いていたが・・・ | 木陰に入ると、ぐっと涼しく、木陰がなくなると、ギラギラの太陽に直撃される。天と地の差に翻弄される |
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ここからが地獄と化す。道は苦手な上り坂となり、太陽はギラギラと頭や肩に突き刺さる。うつむいて、我慢して歩くしかなかった |
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頂上が見えて、ほっとする。余程、くたびれ果てて見えたのか、行きかう人が激励の言葉をかけてくれる。その言葉に元気づけられて、どうにか足を踏み出すことができた |
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頂上に到着すると、大きな石がゴロゴロしていて、日陰などなく、休む所もなかった(涙)。そうだ、ドラヴニは火山の島だったか、と遅まきながら気づく |
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こんな所に長居は無用、とばかりに、頂上の360℃の景色を大急ぎで写して、さっさと引き返すことにした。マジェスティック・プリンセス号の姿や、小さなドラヴニの桟橋、白いビーチが見えた |
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桟橋の反対側の海は、入り江が入り組んでいて、サンゴ礁のようにも見えるが、詳細は不明。こんもりとした樹々が山を覆い、道は見えなかったので、船でしか、回れない場所のようだった |
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帰りの下り坂は楽勝。トントンとリズミカルに下って、さっきのくたびれ果てた自分のことは忘れて、登ってくる人たちに「You can reach the top, soon」」などと、自分が言われた通りの言葉をかけて、疲れ顏の人たちを激励した(^_^;)。nabeさんは道半ばの木陰でのんびり座り込んで、わたしを見るなり、「水、飲む?」と聞いた |
風にそよぐカラフルな布「スル」(2022/12/16) |
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ドラヴニではあちこちで、カラフルな布「スル」が風に揺れている。不思議に揺れるスルを見ていると、風を感じて、涼しくなった | |||
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揺れるスルに惹かれて、テーブルクロスにしてみようかと、黒地の柄を探していたら、先に来ていたお客さんが目の前でわたし好みの布を買ってしまった(^_^;)。お店の女の子に同じものはないのかと探してもらったが、残念ながら見つからなかった |
小学校がたったひとつだけの村「ドラヴニ」(2022/12/16) | |||
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ドラヴニにある施設といえば、桟橋と小学校(ドラヴニ プライマリ スクール)だけ。曲がりくねった小石の細い道が今の暮らしを支えている。実はドラヴニは近年見つかった島で、「今のままの状態を残そう」という意図から観光化しない方針が取られているそうだ。だからこそ、ここにはホテルも店もない |
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小学校の前の道は唯一広々としていて、観光客たちが行き交う道になっている。草が程よい感じで砂地を覆っているので、観光客たちも裸足になって歩いていた |
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道を歩いていると、よく、民家の前に出てしまう。ついでに写真を一枚撮らせてもらった。カラフルな家は上床式で、陽をさえぎるためか、大きなカーテンが軒下に設置してあった | |||
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塀も囲いもないので、民家との境がない。だから、民家の庭に入り込んでも村人は気にしない |
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新しい家の屋根にソーラーが設置されていた。昔ながらの家の前にも、柱の上に付いているのはソーラー。電気のなかった村にも自然を破壊しない形で電気が使われているようだ |
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ドラヴニの海も村も満喫して、テンダ―ボートに乗り、マジェスティック・プリンセス号に戻った |