青い街シャウエンと白い街ティトゥアン2017.10.22Chefchaouen
迷路のように入り組んだシャウエンの街は、壁も窓も階段もドアも、水飲み場もゴミ箱もみな青く彩られている。部屋の中まで青いらしい。フェズのリフ山脈のふたつの山に、はさまれた場所に、「山のてっぺん」の意味をもつ青い街シャウエンと、世界遺産の白い街ティトゥアンのふたつの街がある
シャウエンChefchaouen青一面の景色に悩殺!2017.10.22
シャウエンは「青の街」として、人気の観光地。ところで一番最初に青く塗ったのはゲストハウスだったとか。それから次々に青色が広がったそうだ。もともと、青はユダヤ教にとって神聖な色であること、また虫よけにもなり、涼しく感じることからも一気に街中に広がったようだ
シャウエンの人気撮影スポット。実際に住民が住んでいて、時折、住民が顔を出し、慌てて、首を引っ込める。人気スポットとなって、住民が迷惑しているだろうなと感じる <上>山の湧き水を引いた見事なタイル張りの水飲み場。<下>身体をすっぽり隠す2人のチャドル姿は青の中のシルエット
昔は金持ちが使用していたクッションが、今は庶民にも広がり、土産としても人気に
狭い石段の、左右から迫る壁も扉も、一面がフェニキアンブルーだ 愛らしい色とりどりの塗料の店。これらの染料を混ぜて、好みの青色を作るらしい
緑の植木で飾られた家の色は鮮烈な青色 入り組んだ階段と細い路地へひと筋の光が入り込む 市場で見たアロエから作った伝統衣装の装飾に使うカラフルな糸
青いペイティングの壁絵の先に、ブルーのヒシャブをかぶった女性。まるで夢の中のひとコマのよう
至る所に水飲み場が点在 山の湧き水なので、冷たくて美味 お洒落なディスプレイの店
いきなり可愛い看板が目に飛び込んでくる 右下の山はゴミ山のように見えるが、実はパン焼きのために使う貴重な材木などの燃料 こちらがパン屋さん。食事に毎回出てくるホブス(パン)。その中でも、マハラシュが典型的なパン
路地の向こうから子供たちがやって来た。ボールペン作戦を敢行(^0^)。だが、ボールペン探しでモタモタしたせいか、さっと来て、さっと消えたので肝心の笑顔が撮れなかった(^-^; <上>青色が少ない場所を発見 <下>水飲み場で頭を突っ込んで水を飲んでいた男の子
こぼれ陽の光と陰が織り成す不思議な紋様。また、玄関の扉も素敵だ
シャウエンChefchaouenシャウエンの若者たち2017.10.22
あ、ソフトモヒカンカット!と、気づいて、見つめていたら、意思が通じて、決めポーズ いつの間にか、ソフトモヒカンの若者ばかりを探している自分に気づく(^-^; カメラを指さすと、笑顔が返ってくる。お礼に、日本式に頭を下げて、お辞儀をする
シャウエンの旧市街メディアの入り口にある大学の入り口で他愛なく、戯れていた学生たち 若者の店番発見。アルバイト?モロッコの若者の失業率は25%
こちらはハードモヒカン?三つ編みで頭部の髪をまとめた斬新なヘアー。「あなたのヘアースタイルはベリーナイス!」と褒めたら、ちゃーんと後ろ髪を写させてくれた。友達がクスクスと肩で笑っていた nabeさんは覚えたてのアラビア語で挨拶。東洋人から、いきなりアラビア語で挨拶されて、びっくり顔の若者たち
シャウエンChefchaouennabeさん、インタビューを受ける2017.10.22
nabeさんが消えたので探したら、驚いたことにインタビューを受けていた! どこから来たのか、何日の旅なのか、など、聞かれたようだ。「ようだ」と書いたのは、「何、質問されたの?」とわたしが尋ねた時、「よくわかんなかったんだよなぁ」と言ったから(^-^;。マイクだけで、カメラマンがいなかったので、ラジオ番組だったのだろうか?
