秩父のメイン通りに到着したのは午後1時過ぎ。通行止めを指示する警察官の姿が目立つだけで、まだ町はのんびりと準備の最中(^_^;)。屋台の店先で焼きあがったばかりのお好み焼きからもくもくと湯気が立ち上っていた。駐車場は一日駐車で500円と格安(^_^;)。小・中学校の校庭など駐車場は9ヶ所あり、午後3時前なら、駐車可能とのこと。午後3時過ぎには満車になるので注意。意外にもお昼頃なら、車も渋滞せずに進む。

ぐるりと山に囲まれた秩父。小鹿野(おがの)から秩父へのひと山越えの山道はヘアピンカーブは目じゃないすごさだった(^_^;) 秩父は材木と製糸で栄えた町。今も至るところに材木屋や製材所が点在する

中心街にあるスーパー矢尾の駐車場はこの日は遊園地。食料品調達はここが便利。玄米から新米まで米の種類が豊富なのにはびっくり。精米機で3分づきや5分づきもできる 屋台や山車につけるため、準備されたぼんぼり。ひとつの屋台や山車に、百近いちょうちんやぼんぼりが付けられる

金のふすま、金糸の刺繍がほどこされた屋台舞台。この屋台は釘を一本も使わずに毎年祭りのたびに組み立てられる。重さは10数トン 準備もたけなわの屋台。肩脱ぎした赤の襦袢姿の祭りの主役・囃子手。囃子手は、曳き手の下積み時代を経て、一握りの人が選ばれる栄誉ある役目だ 屋台舞台の後には総刺繍の見事な鯉の滝登りがほどこしてあった

秩父市役所前の「御旅所(おたびしょ)」でちょうんちんやぼんぼりを付け終え、後は日が暮れるのを待つ中近(なかちか)笠鉾。この時がじっくりと見るチャンス 真正面から見た笠鉾。階段といい、彫刻といい、全てピカピカ。総体黒漆塗りだそうだが、こんなに豪華な山車は見たことがない(^^)

御神馬は2頭。初穂料を払うと、馬にエサを上げることができる 派手な襦袢姿で、今年のカレンダーを売っていた。10数トンの屋台を引っ張る太くて長い綱が印象的だった

日も暮れて、そろそろ出発時刻。ぼんぼりやちょうちんに明かりを灯す。若者は点火ライターで火をつけ、その隣りでは年配の男性がろうそくで灯をともしていた(^^) 「御旅所(おたびしょ)」前の笠鉾。秩父最大の鉾で、白木造りの下郷笠鉾(したごうかさほこ)。日も暮れ、秩父の山並みが黒く迫る。さぁ、秩父夜祭りの始まりだ!

秩父夜祭りの一部始終

豪華絢爛、秩父夜祭りの一部始終! 秩父夜祭りのTOPページ アイビーネットへもどる