シャウエンChefchaouenウタハマム広場でモロッコ人と交流2017.10.22
観光客たちの待ち合わせ場所になっているのか、広場は人が多い。フリータイムになり、広場の中心の噴水のところに座って、大道芸のパーカッションのグループ演奏を聴いていた
多分、大学生だろうか、騒がしい一団が現れ、パーカッションの演奏の前で、踊り出す
そんな騒ぎを眺めている時、隣りの人がわたしたちに「日本人か?」と話しかけてきた。わたしも「ツーリストですか?」と三人組に質問する。そうだという。どこの国の人かなぁと思ったら、モロッコ人だった(^-^;。地図を見せると、彼らはラバトの近くの街から観光で来ていた。ちょうど2日前にラバトに宿泊したので、「ラバトはきれいな街ですね」など、わたしたちのモロッコ一周旅行のコース地図を見せたりして、フリータイムの間、おしゃべりを楽しんだ
リフ山脈の標高600mの山腹に、シャウエンの街は密集している
かつてのキャラバンサライ(ラクダの隊商と泉)の広場の水飲み場で、ママが来るまで、小さな子供が洗濯のお手伝いをしていたのが印象的だった
nabeさんのUチューブ
<リフ山脈の山腹に拡がるシャウエン>  2017.10.22
標高600mのリフ山脈の山腹に拡がるシャウエンの街並み
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シャウエンChefchaouenケバブを食べた「バブ・スール」2017.10.22
まるで個人宅のようなレストラン「バブ・スール」 定番の色とりどりのモロッコサラダと定番のホブス(パン) 店の外には、おこぼれを待つネコがいっぱい
あいにく、ここはアルコールなし。ザクロジュースを頼んだら、濃厚でおいしかった。牛肉と鶏肉のケバブのランチ。デザートは可愛い盛り付けの季節の果物。このレストランには菅野美穂も来たそうだ
シャウエンChefchaouen夜のシャウエン探訪2017.10.22
ホテルで夕食後、コンダクターの上田氏、現地ガイドのザイードさん、ドライバーのモハメドさん、アシスタントのイブラヒモさんのスタッフ4名、ツアー客7名で夜のシャウエン散策に繰り出した。シャウエン入り口でバスを降りると、舗道にはエスカルゴの店がずらり。熱いスープが人気なのか、繁盛していた
個人旅行だったら、きっと立ち寄っただろう可愛い店を横目で見ながら、シャウエンの坂道を上っていく
暗い。ともかく暗い! 昼間の撮影スポットも、フラッシュをたかないと写らない。ザイードさんがいるから、歩けるものの、二人きりだったら、そそくさと退散したはずだ。ほとんどの店は閉店しているが、たまにチラホラ開店している店もある
夜のシャウエンで、ウタハマム広場だけは、唯一、昼間のように、にぎやかで明るく、グランモスクの塔がライトアップされていた
nabeさんのUチューブ
<夜のシャウエン探訪>2017.10.22
モロッコ音楽が流れる中、夜のシャウエンはまだ宵の口
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ティトゥアンTetouanティトゥアンで見つけた青空市場2017.10.22
ティトゥアンへ向かう道すがら、青空市場に出くわした。日曜日の早朝に開かれる大規模な青空市場のようだ
服装や帽子からすると、ベルベル人をはじめ、山の民なども物売りに来ているようだ。モロッコの人たちは新鮮な素材にこだわる。そのため、市民はこぞって朝採りの野菜を買いに来る
ティトゥアンTetouan世界遺産の白い街ティトゥアン2017.10.22
ティトゥアンはスペイン文化が色濃く残った街。旧市街メディナは世界遺産なのにあまり知名度がないのか観光客は少ない。シャウエンが青い街なら、ティトゥアンは白い街。眼下に白い旧市街メディナと新市街がリーフ山脈を背に拡がる
かつてスペイン軍の拠点だった王宮とハッサン二世広場の整然とした様子
「警護の人たちを写してはいけませんよ」と言われたが、既にシャッタ―を押した後だった(^-^; 池のタイル装飾と、三毛猫の色合いが似ていて、微笑ましい
朝のティトゥアンのまだ閑散とした新市街で、さっそく素敵な男性たちと朝のご挨拶(^=^) アールデコ調の真っ白なヨーロッパ風の建物が立つメフディ広場
ママとお揃いの布地の、ジェラバ風コートが可愛い女の子 掃除をするなど、店の準備中
ティトゥアンTetouanティトゥアンの旧市街のスーク(市場)散策2017.10.22
スークには修理屋さんが多い。モロッコでは、物を修理しながら大切に使う精神が根付いている。こちらは「なんでも修理屋さん」。棚から物もはみ出ているが、よく見ると、整理整頓されている こちらは靴屋さん。さまざまな靴が出番を待っている
モロッコの人気の土産はナツメヤシの木の実「デーツ」。栄養価も高く、日持ちする。他にもイチジクやプルーン、あんずなど、高級ドライフルーツもモロッコならお手ごろ価格
鶏肉は生きたまま、売り買い オリーブは想像を絶する安さ 緑のサボテンの実も並ぶ
ビニールや布の手作り日よけ メディナの中で一服していた人たちも笑顔
ティトゥアンTetouanティトゥアンのえとせとら2017.10.22
メディナ(市場)で見つけた貫禄いっぱいの看板。劇場の看板なのだろうか?
近代的な街並みをおばあさんがロバを引いて通り過ぎる。ティトゥアンは新旧がうまくマッチした街だ

次は 5.世界遺産の迷宮都市フェズFez

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